SIMカードを入れ替えるタイミング
SIMカード※1とは契約者情報や電話番号が記録されたICカードで、ネット通信や音声通話を可能にするために使います。
WiFi環境がない場所でも、対応サービスエリア内であれば、スマホやタブレットにSIMカードをさし込むことで通信が可能になります。
SIMカードの入れ替えが発生するタイミングは、機種変更の時や通信会社の乗り換え時などが挙げられます。

通信会社の実店舗や家電量販店などで機種変更や乗り換えを行う場合、SIMカードの入れ替えはスタッフにお願いすることができます。
しかし、ネットや電話から申し込んで郵送されたSIMカードの場合は、ご自身で入れ替える必要があります。注意点を認識した上で、SIMカードの入れ替えを行いましょう。
SIMカードの入れ替えで知っておくポイント
SIMカードの入れ替えを行う時に注意しておくポイントがあります。事前に確認が必要なポイントと、実際の入れ替え時に注意したいポイントに分けて解説していきます。
まずは事前に確認が必要なポイントを5つ紹介します。


SIMカードには種類がある
SIMカードには種類があります。国内で普及しているのは、「標準SIM」(25×15mm)・「micro SIM」(15×12mm)・「nano SIM」(12.3×8.8mm)の3種類のカードタイプです。
ほかには端末にもともとチップが埋め込まれている「eSIM」※2や、端末の対応サイズに合わせてご自身でカットして使う「マルチSIM」※3を利用する方法もあります。
いずれにしても、端末に対応していないサイズのSIMカードをさそうとしても、ささらないか、させたとしても故障や破損につながる可能性があります。
利用予定の端末が対応しているSIMの種類とサイズを確認しておくのが良いでしょう。

サイズが合っていてもSIMカードが使えない機種もある
SIMカードは、サイズや種類が合っていても使用できない場合があります。通信会社のサービス(プランやオプション)が対応しておらず、SIMカードをさしても正しく動作しない場合があるためです。
UQモバイルでも専用ページ※4を設けていますが、利用予定の通信会社のホームページなどを参考にして、動作確認済みの機種かを確認してみましょう。

SIMカードを入れ替えても端末内のデータは消えない
SIMカードには通信や通話に必要な情報が記録されています。それらとは別に、写真・動画・電話帳などのデータは端末内(もしくはSDカードやクラウドサービス)に保存されています。
Appleの公式サイトでは、SIMカードの入れ替えにより留守番電話のメッセージが聞けなくなる可能性が指摘されています※5が、端末内のデータが消える心配は基本的に少ないといわれています。
機種変更で端末が変わる場合はデータ移行が発生しますが、SIMカードの入れ替えによって通信会社を乗り換える場合のデータ移行は、一般的に不要です。

SIMロックの解除をする
「SIMロック」がかかっている端末の場合、SIMカードを入れ替えても通信ができない可能性があります。
SIMロックがかかっている場合は、通信会社に相談して解除しておくと良いでしょう。

Wi-Fi環境を整えておく
SIMカードを入れ替えたのち、「APN」(Access Point Name:アクセスポイント名)を設定しなければならない場合があります※6。
その際は、WiFiで通信するのが一般的です。自宅にWiFi環境が整っていない場合は、公衆WiFiなどが利用できる場所を確認しておくと良いでしょう。
ただし、公衆WiFiは安全性の低いセキュリティの場合があるため、IDやPWが設定されているWiFiを使用する方が安心です。