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専門家に聞いた!自宅にホームルーターを設置する際のポイント

専門家に聞いた!自宅にホームルーターを設置する際のポイント 専門家に聞いた!自宅にホームルーターを設置する際のポイント

コンセントにさすだけで自宅に快適なネット環境導入できるホームルーター。設置や手続きが比較的簡単なことから、多くの方に利用されています。

ただし、ホームルーターを設置する際、いくつかのポイントに注意しないと十分に活用できない可能性があります。

今回は、ホームルーターの適切な設置場所や電波が弱いと感じた場合の対処法、設置する時の注意点をご紹介します。

さらに、家電専門家たろっささんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。

  • 記載の情報は2022年4月時点のものです。

この記事を監修した方:家電ライター たろっさ

家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの家電ライター。学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。

個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテストなどで表彰された経験も。家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物すべてに精通。家電で分からないことはなく、現在は家電ライターの業務を通して「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力。

ホームルーターの適切な設置場所

ホームルーターは携帯会社の基地局から届く無線回線を利用しています。そのため、ホームルーターを設置する場合には、基地局からの電波を十分に受信できる場所へ設置することが大切です。

また、ホームルーターは、スマートフォンやパソコンなどの端末にWiFi電波を届ける役割も果たしています。通常、WiFi電波は障害となるものがなければ、100m程度の距離がある場合でも端末に電波を届けることが可能。

しかし、間に遮蔽物や金属などがあるとその影響を受けてしまいます。したがって、ホームルーターと端末との位置関係も重要です。

たろっささん

電波は目に見えないため、さまざまな場所で試行錯誤を行わないとうまく設定できない可能性があります。設定自体はコンセントにさすだけなので、家の中のいろいろな場所に持っていって試してみると良いでしょう。
下記にいくつか置くコツとなる場所を挙げておきます。

それぞれの場所について詳しく見ていきましょう。

窓際の場所

ホームルーターは携帯会社の基地局を通じてインターネットと接続するため、基地局の電波が届きやすい窓際の設置がおススメです。窓際に適当なスペースがない場合には、家の外から見通しの良い場所に設置しましょう。

床から離れた場所

ホームルーターは、床から1~2mほど離れた高さに設置することが理想です。ホームルーターのWiFi電波はホームルーターを中心として球体状に360°飛ぶ特徴があり、床から一定距離の高さに設置すると、家屋全体に無駄なくWiFi電波が届きやすくなります。

家の中心付近の場所

ホームルーターはWiFi電波を球体状に飛ばしているため、家の中心付近に設置すると、各部屋にまんべんなくWiFi電波を届けられます。特に、基地局からの電波を問題なく受信しているにもかかわらず、各端末での通信状況が思わしくない場合、こちらの置き場所を意識してみましょう。

家電製品から離れた場所

電波を利用する家電製品の付近に設置してしまうと、電波の混線が起こり、接続が不安定になる場合があります。とりわけ、電子レンジやIHヒーター、Bluetooth機器などは注意が必要。これらの家電製品はWiFiと同じ2.4GHzの周波数を利用しているため、ホームルーターの設置場所としては適しません。

金属から離れた場所

WiFi電波は遮蔽物の影響を受けやすく、とくに金属は電波を反射しやすい性質を持っています。そのため、金属ラックなどにホームルーターを設置するのは避けましょう。その他、コンクリートも電波の遮蔽率が高い材質です。

水槽から離れた場所

金属やコンクリートと同様に、水もWiFi電波に影響を与える物質です。そのため、水槽の近くにホームルーターを設置すると、WiFi電波の届く範囲が限られてしまい、通信環境が悪くなる可能性があります。ホームルーターを設置する場所は、水槽や花びんなどの近くは避けるようにしてください。

周りに障害物となるものがない場所

金属や水以外の材質でも、ホームルーターの近くに障害物があるとWiFi電波を遮ってしまい、端末に届く電波が弱まる原因となってしまいます。木製壁やパーテーション、書類棚やタンスなど、ホームルーターの周囲に障害物となるものがないかしっかりとチェックしましょう。

  • あわせて読みたい記事

WiFiの電波が届く距離や障害物が及ぼす影響について、下記記事でも詳しく解説しています。

また、ホームルーターの設置場所によっては、配線や他の家電製品との配置によってごちゃついた印象になってしまうかもしれません。整理整頓のコツは下記記事も参考にしてください。

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電波が弱いと感じた時の対処法

ここまでホームルーターの適切な設置場所を紹介してきました。ただし、ホームルーターを利用している中では、電波が弱く感じたり、通信速度が遅く感じたりする場合があります。そのような時にはどう対処したらよいでしょうか。

以下では、電波が弱いと感じた時にすぐに試せる対処法を3つ紹介します。

ホームルーターの設置場所を変えてみる

手っ取り早く実践できる対処法は、ホームルーターの設置場所を変えてみることです。同じ窓際の場所でも、少し場所を変えてみることで通信状況が改善するケースがあります。
設置場所を変える時には、ホームルーターに搭載されている受信レベルを示すランプを活用しましょう。

例えば、UQWiMAXのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」には、製品正面に3つの段階で受信レベル示すランプが備わっています。多くのホームルーターに同様の受信ランプが搭載されているので、受信ランプのレベルを確認しつつ場所を変え、受信レベルが高い場所を探してください。

周波数を変えてみる

ホームルーターから発せられるWiFi電波には、2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

周波数帯 メリット デメリット
2.4GHz
  • 遮蔽物の影響を受けにくい
  • 家電製品の電波と干渉しやすい
5GHz
  • 通信速度が速い
  • 混線しにくい
  • 遮蔽物の影響を受けやすい

どちらの周波数帯でWiFi電波を受信するかは端末の設定で変更できます。周波数の変更により通信状況が改善する場合があります。

例えば、ホームルーターがある部屋と同じ部屋で端末を利用する場合は、5GHzの周波数帯がおススメです。ホームルーターと異なる部屋で端末を利用する場合は、壁や家具などの遮蔽物の影響を受けにくい2.4GHzの周波数帯が適している場合があります。

たろっささん

現在のスマホやタブレットの主流の電波は5GHz帯である11acや、新しいWi-Fi規格のWi-Fi 6(11ax)です。UQ WiMAXのホームルーターもWi-Fi 6を採用しているため、無線でも快適な速度でインターネットを楽しむことができます。ただし、Wi-Fi 6接続を行うためには接続機器も対応している必要がある点はご注意ください。

LANケーブルで接続する

多くのホームルーターには、LANケーブルを接続可能なポートが搭載されています。Wi-Fi(無線LAN)での通信状況が安定しない場合は、LANケーブルを使った有線接続の方法を選択することも1つの手段です。

例えば、UQ WiMAXのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は、製品背面に2つの有線LANポートを完備しています。ホームルーターと端末をLANケーブルで接続することで、遮蔽物の影響を排除しつつインターネットを利用できます。

たろっささん

有線接続は主にPCやゲーム機など、安定した通信接続が必要な製品に重宝されます。また、昔のPCなどであれば無線機能が付いていない製品もあるため、そういった製品をインターネット接続するためには必須であるといえるでしょう。UQ WiMAXのホームルーターは、有線LANポートは1000BASE-Tという1Gbpsのポートを採用しているため、LANケーブルも1Gbpsに対応しているCAT5e以上のLANケーブルを選ぶとよいでしょう。

  • あわせて読みたい記事

WiFiの接続が不安定な場合の原因や対策について、下記記事でも詳しく解説していますので併せてご覧ください。

ホームルーターを設置する時の注意点

最後に、ホームルーターを設置する時の注意点を解説します。細かな部分となりますが、通信状況の改善にも影響のある箇所でもあるため、ぜひ参考にしてください。

カバーをかぶせない

ホームルーターが汚れるのを防止するためにカバーをかけているケースがありますが、ホームルーターには、カバーはかぶせないようにしましょう。前述のようにWiFi電波は意外とデリケートであり、遮蔽物の影響を受けます。WiFi電波が弱まらないよう、そのままの状態での設置をおススメします。

テレビの裏や棚の中に隠さない

ホームルーターを始めとする機械類は配線などが見えてしまうため、テレビの裏や棚の中、収納の中などに隠して設置したくなる方もいらっしゃるでしょう。

ただし、このような設置の方法は通信状況に影響を与えてしまいます。できるだけテレビの裏や棚の中に隠さず、しっかりと見える位置に設置するようにしてください。

縦置きで設置する

基本的にホームルーターは縦置きで設置されるように設計されています。横に寝かせて設置したり、上下を逆にして設置したりした場合、誤作動の原因となる場合もあるため、平らな場所に縦置きで設置するようにしましょう。

たろっささん

ホームルーター自体はコンセント1本だけで配線は済みますが、有線LAN接続を行うとどうしても配線がごちゃごちゃしてしまい、隠したくなってしまいます。しかしながら上記の通りホームルーターはあくまでも見通しの良い場所に置かないと、どうしても通信が不安定になってしまうという点が拭えません。配線を少なくしたいのであればPC側に無線LANの子機を設置するなどの工夫が必要です。

  • あわせて読みたい記事

設置場所に問題はないのに通信速度が落ちているなどの場合、速度制限がかかっている可能性があります。速度制限の影響や解除方法は下記記事で解説しています。

また、ホームルーターが寿命を迎えている可能性も考えられます。買い替えるべきかの判断基準については下記記事を参考にしてください。

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まとめ

ホームルーターは携帯会社の基地局を介して通信するため、窓際など基地局の電波を受信しやすい場所での設置がおススメです。また、ホームルーターからスマートフォンやパソコンへ飛ばされる電波は遮蔽物の影響を受けやすいため、ホームルーターの周辺にも配慮してください。

ホームルーターでインターネットを利用したい方には、UQ WiMAXのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」がおススメです。

高性能アンテナが搭載されているとともに、モバイルルーターよりも高度な送信パワーを採用しています。デザインはシンプルでスタイリッシュであり余計な配線はないため、そのまま設置してもご家庭のインテリアと違和感なくなじみます。

回線工事の必要もないWiMAXのホームルーターをこの機会にぜひご検討ください。

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WiMAX +5G対応! ホームルーター・モバイルルーター

たろっささん

ホームルーターは取り付けが簡単で工事不要、契約して即日使用できてモバイル回線よりも安定しているというとても使いやすいWiFiです。しかしながらいくつかの注意点に気をつけながら設置する場所を選ばないと、思った通りの通信速度が出ず、不満につながってしまう場合も。そういった際はこの記事を読んでぜひ通信環境の改善に役立ててみてくださいね。

  • 本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
  • 「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。

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