月々の携帯電話料金が高い!自宅のインターネット料金が高い!そんな風に思っている方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか?家計のやりくりにおいて節約は非常に重要です。やはり収入を増やすよりも支出を減らす方が簡単な場合が多く、食費などの費用削減に取り組まれている方もきっと多いでしょう。
しかし、実際に節約してみると目に見えるものを減らすのは想像以上に大変という事実を目の当たりにするケースもあります。通信費に関しては「目に見えにくい」ため節約方法が分かりにくいというのも事実…。
この記事では「通信費節約専門家」である私が、通信費の節約術について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
この記事を監修した方:
Green Echoes Studio代表 河村亮介
WEBサイト運営事業「グリーンエコーズスタジオ」代表、通信費節約の専門家として活動中。回線系WEBメディア「GreenWaves」の企画運営執筆を担当。回線系サービスに関する深い知見を活かし、さまざまな媒体で執筆や監修を手がけている。
「通信費」と聞いて何を思い浮かべますか?
恐らくは携帯電話料金や自宅のインターネット料金などを思い浮かべると思いますが、実際に「通信費」として括られるものの中身は少々異なります。
このように「切手代」や「郵便の送料」なども通信費に含まれているのです。今回は、一般的な認識に近い「携帯電話料金」と「インターネット料金」を中心に取り上げていきます。
一口に通信費と言っても、世帯人数やインターネット、スマートフォンの利用状況によって大きく異なります。政府統計を参考に世帯別の通信費の平均金額を見ていきましょう。
単身世帯※1 | 2人以上の世帯※2 | |
---|---|---|
携帯電話の利用料金 (本体価格は含まない) |
5,679円 | 12,748円 |
インターネット接続料 | 2,488円 | 4,417円 |
合計 | 8,167円 | 17,165円 |
過去のデータから見ても通信費は増大傾向となっており、私たちの生活の中でインターネットは欠かせないインフラの一つになっていることがわかります。この数字を見て「安い」と感じた方もいるのではないでしょうか?
特に単身世帯ではいわゆる「家族割」が適用されていない場合、大手キャリアのデータ無制限プランを利用していれば月額7,000円以上、かけ放題通話オプションを追加していれば9,000円近い出費となります。また、自宅に固定回線を引いている場合、固定費として月々に4,000円〜5,000円程度の出費です。
ご家族が多い家庭であれば、ご夫婦やお子様のスマートフォン料金を合計するときっとこれ以上の金額になっているケースも多いのではないでしょうか。目に見えない、分かりにくい通信費…ここが節約できれば生活にもゆとりが出るはずです。一緒に通信費の節約方法について見ていきましょう。
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通信費の節約方法について以下の記事でも詳しく紹介しております。
2021年には総務省の主導によってスマホ料金の大幅な値下げが行われましたが、実際に「安くなった」と感じている方はそれほど多くないように思います。
残念ながら、スマホ料金はご自身からアクションを起こさない限り劇的に安くなることはありません。ここではスマホ料金の節約方法について説明していきます。
節約を考える前にまずはご自身のスマホ利用状況を確認しましょう。
まずはお使いのスマホで月々どのくらいのデータ通信を行なっているか確認しましょう。ここを確認することで、契約している「基本データ容量」に対して「月間どれくらいデータを使っているか」がわかります。
基本データ容量に対して利用している量が少なければ、使い方に見合っていないプランということがわかるのです。
データ容量はスマートフォンでインターネット通信をするときに必ず発生する「通信料金」です。
データ容量はお使いの携帯会社の「マイページ」や「専用アプリ」などで確認することができます。
確認する際に「ユーザーID」と「パスワード」が必要になります。ユーザーIDやパスワードが不明の場合はお使いの携帯会社のカスタマーサポートなどで確認しましょう。
実は、使用するアプリによって月間データ容量は大きく変わってきます。例えばメールやLINEメッセージ、ニュース記事の閲覧などの用途ではそこまで大きなデータ容量は必要ではありません。
一方で、YouTubeなどの「動画サービス」やApple Musicなどの「音楽ストリーミングサービス」のほか、「オンラインゲーム」は比較的データ容量が多くなりやすい傾向があるため、頻繁に利用する方はそれが原因でデータ容量が多くなっている可能性が高いでしょう。
YouTubeを1時間見た場合のデータ容量
約0.5GB(約495MB)※3
スマホを使う場面は人によって様々でしょう。通勤通学時間を使って利用する方や帰宅後に自宅で多く利用する方もいます。
外出先でスマホを利用する場合、モバイル通信となるためデータ容量を消費しますが、自宅での利用が多い場合は光回線に接続された無線LANにWiFi接続をして使用するケースも多く、この場合はデータ容量を消費しません。
外出先での利用が多ければ相応のデータ通信が出来るプランが必要ですし、自宅での利用が多い場合は契約しているプランのデータ容量の上限引き下げも検討できるでしょう。
確認が済んだらいよいよスマホ代の具体的な節約手段について見ていきましょう。ここでは下記の2つがポイントです。
どの携帯会社でも、月間利用できる基本データ容量が小さいほど、月額費用が安価になるという特徴があります。前項でご自身のデータ容量に対して月間の基本データ容量が大きかった場合は、容量が小さいプランに変更することで費用を節約することができるでしょう。
一方で、毎月低速化してデータ容量をチャージしているようなケースであればご自身に見合ったプランに変更した方が結果的に費用の節約になることも少なくありません。
ただし、大手キャリア(メインブランド)の基本料金は1GB以下の基本データ容量でも3,000円以上となっており、ここに通話オプションを付加すると5,000円近い費用がかかってきます。
やはりメインブランドを利用していると節約できる金額に限度があるのです。そこでおススメなのが「携帯会社の乗り換え」です。
最近では「番号そのまま乗り換え(MNP)」に加えて「キャリアメールの引き継ぎ」も可能になりました。よって、電話番号やメールアドレスも変更せずに他の「より安い」スマホへ乗り換えることができるようになったのです。
ただし、「安い携帯会社=大手キャリアから通信網を借りている事業者(MVNO)」は手続きがインターネットのみとなっているところが多く、実店舗も少ないことから契約後のアフターサポートの不安があります。
また、混雑時間帯での通信速度の低下も懸念されるため「乗り換える」となるときっと躊躇する方も少なくないはずです。そんな不安を一挙に解決できるのが「UQモバイル」です。
UQモバイルはKDDI株式会社が展開するブランドです。UQモバイルはauショップで受付していることが多いため実際に対面で申し込むことが可能となっており、契約後のサポート対応も心配ありません。auからの乗り換えであれば「番号そのまま乗り換え手続き(MNP)」も必要ないため簡単に乗り換えることができます。
前述したように、外出先で動画サービスを利用する方はどうしてもデータ容量が多くなりやすいです。「見たい動画を我慢」してデータ容量を節約するのは、通信費節約にはなるものの生活が豊かになりません。
やはり現在のデータ容量を維持したまま料金を安くしたいのが本音でしょう。
UQモバイルではご自分の使い方にあわせて選べる3つのプランをご用意しています。データも通話も使いたいなら「コミコミプラン+」、使い方に合わせてムダなくおトクに使いたいなら「トクトクプラン」、手軽な料金で毎月スマホを持ちたいなら「ミニミニプラン」。
WiMAX +5Gの「ギガ放題プラスS」※4プランでは、通常月額料金4,950円/月のところ、「WiMAX +5G割」(682円/月割引)の適用で、13カ月間4,268円/月でご利用いただけます。
また、WiMAX +5GルーターとUQモバイルのセットで、家族全員※5スマホのご利用料金が最大1,100円/月割引になる「自宅セット割」が適用されます。(コミコミプラン+は対象外です。)
自宅のインターネット回線として、光回線を導入している方は「基本データ容量を気にしなくても良い」と考えているのではないでしょうか。光回線はモバイル回線とは異なり基本データ容量が明確に定められていないケースが多く、接続した無線LANにWiFi接続してインターネットを楽しんでいる方も多いです。
光回線などの固定回線についても、見直すことで通信費の削減が見込めます。早速見ていきましょう。
自宅のインターネット回線を節約する前に確認すべきことは下記の2つです。
まずは固定回線のプランと料金を確認しましょう。
最近では「回線使用料」と「プロバイダ料金」がセットになっているプランが主流となってきていますが、別々の請求となっているケースもあります。
やはり「セットで請求」となっているプランの方が料金としては安価になる傾向があるので、ご自身がどこで契約しているか、月額費用がどのくらいかかっているかを確認しましょう。
また、前述のように「スマホとセットで割引」がある固定回線プランも多くあるため、併せて確認することをおススメします。
利用している固定回線がない場合はこのまま読み進めてください。
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どのプロバイダで契約しているのか不明という方は、下記記事でプロバイダの確認方法をお伝えしていますので参考にしてください。
固定回線を導入している理由について再度確認しましょう。もちろん、基本データ容量を気にしなくて良いという理由が大半だと思いますが、光回線には通信速度の安定性が高いことや、モバイル回線に比べて応答時間が短いというメリットもあります。
「4K動画を快適に視聴したい」「オンラインゲームのタイムラグを可能な限り低くしたい」という用途であれば後述するホームルーターよりも光回線サービスの方が向いているでしょう。
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光回線とモバイル回線の特徴や用途の違いについて、下記記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
自宅でのインターネット環境の確認ができたところで、具体的な節約方法について解説していきます。
自宅のインターネット回線サービスの乗り換えを検討した際、その利用料金は使用するサービスによってそこまで大きく変わらないのが現状です。そこで利用したいのが「スマホとのセット割がある提携回線サービス」に乗り換える方法です。
例えば、UQモバイルやauでは、対象の料金プランとセットで利用することで「自宅セット割インターネットコース」や「auスマートバリュー」のように、お使いのスマホ利用料金から割り引かれるサービスがあります。
UQ WiMAXでは、WiMAX +5Gルーターと、UQモバイルが提供する「トクトクプラン」「ミニミニプラン」のいずれかに加入したスマホをセットで契約すると、「自宅セット割」の適用が可能でスマホの利用料金が1,100円/月割引されます。(「コミコミプラン+」は対象外です。)
auスマホとUQ WiMAXのセットの場合、対象の料金プランに加入していれば、「auスマートバリュー」を適用してスマホの利用料金が最大1,100円/月おトクになります。
UQモバイルやauのスマホとセットで、スマホの利用料金から毎月割引されておトクにネットが使えます。詳しくはUQ WiMAXのホームページをご確認ください。
自宅のインターネット回線として近年注目されてきているのが「ホームルーター」です。
ホームルーターはスマホと同じ「モバイル回線」を利用するサービスで、自宅のコンセントにさすだけで簡単にインターネット接続が行えるのが特徴です。固定回線のように回線工事を必要とせず、引っ越しする際も契約先住所を変更するだけで持ち運ぶことが可能なので、転居が多いお仕事をしている方や学生にもおススメです。
また、集合住宅では「VDSL方式」と呼ばれる光配線となっている場合があり、建物内の回線に「モジュラー回線(電話回線)」が使用されている影響で光回線が持つ理論値速度(主流は1Gbps)の10分の1程度(100Mbps)しか速度が出ないこともしばしば聞かれます。これはあくまでも理論値速度ですので、実測値はさらに遅い可能性が高いです。
こうしたマンションなどで固定回線の「速度が速い」というメリットが活かせない、また固定回線を引くことができない場合でもホームルーターは有効でしょう。
「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」なら下り最大4.2Gbps※6、上り最大286Mbps※6と快適に利用可能です。
以前のように「直近3日間の合計容量」を気にしなくて良くなったのも選ぶべきポイントの一つです。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
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ホームルーターの特徴やメリットについて、下記記事でも詳しく解説しています。
ホームルーターは利用するためにコンセントが必要であり、基本的には自宅で利用するサービスです。WiMAX +5Gではホームルーターの他にも持ち運べる「モバイルルーター」も存在するため、外出先でもたっぷりインターネットを利用したい単身世帯の方にはモバイルルーターがおススメです。
ご家族がいらっしゃる場合はモバイルルーターを一人が持ち出してしまうと自宅でのインターネット利用に支障を来す可能性がありますが、一人暮らしであればモバイルルーターを持ち運びお使いのスマホとWiFi接続すれば、いつでもどこでもデータ容量を気にすることなくインターネットを楽しむことができるでしょう。
Speed Wi-Fi 5G X12
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モバイルルーターの特徴やメリット・デメリットは下記記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
以上、通信費節約専門家が教える通信費節約方法と題して、スマホと自宅インターネットの節約方法について解説してきました。あなたの通信費節約につながるヒントは見つかったでしょうか?
残念ながら通信費の節約に関しては「知らないと損をしてしまう」ケースが多くあるため、少しでもスマホや自宅のインターネット料金を抑えたいのであれば正しい知識を身につける必要があるのです。少々難しい内容かもしれませんが、日々の生活にゆとりを持ちたいと考えているあなたであればきっとうまくいくと思います。
この記事があなたの節約の役に立てることを祈っています。