Wi-Fiの自動接続とは
WiFiの自動接続とは、以前接続したWiFiのアクセス圏内にいるときに自動で接続する機能のことです。自動接続されるWiFiはすでにパスワードを登録済みのため、アクセス時にパスワードを入力する必要はありません。
WiFiの自動接続は便利なため、AndroidやiPhoneなど、幅広いデバイスに標準機能として搭載されています。
Wi-Fiの自動接続設定手順をデバイスごとに解説
デバイスごとにWiFiの自動接続の設定方法は異なります。
それぞれ以下で解説します。
- Windows
- Mac
- Android
- iPhone
なお、各デバイスで使っているOSにより、設定方法が異なる場合もあるので、注意してください。
WindowsでWi-Fi自動接続を設定する手順
WindowsでWiFi自動接続を設定する代表的な手順は次の通りです。
詳しくは各メーカーのホームページでご確認ください。
スタートをクリックする
接続先をクリックする
自動接続したいネットワーク名を右クリックする
「プロパティ」クリックする
「接続」をクリックする
「このネットワークが接続範囲内に入ると自動的に接続する」にチェックをいれる
「OK」をクリックする
完了
MacでWi-Fi自動接続を設定する手順
MacでWiFi自動接続を設定する代表的な手順は次のとおりです。
詳しくはAppleのホームページでご確認ください。
「システム環境設定」を開く
WiFiタブをクリックする
自動接続したいネットワーク名をクリックする
必要があればパスワードを入力する
WiFiに接続されたことを確認する
接続したことのあるネットワーク欄の中にある、自動接続したいネットワーク名の右側の『・・・』をクリックする
「自動接続」にチェックを入れる
完了
AndroidでWi-Fi自動接続を設定する手順
AndroidでWiFi自動接続を設定する代表的な手順は次のとおりです。
詳しくは各メーカーのホームページでご確認ください。
「設定」を開く
「ネットワークとインターネット」をタップする
「インターネット」をタップする
自動接続したいネットワーク名をタップする
必要があればパスワードを入力する
WiFiに接続できれば完了
上記のStep6で接続したWiFiがアクセス圏内であれば、自動接続されます。
iPhoneでWi-Fi自動接続を設定する手順
iPhoneでWiFi自動接続を設定する代表的な手順は次のとおりです。
詳しくはAppleのホームページでご確認ください。
「設定」を開く
「WiFi」をタップする
自動接続したいネットワーク名の右側の「詳細情報」ボタンをタップする
自動接続の項目をONにする
完了
上記のStep5で接続したWiFiがアクセス圏内であれば、自動接続されます。
たろっささん
どのOS、デバイスでも自動接続は通常のWiFi接続設定に加えて、一箇所にチェックを入れる程度の操作で簡単に行うことが出来ます。
自宅だけでなく職場のWiFiや里帰り時の実家のWiFiなどは登録しておくと楽に使用することが出来るでしょう。
また、複数のWiFi接続を登録しておくことにより、モバイル通信のデータ容量の節約に繋がる場合もあります。
スマホをWiFiに繋いでいない場合、当然ながらモバイル通信を行うのでデータ容量を超えてしまい、速度制限がかかってしまうことも。
そうならないためにもWiFi接続を使用できる場所では設定をしておいたほうが無難でしょう。
Wi-Fiの自動接続に関する注意点
WiFiの自動接続に関する注意点は2つあります。安心して自動接続するためにも、注意点を押さえておきましょう。
パスワードがかかっていないWi-Fiには接続しない
パスワードがかかっていないWiFiに接続すると、個人情報を抜き取られる可能性があります。
街中やカフェ、コンビニで自由に接続できる「フリーWiFi」や「野良WiFi」と呼ばれる危険性が高い正体不明のWiFiの2つです。
フリーWiFiはパスワードが必要なものもありますが、不要なものもあります。パスワードが不要なフリーWiFiや野良WiFiは、いずれも接続することで個人情報が抜き取られてしまう可能性があります。
個人情報流出のリスクを避けるためには、パスワードが必要なWiFiに接続するようにしましょう。
ネットワークプロファイルを「プライベート」に設定しない【Windows】
前提としてWindowsには、ネットワークプロファイルと呼ばれる設定があります。ネットワークプロファイルとは、同じWiFiに接続しているデバイスを検出する機能です。
ネットワークプロファイルは、自宅や会社内での使用を想定している「プライベート」と、公共の場での使用を想定している「パブリック」の2種類あります。
プライベートは、周囲のデバイスに、自身が使っているデバイスが表示されてしまいます。対してパブリックは、第三者からデバイスを検出されないため安全です。
ネットワークプロファイルがプライベートに設定された状態でWiFiに接続すると、第三者にデバイスを遠隔操作される恐れがあります。
WindowsでフリーWiFiに接続する際は、パブリックに設定しましょう。WiFiに接続した際、画面に表示される「ほかのデバイスがこのPCを検出できるようにしますか?」などの文言で「いいえ」を選択することでパブリックに設定されます。
また、設定画面からパブリックに変更する方法もあります。手順は次のとおりです。
「設定」を開く
「ネットワークとインターネット」をクリックする
「WiFi」をクリックする
「既知のネットワークの管理」をクリックする
接続するWiFiを選択する
プロファイルの種類欄で「パブリック」を選択する
完了
OSにより設定方法は異なる場合がありますが、上記の手順を試すことでパブリックに変更できるものもあります。
たろっささん
とくに公共施設でのWiFi接続は注意が必要です。不特定多数のデバイスが接続されており、容易にどのデバイスがどういったことにデータを使用しているかがわかってしまうため、セキュリティ性の高い情報やサイト閲覧などは間違っても行わないようにしましょう。
どうしても出先でWiFi接続をしなければならない場合、モバイル通信に切り替えてデータのやり取りを行ってください。
また、チェーンのビジネスホテルなどに宿泊時、全店共通でSSIDやパスワードを使いまわしている場合があります。
これもほぼノーセキュリティ状態とあまり変わらないため、宿泊部屋毎にSSIDとパスワードが分かれている場合以外で積極的な利用は避けた方が良いでしょう。