災害対策・通信品質の向上への取り組み


災害対策

UQでは、大規模な災害や事故が発生した際に、お客さまの通信を最大限確保するとともに、会社として守るべき各種資産の損害を最小限にとどめ、災害時における体制を確立し、事業活動の復旧・継続を実現するための災害対応マニュアル・BCPを策定しています。また、災害対策本部による災害対応訓練の実施など、災害時の速やかな事業復旧に向けての取り組みを強化しています。

災害時にUQ車載基地局を立ちあげる様子

KDDIとの合同災害対策訓練

グループ会社であるKDDIとともに、大規模災害を想定した災害対策公開訓練を実施しています。
2017年2月に2社間で災害協定を締結し、災害時の相互支援体制を強化しました。

可搬型基地局設営訓練の様子(2019年3月)

災害対策本部による参集訓練

非常時に備え、大規模災害を想定し、災害対策本部が集まる定期的な訓練を実施しています。

参集訓練の様子(2019年7月)

車載基地局の配備

車載基地局には、WiMAX 2+無線機のほか、アンテナ、バッテリー等を搭載しており、この1台で電波を発信することができます※。災害など緊急時のエリア対策として、いつでも出動できるよう準備しています。
また、東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケットなどのイベント時のエリア対策としても出動しています。

※バックホール回線は別途必要です。

衛星回線の導入

非常時の通信手段確保手段として、2021年3月に初のWiMAX2+向け衛星回線を導入しました。
停電や回線障害が長期化するエリアへ、衛星回線を利用した可搬基地局を設置することで、被災地のエリアを迅速に復旧できるようになりました。

衛星回線導入トライアルの様子

全国基地局へのUPS(無停電電源装置)の設置

非常時の停電に備え、WiMAXの基地局に、UPS(無停電電源装置)の設置を進めています。
配備済UPS 2020年3月実績
24時間タイプ 2,511局
3時間タイプ 18,360局
(上)24時間タイプ(下)3時間タイプ

被災地支援

災害発生時は、災害救助法が適用された地域のお客さまを対象に、ご利用料金の支払期限の延長等の支援措置を実施しています。

品質向上の取り組み

お客さまの声のうち、特に通信品質・エリアへのご要望は日次で全件精査し、エリアシミュレーションによる検討、現地調査なども行って、対策検討しています。

UQお客さまセンター(新型コロナウィルス対策中)

エリアシミュレーターでの作業

社員によるエリア調査