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専門家に聞いた!Wi-Fi接続を安定させるコツ

専門家に聞いた!Wi-Fi接続を安定させるコツ 専門家に聞いた!Wi-Fi接続を安定させるコツ

WiFiを利用していて「通信速度が安定しない」「接続が切れたりする」と感じたことはないでしょうか。WiFiの電波にはいくつかの特徴があり、それに合わせた利用によりWiFi接続が安定する可能性があります。

この記事では、WiFiで知っておきたい5GHz帯と2.4GHz帯の違いや、WiFi接続を安定させる3つのコツを解説します。さらに、家電量販店歴18年の堀行秀吉さんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。

  • 記載の情報は2022年11月時点のものです。

この記事を監修した方:digojapan代表 堀行秀吉

家電量販店歴18年。専門はパソコン購入で悩まれている方に対する販売訴求、それに付随するインターネット回線周りに関するトータルアドバイス。WiMAXを始めとしたモバイル回線や、auひかりなどの固定回線を含めた多数のインターネット回線の契約実績あり。パソコン販売、月2,000万円達成実績あり。2021年よりYouTubeチャンネル「トヨサポ」を運営。PCやインターネット回線に関する情報発信を行っており、同時にその他メディアでの記事監修なども手がけている。

まずは知っておくべき5GHz帯と2.4GHz帯の違い

WiFiの電波には5GHz帯と2.4GHz帯の2つの周波数帯があります。5GHz帯と2.4GHz帯はそれぞれ特徴があるため、ご自身の利用環境に応じて接続を切り替えると、WiFi接続が安定する場合があります。それぞれの周波数帯のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

周波数帯 特徴
5GHz帯
  • 家電製品などの電波干渉を受けにくい
  • 壁や床などの障害物で電波が弱くなる
2.4GHz帯
  • 家電製品などの電波干渉を受けやすい
  • 壁や床などの障害物の影響を受けにくく、遠くまで届きやすい

5GHz帯のメリットとデメリット

5GHz帯のメリットは、同じ周波数帯を利用している家電製品や端末が少なく、電波の干渉を受けにくい点です。

そのため、電子レンジやコードレス電話など、ほかの機器との電波干渉が原因でWiFi接続が安定しない場合に向いている周波数帯で、2.4GHz帯と比較すると安定した通信が見込め、高速通信が可能となります。

また、WiFiルーターと同じ部屋で端末を利用するなど、ルーターと端末の間に障害物の少ない環境であれば、5Ghz帯は2.4Ghz帯に比べて数倍の通信速度を見込むことができます。

2.4GHz帯のメリットとデメリット

2.4GHz帯の電波は、壁やパーテーションなどの遮蔽物の影響を受けにくく、電波を遠くまで届けやすい性質があります。そのため、隣の部屋や階が違う部屋にも電波が届きやすいでしょう。2.4GHz帯はWiFiではスタンダードな規格で、対応している端末が多い点もメリットです。

ただし、2.4GHz帯は広く普及している周波数帯であり、WiFi接続だけでなく、さまざまな家電製品や端末などで利用されています。そのため、ほかの端末が発する電波の影響を受けやすい点がデメリットです。

例えば、WiFiルーターや利用している端末の近くで電子レンジなどの機器を利用している場合は、互いの電波が干渉し、速度低下を起こしやすいのでご注意ください。

なお、WiFi接続が安定しないことには、接続している周波数帯以外にもいくつかの原因があります。以下では、3つの観点からWiFi接続を安定させるコツをご紹介します。

堀行さん

実際に電子レンジの横で2.4Ghz帯のWiFi干渉テストを行った際にはWiFiが切れる現象も確認しました。もし通信の不安定さを感じた際は5GHz帯への周波数変更を試してみるのも良いでしょう。

Wi-Fi接続を安定させるコツ① 契約している回線の通信速度を見直す

WiFi接続を安定させるためには、契約している回線の通信速度も重要です。契約している回線の通信速度がそもそも遅ければ、接続する周波数帯を工夫しても通信速度が改善しない場合があります。以下では、契約している回線の通信速度を改善する方法をご紹介します。

契約している回線の通信速度を調べる

まずは現在契約している回線の通信速度がどのくらいか調べてみましょう。近年は多くの通信会社で高速通信が可能なプランが提供されていますが、以前から契約している場合、もともとの提供される通信速度があまり速くないケースもあります。

通信速度が遅いプランを契約している場合は、契約を見直すことでWiFiの通信速度が改善されることがあります。ネットや明細書などで現在契約しているプランの状況を確認してみましょう。

集合住宅では、入居時に契約したプランの通信速度が遅い場合も

アパートやマンションなどの集合住宅の場合、入居時に契約したプランが原因で通信速度に影響が出ている場合もあります。

例えば、集合住宅内で配線方式がVDSL方式を利用している場合、通信速度は一般的に最大でも100Mbpsです。さらに、集合住宅では1本の回線を共用しているため、100Mbpsの回線を多くの世帯で利用していることになります。

そのため、マンション内でネットの利用が重なると回線が混雑し、WiFi接続が安定しないことにつながります。そもそもの回線が理由で通信速度が遅くなる場合は、プランを含め回線の見直しが必要です。

加入している回線の見直しも検討

利用している回線の速度自体が遅い場合は、加入している回線の見直しも検討しましょう。回線の見直しにより、WiFi接続が改善する場合があります。

もし、お住まいのアパートやマンションの設備状況、大家さんやマンション管理会社との関係で回線の見直しが難しい場合は、工事不要のホームルーターやモバイルルーターを利用する選択肢もあります。ご自身の利用状況に合わせて最適な方法を検討してみてください。

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Wi-Fi接続を安定させるコツ② 同時接続台数を確認する

WiFiに同時接続している台数が多くなると、WiFiの接続は不安定になりやすくなります。特に、ご家族で複数の端末を利用している場合は、多くの端末で同時に接続するとWiFi接続が安定しない原因となるため、注意が必要です。

Wi-Fiルーターには最大同時接続台数がある

WiFiルーターには最大同時接続台数があり、接続台数が多くなりすぎると、WiFiルーターのキャパシティを超えて通信速度が不安定になる場合があります。

例えば、UQ WiMAXのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は、WiFiなら32台の同時接続が可能です。

「32台も同時接続する場合がある?」と感じる方もいらっしゃるでしょうが、近年、家電製品のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)化が進み、テレビやエアコン、冷蔵庫やスマートプラグなど、さまざまな製品がWiFiと接続できます。

今後もIoTを利用した家電製品や端末が増加すると考えられているため、WiFiルーターの最大接続台数は一定の数以上のものがおススメです。

なお、同時接続台数が少ない場合でも、動画視聴など大容量のコンテンツを利用している場合はパフォーマンスが落ちやすくなります。

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同時接続台数の問題を解消する方法として、WiFiルーターを2台接続するという選択肢もありますが、逆に電波干渉が起きたり設定が複雑になるというリスクがあります。やはり、上記のように同時接続台数に余裕があるルーターを使用するのがおすすめです。

契約を決める前に使用する端末を確認

WiFiルーターの同時接続数には限りがあるため、インターネット回線を契約する際は事前に使用する端末を確認しておきましょう。一定以上の同時接続が可能なWiFiルーターを選択すると、WiFi接続の安定に役立ちます。

また、すでにWiFiを利用している場合は、多くの端末を接続できるWiFiルーターへの変更も一つの選択肢です。

WiFiルーターの寿命は5年前後と言われています。そのため、接続台数が少ないルーターであっても、購入時期が古い場合はパフォーマンスが落ちて速度が低下している可能性があります。その場合もルーターの買い替えを検討してみるのが良いでしょう。

Wi-Fi接続を安定させるコツ③ 障害物の少ない場所にWi-Fiルーターを設置する

WiFiを利用する際は、WiFiルーターの置き場所にも注意しましょう。WiFiの電波は障害物などの影響を受けやすいので、接続を安定させるためには「どこに置くか」もとても大切です。

障害物のせいで不安定になっている場合がある

WiFiの電波は壁や床などの障害物により、電波が遮られてしまい接続が不安定となるケースがあります。特に金属やコンクリートは電波の遮蔽率の高い材質です。材質ごとの遮蔽率をまとめると、以下のようになります。

遮蔽率の程度 材質
遮蔽率が大きい 金属やコンクリートなど
遮蔽率が中程度 木製の壁や棚、パーテーションなど
遮蔽率が少ない プラスチックやガラスなど

上記のように、金属やコンクリート以外に、木製の壁や棚、パーテーション、本や紙の書類などもWiFiの電波を減衰させる原因です。そのため、本や書類が陳列された木製の書棚などにWiFiルーターを設置している場合、障害となって通信速度の低下を招く恐れがあります。

一方、プラスチックやガラスなどはWiFiの電波を透過しやすく、障害となりにくい材質です。プラスチックやガラスでできた棚やラックのほか、WiFiルーターを置く場所として適しています。

Wi-Fiルーターを適切な場所に置く

WiFiルーターは障害物の影響を受けないよう、適切な場所に置くようにしましょう。例えば、床から離れた高い位置、金属のラックや書棚から離れた場所などがおススメです。

また、先述のように2.4GHz帯のWiFi電波は電波干渉の可能性があるため、電子レンジやコードレス電話などの家電製品の近くはできるだけ避けてください。

そのほか、WiFiルーターの電波はルーターを中心として球体上に飛ぶ特徴があります。そのため、家の中心部に近い場所や床から一定の高さの場所に設置すると、各部屋に無駄なくWiFi電波を届けやすくなります。

また、広めの一軒家などで1台のルーターでは置き場所を変えても対応しきれないという場合は「中継機」や「メッシュWi-Fi対応ルーター」の導入を検討してみるのもいいでしょう。追加のルーターを設置することでより電波を遠くに届けることができるようになります。

堀行さん

「ルーターの置き場所を変える」「ルーターを買い替える」「インターネット回線を切り替える」の費用や手間がかからない順で一つ一つ原因をつぶしていくのがおすすめです。そうすることで無駄なく回線速度の改善をすることができますよ。

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WiFiルーターを設置する適切な場所や、障害物となる要因について、下記記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。

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まとめ

WiFi接続を行っていて頻繁に通信が途切れたり、速度が安定しない場合は、WiFiルーターと端末の接続を確認してみてください。5GHzと2.4GHzの周波数帯を変更することにより、通信が安定する場合があります。

また、契約している回線のそもそもの通信速度や同時接続台数、WiFiルーターの置き場所も大切なポイントです。

WiFi周波数の切り替えやWiFiルーターの置き場所の変更などを試しても解消しないのであれば、大本であるインターネット回線の切り替えを検討する必要があるかもしれません。

回線の見直しを検討しているなら、UQ WiMAXのホームルーターをおススメします。UQ WiMAXのホームルーターなら、コンセントに挿すだけ・工事不要でWiFiを利用できます。

なかでも5G対応の「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」はWi-Fi 6※1対応で、大容量のコンテンツを楽しむ時も、同時に複数端末で接続する時も、高速で安定した通信を実現します。ビームフォーミングやバンドステアリング※2にも対応しており、快適にネットを楽しめます。

また、自宅だけでなく外出先でも作業することが多い場合は、5Gに対応する「Speed Wi-Fi 5G X12」もおススメです。約9時間の連続通信※3※4が可能なため、長時間の作業にも安心して取り組めます。ぜひご検討ください。

  • ※1 OFDMA非対応です。子機側もWi-Fi 6に対応している必要があります。
  • ※2 WiFi接続機器は2.4GHz/5GHz対応かつ802.11vの対応が必要です。
  • ※3 使用環境や電波状況により異なります。
  • ※4 無線LAN(WiFi®)端末1台を接続した場合の時間です。
  • 5Gは一部エリアで提供です。詳しくは下記ページでご確認ください。
    対応サービスエリア(UQ WiMAX)
    5G SA契約でご利用いただけます。5G SAは一部エリアで提供しています。
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堀行さん

UQ WiMAXは2021年に5Gに対応したことで、速度・繋がりやすさ・制限、あらゆる面で以前のWiMAX 2+と比べてもサービスが劇的に向上しています。「手間なく簡単に回線を引きたい・切り替えたい」そんな方にWiMAXは非常におすすめです。

  • 本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
  • 「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。

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