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Wi-Fiが届く範囲はどれくらい?つながりにくい原因や範囲を広げる方法を解説

WiFiにつないでいるのに、通信速度が遅いなど品質の悪さを感じる時がありませんか?状況によって原因は異なりますが、もしかするとWiFiの電波が届いていないからかもしれません。

WiFiの電波は届く範囲が限られます。どれくらい届くのか、また届かない場所でWiFiを利用する場合はどのようにしたらいいのか、WiFiの範囲を紹介します。

  • 記載の情報は2025年7月時点のものです。

Wi-Fiが届く範囲はどれくらい?

無線LANルーターを使った場合、一般的にWiFiの電波は屋外では500m程度、屋内では100m程度は直線で届くといわれています。

しかし、上記は親機(WiFiルーター)と子機(スマホなど)の間に障害物がない理想的な環境で計測した場合の理論値です。

実際には設置する場所や環境により距離や通信速度が変わります。

Wi-Fiが届く範囲 屋外500m程度 屋内100m程度

ほかにも利用する製品ごとでスペックの違いがあります。メーカーのホームページなどに理論上のスペックが載っている場合もありますが、環境による違いがあるのを認識しましょう。

さらに固定回線(光回線)による無線LANルーター以外の、「ホームルーター」や「モバイルルーター」を使う場合の違いもあります。

Wi-Fiの範囲内でつながりにくくなる原因

通信会社のホームページなどに載っている範囲内で使っているのに、WiFiがつながりにくい場合があります。代表的な原因を紹介します。

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    電波干渉がある

    WiFiに使われる周波数は5GHz帯と2.4GHz帯の2種類です。

    そのうち2.4GHz帯は電子レンジ・IHヒーター・Bluetooth®機器などでも使用されているため、近くに置いてある機器の影響でWiFiルーターが電波干渉を起こす可能性が指摘されています。

    もちろん複数台のスマホで同じ周波数帯を利用することも電波干渉の原因になりかねません。

    電波干渉
  2. 2

    障害物がある

    親機と子機の間や周りに障害物があるとWiFiの電波が遮断されて、つながりにくくなったり通信速度が遅くなったりする場合があります。

    さまざまなものがWiFi電波に影響を及ぼしますが、特に下記の障害物に気を付けてみましょう。

    障害物

    WiFiの電波に影響を与えかねない障害物

    化学素材(パーテーション)・木材・窓ガラス・水(水槽の水など)・人間・コンクリート(ブロック)・金属など

  3. 3

    Wi-Fiルーターが故障している

    上記の2つが原因でなさそうな場合、WiFiルーター自体が故障している可能性があります。WiFiルーターのような精密機器は熱やホコリなどに弱いです。

    通信会社やメーカーのホームページを参考にしたり、問い合わせたりしてトラブルを解消しましょう。

    また、同じWiFiルーターを長い期間使用していると、ルーターの寿命で接続が不安定になったり、通信速度が低下したりする場合もあります。

    Wi-Fiルーターが故障

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    WiFiルーターの寿命の目安や判断方法などは下記の記事をご確認ください。

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Wi-Fiの範囲を広げる・通信品質を改善する方法

WiFiの電波がうまく受信できない場合の解決策があります。代表的なものをまとめましたので、参考にして改善を試みましょう。

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    障害物をなくす・位置を変える

    紹介してきたとおり、親機と子機の間に障害物があると電波が届きづらくなり通信品質が落ちる可能性があります。確認して障害物があればなくしてみましょう。

    固定回線(光回線)の場合は限界がありますが、ホームルーターやモバイルルーターの場合は設置位置を変えやすいでしょう。

    ホームルーターやモバイルルーターは基地局からの電波をキャッチする仕組みのため、窓際付近や外から見通しが良い場所に置くと良いです。

    あわせて読みたい記事

    ホームルーターを設置する場所のポイントは、下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

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    Wi-Fiの周波数を変えてみる

    前述したとおり、WiFiの電波は2.4GHzと5GHzの2種類あります。

    それぞれ性質が異なり、もしつながりにくさや通信速度の遅さを感じたら切り替えてみると症状が改善される可能性があります。

    • 2.4GHz

      メリット

      電波が届きやすい

      デメリット

      同じ周波数を使う機器が多く電波干渉が起きやすい

    • 5GHz

      メリット

      通信速度が速い(子機も対応機種である必要がある)

      デメリット

      間に障害物があると速度が落ちやすい

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    Wi-Fiルーターのアンテナの向きを変える

    WiFiルーターのアンテナの種類は内蔵タイプと外付けタイプがあります。外付けタイプならば、アンテナの向きを変えるとつながりにくさや通信の遅さを改善できるかもしれません。

    マンションや平屋住宅の場合は、アンテナを立てて扇形に開き横方向に電波が飛ぶように調整しましょう。複数階ある縦長の住宅ならば、アンテナを地面と水平な状態にして縦方向に電波を飛ばすのがおススメです。

    製品のホームページや取扱説明書なども参考にして、ご自身の利用環境に最適な置き方やアンテナの向きを検討しましょう。

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    Wi-Fiルーターを買い替える

    現在使用中のWiFiルーターが古い場合は、買い替えを検討してみましょう。WiFiルーターの規格は随時更新されていて、主な規格は下記のとおりです。

    名称 規格リリース年 規格名 最大通信速度 周波数
    Wi-Fi 4 2009年 IEEE 802.11n 600Mbps 2.4GHz帯・5GHz帯
    Wi-Fi 5 2013年 IEEE 802.11ac 6.9Gbps 5GHz帯
    Wi-Fi 6 2019年 IEEE 802.11ax 9.6Gbps 2.4GHz帯・5GHz帯
    Wi-Fi 7 2024年 IEEE802.11be 36Gbps 2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯

    上記のように、WiFiの規格は新しくなるほど最大通信速度も速くなっています。

    たとえば、最大通信速度10Gbpsのインターネット回線を導入していても、WiFiルーターがWi-Fi 5までしか対応していなければ、回線のスペックを十分に活かしきれません。

    WiFiルーターの仕様を確認し、古い規格にしか対応していない場合は、新しい規格に対応するWiFiルーターへの買い替えを検討しましょう。買い替えにより、WiFiの通信が改善される可能性があります。

    なお、新しい規格のWiFiルーターに買い替える際は、子機側も新しい規格に対応している必要がある点に注意しましょう。

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    中継機(メッシュWi-Fi)を使用する

    WiFiの範囲を広げるためには中継機を置く方法もあります。WiFiの電波を文字通り中継すれば、WiFiルーターだけで届く範囲よりもさらに遠くまで電波を届けられます。

    特に「メッシュWiFi」に対応している中継機は便利です。電波を受信するまでは一般的な中継機と一緒ですが、メッシュWiFiの場合はWiFiルーター(コントローラー)から出た電波をエージェント(中継機)がキャッチしたのち改めて電波を出力します。

    また、通信環境の変化に合わせて最適な接続先を自動で変更してくれるため、広いエリアでも安定した通信が実現します。

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    ビームフォーミングを利用する

    「ビームフォーミング」に対応したWiFiルーターであれば、機能を利用してみるのもおススメです。

    ビームフォーミングとは親機と子機間だけに電波を集中・増強させ、通信速度アップや通信距離の拡大を可能にする技術です。

    ビームフォーミングがないWiFiルーターは、球体状に均一に電波を出します。そのため無駄が生じかねません。

    ビームフォーミングを使えば、子機の位置や距離を判別して最速で電波を届けるため、転送速度や安定性が向上します。

Wi-Fiの範囲を広げる設置のポイント

モバイルルーターやホームルーターの置き場所を紹介したので、固定回線(光回線)の場合のWiFiルーター(無線LANルーター)をどこに置けばいいのかも紹介しましょう。

建物の中心に設置する

可動式アンテナやビームフォーミング機能がついていない場合、WiFiルーターは球体状に電波を放出します。そのため建物の中心にWiFiルーターを置くのが理想です。

また2階建ての場合、木造建築であれば、2階にWiFiルーターを置くと建物全体に効率よく電波が届くでしょう。

鉄筋コンクリート建築の場合は、コンクリートによって電波が遮断されるため、中継機の利用がおススメです。

床から1~2m上に設置する

WiFiルーターを置く時は、床から1〜2m程度の高さを確保しましょう。球体状に飛ぶ電波の邪魔をせずに、建物や部屋全体に届くようにするためです。

また、反射した電波と干渉し合うのを防ぐために、床だけでなく壁などからも離すと良いでしょう。

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通信を安定させるには、ルーターの置き場所などの他に、同時接続台数にも注意が必要です。下記の記事では、WiFi接続安定のコツを解説していますので参考にしてください。

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