フリック入力とは、文字を入力する時にキーをフリックして入力する方法です。タッチスクリーンのあるスマホ独特の入力方法で、入力の仕方に慣れると、高速で入力することが可能になるなど、さまざまなメリットがあります。
この記事では、フリック入力の仕方やメリット、設定方法のほか、フリック入力に慣れるコツなどを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
フリック入力とは、キーをタッチした後に上下左右へフリックすることで文字を入力する方法です。例えば、スマホの「あ」を少し長押しすると、周囲に「い」「う」「え」「お」の文字が表示されます。
「あ」と入力したい場合はタッチするだけ、「い」「う」「え」「お」と入力したい場合には、文字が表示された方向へ指先を払うように入力する方法が、フリック入力の基本的な入力方法です。
フリック入力は片手で操作しやすく、慣れてくると高速入力ができるというメリットがあります。なお、フリック入力は英語のflick(フリック)に由来しており、「指先などではね飛ばす」という意味があることから名づけられた方法です。
スマホの文字の入力方法には、フリック入力以外にもいくつかの方法があります。主な入力方法は「トグル入力」と「フルキー入力」です。
トグル入力は、キーを数回タップすることで入力する文字を切り替える方法です。例えば、「あ」と入力したい場合は1回タップ、「い」と入力したい場合は2回タップというように、キーをタップする回数で入力したい文字を選択します。トグル入力は二つ折りの携帯電話でも使われていた入力方法です。
フルキー入力は、フリック入力やトグル入力と異なり、パソコンのキーボードと同じ配列の画面で入力する方法です。キーが「a」や「b」などのようにローマ字表記となっていることから、英単語などを入力しやすい方法となっています。フルキー入力で日本語を入力したい場合は、ローマ字入力での入力が可能です。
フリック入力には、他の入力方法に比べいくつかのメリットがあります。
フリック入力の大きなメリットは、文字入力のスピードを上げられる点でしょう。例えば「お」と入力したい場合、トグル入力で入力すると「あ」のキーを5回タップする必要があります。一方、フリック入力なら「あ」のキーにタッチした後に下へ指をフリックするだけで入力が可能です。
もちろん入力方法への慣れもあるので、フリック入力が誰にとっても素早く入力できる方法といえるわけではありません。しかし、フリック入力のほうが文字入力に必要なアクション数が少ないため、慣れてくるとトグル入力よりも素早く入力できる場合があります。
フリック入力を覚えると、記号の入力もスムーズにできるため、便利です。例えば「や」を少し長押しすると、左右に『「』や『」』の記号が表示されます。
フリック入力では、『「』や『」』などカッコを入力したい場合にひとつのアクションで入力することができます。
カッコのほか、感嘆符や疑問符、句読点などの使用頻度が高い記号もひとつのアクションで入力可能です。
日本語はひとつの行に母音ごとに5つの文字(あ、い、う、え、お)などがあります。フリック入力は、そのままタップで1アクション、上下左右で4つのアクション、合計5つのアクションがあり、それぞれに文字を入力可能です。
日本語の5つの母音と5つのアクションの数がマッチしているため、フリック入力は日本語の入力に適した入力方法だといえます。
フリック入力は多くのスマホで基本設定されていますが、フリック入力が可能か確認する方法をiPhoneとAndroidに分けて、以下でご紹介します。
iPhoneでフリック入力を有効にするための設定方法※1は、下記のとおりです。
1.「設定」アプリを開き、「一般」タップをします。
2.一般の画面を開いたら、下にスクロールして「キーボード」をタップします。
3.キーボードの画面にて「キーボード」をタップします。
4.キーボードのなかに「日本語 ー かな入力」があれば、フリック入力が可能です。
なお、iOSのバージョンにより、手順や表記が異なる場合があるので注意しましょう。
Androidでフリック入力を有効にするための設定方法※2は、下記のとおりです。OPPO Reno7 Aを使用した場合の操作例をご紹介します。
1.「設定」アプリを開き、「システム設定」タップをします。
2.「システム設定」の画面で「キーボードと入力方式」をタップします。
3.「キーボードと入力方式」のメニューで「Gboad」をタップします。
4.「Gboad」にて「言語」をタップします。
5.設定画面で「日本語」を選択します。
6.「12キー」のレイアウトを選択し、「完了」をタップすると終了です。
なお、Androidの機種やバージョンにより手順や表記が異なる場合があるので注意しましょう。
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フリック入力をはじめて行う時は、慣れるまで難しく感じるかもしれません。ここでは、フリック入力に慣れるためのコツをご紹介します。
はじめに、フリック入力でのキーの配置を覚えていきましょう。フリック入力の文字は、中央を中心に左から時計回りに配置されています。
「あ」を少し長押しして、左に「い」、上に「う」、右に「え」、下に「お」が表示されるのを確認してみましょう。同じ手順で「か」や「さ」の配置を確認していくと大まかな配置を覚えることができます。
大まかな配置を頭で覚えたとしても、指のアクションを自然に行うまでには時間がかかる場合があります。
その場合は、まずは上下を意識する方法がおススメです。
上には「う段」の文字が、下には「お段」の文字が表示されるので、それぞれを意識して文字入力を行います。
そして、左の「い段」、右の「え段」というように、はじめのうちはアクションを限定して入力していくと、スムーズに入力方法を身体で覚えられるケースがあります。
かなの入力に慣れてきたら、よく使う記号の配置を覚えていきましょう。
例えば「、」のキーの場合、中央が「、」、左が「。」、上が「?」、右が「!」になっています。句読点や疑問符、感嘆符は利用頻度が高いので、優先して覚えていくと良いでしょう。
ある程度フリック入力に慣れたら、フリック入力だけで文字入力する日をつくり、集中的に覚えてみましょう。
また、フリック入力の練習アプリもあるので、楽しみながら上達したい方におススメです。
フリック入力はトグル入力よりも少ないアクション数で文字を入力でき、慣れてくると素早く文字を入力できるメリットがあります。フリック入力は日本語の入力にもマッチしていて、スマホの文字入力がしづらいと感じている方にもおススメの入力方法です。
なお、スマホの文字入力は入力方法だけでなく、画面の大きさやキーの大きさが影響する場合もあります。
UQモバイルでは、画面サイズの大きいiPhoneやAndroidも取り扱っております。
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また、料金プランはUQモバイルの、「自宅セット割」(1,100円/月割引)※3を活用すると、スマホの月額料金がおトクに利用することができます。
例えば「トクトクプラン」の場合、基本使用料3,465円/月※4のところ自宅セット割(1,100円/月割引)※3・au PAY カードお支払い割適用で、データ使用量が1GBまで990円/月※4・1GB超~15GBまで2,178円/月※4と、使った分で料金が変動するのでおススメです。
「自宅セット割」(1,100円/月割引)※3は最大10回線まで対象のため、家族全員のスマホの月額料金がおトクになるので、スマホの通信費を節約したい方におススメです。
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