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Wi-Fiのaとgの違いとは?それぞれの特徴や主に使うシーンを解説

Wi-Fiのaとgの違いとは?それぞれの特徴や主に使うシーンを解説 Wi-Fiのaとgの違いとは?それぞれの特徴や主に使うシーンを解説

ネットの接続にWiFiを利用している方も多いのではないでしょうか。WiFiのSSID(接続先の名前)には、「a」と「g」の2種類が存在している場合があります。

WiFiのaとgはそれぞれ特徴が異なるため、違いを理解すればより快適にWiFiを利用してネットを楽しむことができるでしょう。

この記事ではWiFiのaとgの違いや、それぞれの特徴、主に使うシーンなどについて解説します。

ITライターの伊藤さんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。

  • 記載の情報は2023年11月時点のものです。

この記事を監修した方:ITライター 伊藤浩一

月間30万PVを超えるブログを運営。発信力が強みのITライター。ブログ「伊藤浩一のモバイルライフ応援団」主宰。

モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。WEBニュースへの寄稿、モバイル関連書籍の執筆など多方面で活動している。

Wi-Fiのaとgの意味とは

WiFiとは、無線LANの普及促進を行う業界団体「Wi-Fi alliance」が、無線LAN標準規格認知のために名づけたブランド名であり、有線ケーブを必要とせずにネットへの接続を可能にする無線LANの一種です。

WiFiを利用するためには、電波をスマホやパソコンなどの端末に届けるためのWiFiルーターが必要になります。

WiFiルーターによっては、周波数帯の異なる「a」と「g」の2種類のSSID(接続先の名前)があり、各周波数帯は下記のようになっているので、覚えておきましょう。

  • a:5GHz帯
  • g:2.4GHz帯

WiFiのaとgは特徴が異なるため、使い分けると快適な通信環境を構築できる可能性があります。

Wi-Fiのaとgの違い

WiFiのaとgは、使用する周波数帯に違いがあります。周波数帯はそれぞれ特徴が異なるため、主な特徴を確認しておきましょう。

a(5GHz帯)の特徴

WiFiのa(5GHz帯)には下記のような特徴があります。

メリット

  • 干渉源が少ない
  • 通信速度が速い

デメリット

  • 古い端末では対応していない
  • 障害物に弱い
  • 電波の届く距離が短い

5GHz帯は、主にWiFiで利用される周波数帯のため、電子レンジやテレビなど、電化製品からの電波干渉を受けにくく、通信が安定する傾向にあります。また、2.4GHz帯よりも、通信速度が速い点も特徴です。

ただし、5GHz帯には壁やドアなどの障害物・遮蔽物に弱いという特徴があるため、ルーターと端末の距離が遠くなると、電波が弱くなり、通信が不安定になる可能性があります。

なお、古い端末は5GHz帯に対応していない場合があるため、WiFiのaを利用する際は、端末側が5GHz帯に対応しているかも確認しておきましょう。

g(2.4GHz帯)の特徴

WiFiのg(2.4GHz帯)の特徴は下記です。

メリット

  • 電波の届く距離が長い
  • 障害物に強い
  • 対応している端末が多い

デメリット

  • 電波の干渉を受けやすい

2.4gGHz帯の特徴は、障害物・遮蔽物に強いため、広い範囲に電波を届けることができる点です。

また、2.4GHz帯は、古いWiFiの規格でも利用されている周波数帯のため、多くの端末が対応している点もメリットでしょう。

ただし、電子レンジをはじめとした多くの電化製品では2.4GHz帯が使われているため、他から電波の干渉を受けやすい点には注意が必要です。

Wi-Fiのaを使った方が良い場合

WiFiのaとgは特徴が異なるため、使い分けると効果的です。まずはWiFiのa(5GHz帯)を使ったほうが良い場合を紹介するので、確認しておきましょう。

高速通信・安定性が必要なコンテンツを利用する

WiFiのa(5GHz帯)は、g(2.4GHz帯)に比べて通信速度が速く、電波の干渉も受けにくいため、通信が安定する傾向があります。

そのため、動画視聴やビデオ通話、オンラインゲームなど通信速度・安定性が重要になるコンテンツを利用する際は、WiFiのaを利用すると、より快適に楽しむことができるでしょう。

ただし、WiFiのaは、障害物・遮蔽物に弱いため、ルーターと端末の距離が離れすぎでしまうと、逆に通信が不安定になってしまうこともあります。

電波干渉を受けやすい環境

2.4GHz帯は、電子レンジやBluetoothなどでも使われる周波数帯です。WiFiルーターの近くに、電波を発するものがあると、電波干渉を受けやすくなってしまうため、このような電波の発信源が多い環境ではWiFiのa(5GHz帯)を使ったほうが良いでしょう。

また、集合住宅では、隣の部屋からの電波の影響を受けることもあるため、WiFiのaを使うことで電波干渉を防ぐことができ、通信が安定する可能性もあります。

伊藤さん

一般的に、家庭で常用する場合は、aを積極的に活用した方が、安定して高速な通信ができます。

外出先で、公衆WiFiなどの電波が多いようなシーンでも、aを利用することで、通信が安定する場合がありますので、活用しましょう。

Wi-Fiのgを使った方が良い場合

次にWiFiのg(2.4GHz帯)を使ったほうが良い場合を紹介します。

ルーターから離れた部屋でWi-Fiを使う

WiFiルーターの設置してある部屋から離れた場所でWiFiにつなげる場合は、WiFiのg(2.4GHz帯)を使ったほうが良いでしょう。

WiFiのa(5GHz帯)は電波の届く範囲が短いため、ルーターと端末の距離が離れ過ぎていると、通信が安定しない可能性があります。

一方、WiFiのgであれば電波の届く範囲が広いため、ルーターと端末が離れた場所でも通信が安定するでしょう。

ただし、WiFiのgは電波干渉を受けやすいため、環境によっては電波干渉を受けてしまい、通信が安定しないこともあるので注意してください。

ルーターから離れた場所で安定してWiFiをつなげたいのであれば、状況に応じて中継器を活用するのもおススメです。

古い端末でWi-Fiを使う

最新の端末や機器はWiFiのa(5GHz帯)に対応しているものが多いものの、古い端末や機器に関しては未対応のケースがあります。

端末側でWiFiの接続設定をする際に、SSIDの表示でWiFiのaが出てこない場合は、端末が5GHz帯に対応していないため、WiFiのg(2.4GHz帯)を選択してください。

伊藤さん

中継器以外の方法として、メッシュWiFiに対応している機器を利用する方法があります。

メッシュWiFiは、複数のWiFiルーターを設置して、網の目状にWiFiをカバーする方式です。広い家や、複数階数に渡る家などで有効な方法です。

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Wi-Fiのaとgを使う時の注意点

WiFiは無線通信でネットをつなぐことができて便利ですが、利用する際は注意点があります。WiFiのa(5GHz帯)とg(2.4GHz)を利用する時の注意点を紹介します。

Wi-Fiの通信規格によってどちらが使えるのかが決まっている

WiFiは通信規格によって、a(5GHz帯)とg(2.4GHz帯)のどちらを使えるかが決まっています。例えばWiFi 4以降の規格は下記の通りです。

WiFiの規格によっては片方の周波数帯しか利用できないため注意しましょう。

名称 規格名 最大通信速度 周波数帯
Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax 9.6Gbps 2.4GHz帯/5GHz帯
Wi-Fi 5 IEEE 802.11ac 6.9Gbps 5GHz帯
Wi-Fi 4 IEEE 802.11n 600Mbps 2.4GHz帯/5GHz帯

Wi-FiのaはDFSの制限を受ける場合がある

5GHz帯は、気象レーダーや航空機レーダーなどのレーダー波にも利用されています。レーダー波はWiFi電波より重要度が高いため、電波が干渉しないように、WiFiルーターにはDFS機能を備えることが義務づけられています。

DFSとは「Dynamic Frequency Selection」の略称で、レーダー波を検出した時点で5GHz帯のWiFi電波を停止する機能です。

WiFiのa(5GHz帯)は通信速度が速く、安定性が高い点が特徴ですが、DFSの制限を受ける場合があるため、状況によっては通信が途切れてしまうこともある点に注意しましょう。

Wi-Fiのaとg両方とも接続ができない時の対処法

WiFiのa(5GHz帯)でもg(2.4GHz帯)でも接続できない時は、何かしらの原因があり、原因によっては自分で対処できる場合があります。

WiFiのaとgの両方とも接続できない時の対処法を紹介するので、覚えておきましょう。

対処法1

ルーターと各端末を再起動する

WiFiルーターや各端末は電子機器のため、長期間電源を入れた状態で使い続けていると不具合が生じることもあります。

WiFiがつながらない、または通信が遅いと感じた時はルーターや各端末を再起動することで通信が正常になり改善される可能性があるでしょう。

基本的なルーターの再起動の方法は下記の通りです。

  • 1.ルーターの電源をオフにする(電源アダプターをコンセントから抜く)
  • 2.1分ほど度待ってから電源を再度入れる(電源アダプターをコンセントに挿す)

ルーターや端末の再起動方法は製品によって異なるため、詳細は取扱説明書や各メーカーの公式サイトなどで確認してください。

対処法2

Wi-Fiの設置場所を変える

WiFiルーターの置き場所が悪い場合は、家全体にWiFi電波が届かないことがあるため、ルーターは下記の点に注意して設置しましょう。

  • 床から1~2mの場所に設置する
  • できるだけ家の中心に設置する
  • 電子レンジなどの電化製品や、水槽などの湿気を含むものの近くに置かない
  • 金属製の棚など、電波を遮断する場所に置かない
  • ルーターにアンテナが内蔵されている場合、アンテナを向ける方向に注意する

WiFi電波は、WiFiルーターを中心にして全方位に飛ぶ性質があります。そのため、ルーターを設置するのであれば床から1~2mかつ、家の中心が最適です。

また、WiFi電波は電子レンジなどの電化製品から発せられる電波の影響を受ける可能性があるほか、電波には水や金属に吸収されやすいという特性もあります。

WiFiルーターの近くに電化製品や水槽があったり、ルーターが金属製の棚のなかにあったりする場合は、電波が端末に上手く届かないことがあるため、ルーター周辺の環境にも注意しましょう。

対処法3

契約している通信会社に問い合わせする

WiFiは無線LAN通信をするための技術であるため、回線とは違います。

ネットに接続するためには、大元となる固定回線(プロバイダ含む)や、モバイル回線の契約が必要です。WiFiがつながらない場合は、通信会社側に問題が生じていることもあるので、覚えておきましょう。

特定の端末だけではなく、他の端末でもWiFiが利用できない場合は、通信会社側で問題が生じている可能性が高くなるため、契約中の通信会社に問い合わせてみるのがおススメです。

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周波数帯も自動で切り替え。5G対応の進化したUQ WiMAX

WiFiルーターによってはSSIDに「a」と「g」の2種類があり、それぞれ周波数帯の違いを意味しています。

周波数帯によって特徴が異なるほか、WiFiの通信規格によってaとgのどちらが使えるかが決まっているため、内容をしっかりと把握しておきましょう。

■2.4GHz

メリット

5GHzと比較すると電波が回り込みやすい特徴があるので、壁や床などの障害物があってもつながりやすくなります。また、ルーターが置いてある部屋とは別の部屋にある機器につなげたい場合や、外などで使う場合に便利です。

デメリット

2.4GHzはWiMAXルーター以外にもワイヤレス電話の親機と子機をつなぐ通信や、電子レンジなどさまざまな家電にも利用されている周波数です。そのため、他の家電とWiMAXルーターで電波が干渉することがあり、速度が遅くなってしまう場合があります。

■5GHz

メリット

2.4GHzのデメリットとは逆に、5GHzは他の機器で使われるケースが少ないため、電波干渉されることがあまりなく、速度が速くなりやすいです。

デメリット

壁や床などの障害物に弱いため、PC・スマホなどとルーターが別の部屋にあると通信が不安定になりやすくなります。

クイックWebのWiFi周波数設定の自動設定がONになっていれば、2.4GHzと5GHzの周波数帯を自動で切り替えて接続できます。(Speed Wi-Fi 5G X12・Speed Wi-Fi HOME 5G L13)

WiMAXが近く障害物がない場合は5GHz、近くに障害物がある時は2.4GHzといったように用途に合わせて手動で使い分けることもできます。

以下で5Gにも対応したUQ WiMAXのホームルーターやモバイルルーターをご紹介します。便利で快適なUQ WiMAXをぜひチェックしてみてください。

無線でも有線でもギガスピード※1を体感できる、マルチギガビット有線LAN・Wi-Fi 6※2対応のホームルーターです。

高画質での動画閲覧や、オンラインゲームなどを快適に楽しみたい方におススメです。コンセントにつなぐだけですぐにWiFiを利用できる点も魅力です。

  • ※1 接続機器使用時の通信速度は、お客さまの通信環境と規格により異なります。
  • ※2 OFDMA非対応です。
  • 5Gは一部エリアで提供です。詳しくは下記ページでご確認ください。
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5GとWiFi 6※3対応で高速かつ安定した通信を利用できるモバイルルーターです。旅行中や通勤通学中もWiFiを利用したい方におススメです。

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