災害対策・通信品質の向上への取り組み


災害対策

UQでは、大規模な災害や事故が発生した際に、お客さまの通信を最大限確保するとともに、会社として守るべき各種資産の損害を最小限にとどめ、災害時における体制を確立し、事業活動の復旧・継続を実現するための災害対応マニュアル・BCPを策定しています。また、災害対策本部による災害対応訓練の実施など、災害時の速やかな事業復旧に向けての取り組みを強化しています。

災害時にUQ車載基地局を立ちあげる様子

KDDIとの合同災害対策訓練

  • 2025年1月24日、横浜市みなとみらいで開催された「2025 KDDI災害対策訓練」に参加し、UQ車載基地局の展示を実施。
  • 社外の参加者に災害復旧活動の取組みとして、KDDIと密に連携し対応していることを説明。

KDDI災害対策訓練の様子(2025年1月24日)

車載基地局の配備

車載基地局には、WiMAX 2+無線機のほか、アンテナ、バッテリー等を搭載しており、この1台で電波を発信することができます※。災害など緊急時のエリア対策として、いつでも出動できるよう準備しています。
また、東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケットなどのイベント時のエリア対策としても出動しています。

※バックホール回線は別途必要です。

衛星回線の導入

非常時の通信手段確保手段として、Starlink回線を利用。能登地震(24年1月)の復旧対応時には、5局の応急復旧を実施しています。

全国基地局へのUPS(無停電電源装置)の設置

非常時の停電に備え、WiMAXの基地局に、UPS(無停電電源装置)の設置を進めています。
配備済UPS 2025年5月実績
24時間タイプ 2,502局
3時間タイプ 18,382局
(上)24時間タイプ(下)3時間タイプ

被災地支援

災害発生時は、災害救助法が適用された地域のお客さまを対象に、ご利用料金の支払期限の延長等の支援措置を実施しています。

品質向上の取り組み

お客さまの声のうち、特に通信品質・エリアへのご要望は日次で全件精査し、エリアシミュレーションによる検討、現地調査なども行って、対策検討しています。

エリアシミュレーターでの作業

社員によるエリア調査