Wi-Fiルーターの速度制限とは
速度制限とは、データ通信をしすぎた場合に一定期間は通信速度が低下する仕組みです。
プランごとにあらかじめ決められた月間データ容量を使い切ると翌月になるまで速度制限がかかります。
また特定エリアでネットワークへの負荷が大きくなった時や、利用が集中する特定の時間帯に通信速度が制限される場合があります。
ネットが混雑する夜間に通信速度が遅いと感じたら、速度制限がされているのかもしれません。
Wi-Fiルーターの速度制限が必要な理由
WiFiの速度制限が必要な理由は「できるだけ多数のユーザーが一定以上の通信品質を享受できるよう」※1にするためです。
通信の遅延やWebに接続できないなどの障害が起きるのを防ぐために、ネットワーク全体で通信量が増えすぎないように抑止する役割があるのです。

なかには大量のデータ通信を行うユーザーもいます。大量のデータ通信を行うユーザーが多ければ、回線が混雑して通信障害が起こる場合があるでしょう。
データ通信量に一定の水準を設けて回線の混雑を防ぎ、どのユーザーも快適に通信を利用できるようにしているのです。
Wi-Fiルーターの速度制限がかかるとどうなる?
WiFiの速度制限がかかるとデータ通信の速度が遅くなります。
YouTubeなどの動画コンテンツを高画質で視聴することが難しくなったり、画像が多く使われているWebページの表示に時間がかかったりする可能性があります。
多くのオンラインゲームは快適にプレイできないでしょう。通信会社によっては通信速度が紹介されている場合もあるので、制限がかかった時の数値などを確認してみましょう。
Wi-Fiルーターの速度制限がかかった場合の対処方法
頻繁にネットを使う方にとって、速度制限がかかった状態は不便でしかたがないかもしれません。速度制限がかかった場合、以下のような対処法を実践してみましょう。

制限が解除されるのを待つ
1ヵ月単位で月間データ容量の上限が設定されているプランの場合、翌月の1日になれば制限が解除されます。
月末に速度制限がかかった場合、数日待てば制限が解除されるので我慢もできるかもしれません。
またネットワークへの負荷が小さくなるのを待てば制限が解除されるプランの場合もあるでしょう。利用が集中し通信速度が制限されそうな時間帯を外して通信することが有効かもしれません。
通信速度を必要とする作業は時間を選んで行うのがおススメです。
無料のWi-Fiスポットを利用する
無料でデータ通信が行えるWiFiスポットを利用する方法もあります。
auやUQモバイルのユーザーであれば、「au Wi-Fi SPOT」にて安全で高品質なWiFiの利用が可能です。
またauやUQモバイルのユーザー以外でも「au PAY」や「auスマートパスプレミアム」(548円/月)などの対応サービスに加入していれば「au Wi-Fi」を無料で使えます。
ほかにも公衆WiFiを利用する方法がありますが、セキュリティ面への注意が必要です。