インターネット回線にWiMAXを利用している方のなかには、ネットに繋がらない事があり困った方もいるのではないでしょうか。
WiMAXが繋がらないときは、何かしらの原因があります。ただし、原因を把握して適切に対処できれば自分でも改善できる可能性があるため、把握しておくと良いでしょう。
この記事では、WiMAXが繋がらない主な原因10個と各対処法のほか、何をしても改善されない時の手段も紹介します。
家電専門家のたろっささんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した方:
家電ライター たろっさ
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの家電ライター。学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。
個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテストなどで表彰された経験も。家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物すべてに精通。家電で分からないことはなく、現在は家電ライターの業務を通して「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力。家電量販店時代に培った知識を活かし、IT通信の事情にも精通している。
WiMAXが繋がらない原因は、端末に問題があったり、通信環境に問題があったりとさまざま考えられますが、主な原因として10個紹介します。
原因ごとの対処法も紹介するので、参考にしてください。
WiMAX対応のWiFiルーターや、パソコン・スマホなどの端末は電化製品のため、長期間使用していると熱がこもってしまい不具合が生じることがあります。
WiFiルーターや端末の不具合が原因で、通信が上手くいかずに、ネットに繋がらない可能性が考えられるでしょう。
WiFiルーターや端末の不具合が疑われる場合は、一度再起動してみましょう。不具合の内容にもよりますが、再起動によって状態がリセットされるケースも多いため、症状が改善される可能性があります。
再起動の方法は、WiFiルーターや端末によって異なるため、取扱説明書で確認しましょう。
たろっささん
ルーター本体や端末のどちらに原因があるかは切り分けが必要です。いくつかの端末を同時にルーターに接続し、すべて繋がらないのであればルーター本体の不具合、特定の端末だけ繋がらないのであればその端末自身の問題である可能性が高くなります。
また、WiMAXのルーターは契約時に購入しているかレンタルしているかで故障対応も変わるため、各プロバイダに確認するようにしましょう。
WiMAXの月額料金を支払っていない場合は、ネットに繋ぐことができません。月額料金の支払い方法はWiMAXを契約したサービス事業者によって異なるので、現在の支払い方法がわからない方は、一度確認してみるのがおススメです。
例えば、UQ WiMAXの場合はクレジットカードまたは口座振替による支払い方法を選択できます。
なお、口座振替は、給与の指定口座など、定期的に入金のある口座でなければ残高が不足してしまうこともあるため、注意しましょう。
月額料金が未払いの場合は、契約しているサービス事業者の指示に従って未払い分の月額料金を支払いましょう。
例えばUQ WiMAXの場合は、コンビニ支払い専用の請求書が送付されてきます。
サービス事業者側で未払い分の支払いが確認されれば、通常通りネットに繋ぐことができます。
WiFiルーターの種類(WiMAX 2+/4G LTE対応、WiMAX +5G対応)や通信モードによって通信エリアは決まっています。利用する場所が通信エリア外の場合は、ネットに繋がりません。
WiMAXを利用する時は、事前に利用する場所が通信エリアに含まれていることを確認しておくと良いでしょう。UQ WiMAXの通信エリアは対応サービスエリアから確認が可能です。
なお、UQ WiMAXでは15日間の無料お試し「Try WiMAX」を実施しているため、実際にWiFiルーターを使用して、通信状況を確認できます。
現在お住まいの地域でWiMAXが繋がるか不安な方でも、Try WiMAXで実際に試してから契約ができるので安心です。
たろっささん
4Gの電波と5Gの電波が混在する場所ではどちらも拾おうとしてルーターが迷う場合があります。
頻繁に回線が切り替わると接続が不安定になる可能性もあるため、そういった場所ではルーター側で4G・5Gどちらかのみの通信を行うように設定しましょう。
パソコンやスマホなどの端末でWiFiを繋ぐためには、SSID(ネットワーク名)やパスワードの入力が必要です。
WiMAXが繋がらない場合は、端末側でSSIDやパスワードを間違って入力している可能性があるため、確認しましょう。
端末側で設定を間違えている場合は、WiFiルーターのSSIDやパスワードを確認して、正しく入力し直せばネットに繋がります。
SSIDとパスワードは、WiFiルーターの種類によって記載場所が異なるので、覚えておきましょう。
例えばUQ WiMAXのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」の場合は、本体の底面に記載されています。また、モバイルルーター「Speed Wi-Fi 5G X11」の場合は本体の画面で確認が可能です。
WiFiで使われている2.4GHz帯は、ほかの電化製品やBluetooth®などでも使われる周波数帯です。
2.4GHz帯のWiFiで接続する場合、ほかの電化製品やBluetooth®などから発せられる電波の影響を受けて、電波が途切れたり、一時的に繋がらなかったりすることがあります。
また、マンションやオフィスビル、WiFiスポット(公衆無線LAN)なども電波干渉が生じやすい傾向があるため、一時的にWiFiが繋がらないこともあるでしょう。
WiFiルーターによっては、周波数帯を5GHz帯に切り替えられる場合があるため、2.4GHz帯から5GHz帯に切り替えてみましょう。
5GHz帯は、主にWiFiで使われる周波数帯のため、電化製品やBluetooth®から発せられる電波の影響を受けにくいです。
状況に合わせて周波数帯を切り替えることで、通信が安定して、ネットが繋がらない状況を避けることができるでしょう。
WiMAXは、データ通信量の制限を超えた場合や、一定期間内に大量のデータ通信が利用された場合に、速度制限がかかる可能性があります。
2022年2月1日より、一律の速度制限ではなく、より柔軟な対応へと変更されているため、従来の仕組みよりも通信制限がかかる心配をしなくても大丈夫ですが、ネットに繋がらない時は、通信制限の可能性も考えましょう。
通信制限がかかった場合は、解除されるまで待つしかありません。通信制限は一時的なものなので、通信制限が疑われる場合は、数日様子を見てみましょう。
なお、UQ WiMAXでは、ご希望のお客さまに、速度制限がかかる当日13時以降にメールでご連絡する「データ量通知サービス」※1を行っています。通信制限が生じるケースは少ないですが、心配な方はサービスのお申し込みをご検討ください。
たろっささん
最近WiMAXを使用していて速度制限がかかることは、ほぼなくなりました。
しかしながら、一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合や、混雑する時間帯の場合は通信速度が制限される可能性があるため、速度制限がかからない訳ではありません。
利用する場合はデータ通信量に注意しましょう。
WiMAXに対応するWiFiルーターには、それぞれ最大接続可能台数が決まっています。WiFiルーターと接続している台数が多くなりすぎると、通信が不安定になることがあるため、ネットに繋がらないと感じることがあるかもしれません。
WiMAXに対応するWiFiルーターは、基本的に最大接続可能台数が多いものの、近年はIoT化が進み、さまざまな電化製品・端末がWiFiに接続可能です。
そのため、WiFiと接続している電化製品が多い方や、家族で複数台の端末をWiFiに繋いでいる方は、一度WiFiルーターの最大接続可能台数を確認してみると良いでしょう。
WiFiルーターの最大接続可能台数を超過している場合は、接続している電化製品・端末の台数を減らしてみましょう。
パソコンやスマホだけではなく、テレビやゲーム機などもWiFiに接続していないか確認し、必要のないものから接続を切るのがおススメです。
たろっささん
機種によって10台や15台と記載されていますが、環境や状況によってギリギリまで使用していると繋がりづらい状態が発生することもあります。その場合は数を減らしましょう。
WiFiの電波はあるのにネットが繋がらない時は、端末側のセキュリティソフトが干渉していることも考えられます。
セキュリティソフトは、危険なアクセスであると判断した場合や情報漏洩の危険がある場合に、ネットとの接続を遮断することがあので、覚えておきましょう。
端末側のセキュリティソフトが原因と考えられる場合は、セキュリティソフトを一時停止、またはアンインストールすればネットに繋がる可能性があります。
なお、セキュリティソフトを停止してネットに繋がった場合は、そのまま放置せずに、セキュリティソフトの再起動を行いましょう。そのまま放置してしまうと、端末がウイルスに感染するなどのリスクが高くなるため、注意が必要です。
WiMAXが繋がらない時は、WiFiルーターや端末の不具合ではなく、故障している可能性もあります。
例えば、ここまで紹介した内容を試しても、すべての端末でネットに繋がらない場合はWiFiルーターが故障している可能性が考えられるでしょう。
また、特定の端末のみネットに繋がらない場合、一度再起動してみても改善されたければ、その端末の故障が疑われます。
WiFiルーターや端末の故障が疑われる場合は、自分で対処できないため、購入先やメーカーに問い合わせましょう。問い合わせ先がわからない場合は、公式サイトや取扱説明書などで調べるのがおススメです。
WiMAXが繋がらない時は、何らかの通信障害が発生しているケースもあります。通信障害の情報は、基本的に契約しているサービス事業者の公式サイトでアナウンスがあるため、確認してみましょう。
なお、WiMAXは多数のサービス事業者で契約が可能ですが、回線自体はUQコミュニケーションズが提供しています。そのため、通信障害の情報は、UQ WiMAX公式サイトでもアナウンスしているので確認してみてください。
通信障害は自分で対処できないため、公式サイトを確認後に、問題が改善されるまで待ちましょう。
対処法を実践しても「WiMAXが繋がらない」「頻繁に通信が遅くなる」といった場合もあると思います。そのような場合の解決策を紹介します。
対処法を試しても通信状況が改善されない場合は、契約先のサポートセンターへ問い合わせしてみましょう。
例えばUQ WiMAX場合、トラブルを含めて不明な点がある時は電話でのお問い合わせが可能です。
受付時間 | 9:00~20:00(年中無休) |
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電話番号 | 0120-929-777 |
なお、UQ WiMAXをご契約されているお客さまが、お電話口でのお問い合わせの際は、ご本人様確認事項などが必要になります※。
お問い合わせの際は、スムーズに解決できるように、事前に下記の「お問い合わせ窓口」ページの内容を確認しておきましょう。
WiFiルーターや端末が故障している場合や、長年同じ製品を使っている場合は、買い換えを検討するのもおススメです。
例えばUQ WiMAXのWiFiルーターは、最新の製品だとWi-Fi 6※2に対応していたり、バンドステアリング※3機能などの最新鋭の機能が搭載されていたりと高性能なため、通信状況を大きく改善できる可能性があります。
WiMAXが繋がらない原因はさまざまあります。ただし、場合によっては自分で解決できることもあるので、記事内で紹介した対処法を実践してみましょう。
なお、UQ WiMAXならお客様サポートが充実しているため、仮に自分で解決できない時も安心です。
まずはホームページ内のお困りごとに対するQ&A・サポートで確認していただき、解決できない時はチャット・電話でのお問い合わせのほか、店舗でのご相談も対応しています。
また、UQ WiMAXを使用したことがないお客さまであれば、「Try WiMAX」で、実際にWiFiルーターを使用してから契約することも可能です。
15日間無料でUQ WiMAXをお試しいただけるため、現在お住まいの地域でWiMAXの通信状況や、WiFiルーターの性能を確認することができます。
WiMAXのお申し込みや、サービス事業者の乗り換えを考えている方は、ぜひUQ WiMAXをご検討ください。
たろっささん
UQ WiMAXは契約する前にインターネットエリアや通信速度を試せるTry WiMAXがあります。
また、リアル店舗もあり契約だけでなく、設定方法や操作方法を直接聞くことができるので機器の操作が苦手な人でもすんなりと入りやすいと言えます。
皆さんもこの記事を参考にぜひともUQ WiMAXを手にとってみてくださいね。