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Wi-Fiの通信速度の目安は?遅くなる原因や対処法を解説

ご自宅のWiFiの通信速度が速いのか、遅いのか気になっている方もいらっしゃるでしょう。本記事では、WiFiの通信速度の計測方法や利用目的ごとの通信速度の目安を紹介します。

あわせて、WiFiの通信速度が遅い時に考えられる原因と対処法も紹介します。

家電専門家の伊藤さんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。

  • 記載の情報は2023年11月時点のものです。

この記事を監修した方:
ITライター 伊藤浩一

月間30万PVを超えるブログを運営。発信力が強みのITライター。ブログ「伊藤浩一のモバイルライフ応援団」主宰。

モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。WEBニュースへの寄稿、モバイル関連書籍の執筆など多方面で活動している。

Wi-Fiの通信速度のポイント

上り・下り速度のイメージ 上り:アップロード(ブログ・SNSの投稿、メールの送信、クラウドストレージへのファイル送信) 下り:ダウンロード(動画の読み込み、Webサイトの閲覧、メールの受信、クラウドストレージからのファイル受信)

はじめに、WiFiの通信速度について押さえておきたいポイントを3つ紹介します。

  1. 1

    通信速度の単位

    ネットの通信速度は、1秒間にどれくらいのbit(情報量の最小単位)を送受信できるかを示す「bps(ビーピーエス)」で表されます。

    bpsとは、bit per second(ビット・パー・セカンド)の略で、数値が大きいほど通信速度が速いことを意味します。

    また、1,000bps=1kbps(キロビーピーエス)、1,000kbps=1Mbps(メガビーピーエス)、1,000Mbps=1Gbps(ギガビーピーエス)と換算でき、WiFiの通信速度でよく登場するのは、MbpsやGbpsなどの大きな値です。

  2. 2

    「上り速度」と「下り速度」

    ネットの通信速度には、「上り速度」と「下り速度」の2種類があります。

    上り速度は、デバイスからネット上のサーバーへデータを送信するときの速度で、アップロード速度とも呼ばれています。

    ブログやSNSへの投稿、メールの送信、クラウドストレージへのファイル送信などを行う時の通信速度が該当します。

    一方の下り速度は、ネット上のサーバーからデバイスへデータを受信する時の速度で、ダウンロード速度とも呼ばれます。

    動画の読み込みやWebサイトの閲覧、メールの受信、クラウドストレージからのファイル受信などが挙げられます。

    一般的には、下り速度のほうが需要が高いため、通信速度の目安を考える場合は、「下り速度を中心に考えます。

  3. 3

    「理論値」と「実測値」

    回線事業者やWiFiルーターのWebサイトでは、「下り最大通信速度」や「上り最大通信速度」の記載があります。ただし、上記はあくまで「理論値(ベストエフォート)」である点も覚えておきましょう。

    理論値とは、すべての環境が最善に整っている状態で計算した際の、理論上の最大通信速度をさします。

    実際にはさまざまな要因が通信速度に影響を与えるため、私たちが体感する「実測値」が理論値に達することが保証されているわけではありません。

Wi-Fiの通信速度の計測方法は?

WiFiの通信速度の計測は、ネット上にある回線の通信速度を計測できるWebサイトを利用することでも可能です。デバイスとサーバー間の応答速度などを基準に、回線のおおまかな通信速度を計測できます。

計測方法は上記のWebサイトにアクセスするだけ、または計測ボタンを選択するだけであり、数秒~数分間で調べられます。

無料で回線の通信速度を計測できるサイトの例は、次のとおりです。

  • internet speed test(Google)
  • Fast.com
  • speedtest by Ookla

上記以外にも通信速度を計測できるWebサイトは複数あります。また、スマートフォンの場合は、通信速度の測定アプリが提供されており、手軽に通信速度を測定できます。通信速度の測定データがアプリ上に記録されるので、速度の比較に役立ちます。

快適なWi-Fi速度の目安

100Mbps:全ての操作が快適にできる(オンラインゲーム、動画視聴(高画質)、Webサイト閲覧、メール) 30Mbps:画像・動画視聴が快適にできる(動画視聴(高画質)、Webサイト閲覧、メール) 10Mbps:問題なく画像・動画視聴ができる(Webサイト閲覧、メール) 1Mbps:問題なくテキストの入力ができる(メール)

続いて、ネットの利用目的ごとに快適な速度の目安を紹介します。

それぞれ必要なデータ量は異なり、テキストのみのメールの送受信であれば1Mbps以上、オンラインゲームなどの大容量・高速通信が必要なコンテンツでは、100Mbps以上の通信速度が求められます。

  • メール:1Mbps以上
  • Webサイト閲覧:10Mbps以上
  • 動画視聴(高画質):30Mbps以上
  • オンラインゲーム:100Mbps以上

伊藤さん

スマートフォンで通信する場合、WEBやSNSアプリで快適に操作するためには、5Mbps以上の速度が必要となります。

また、YouTubeなどに動画をアップロードする場合、4Kで撮影した動画は一分程度の長さでも、データ容量が1GB近くなるので、上りの速度が30Mbps以上ある方がアップロード時間を短縮できます。

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Wi-Fi速度が遅い時の原因と対処法

WiFiの通信速度は、さまざまな要因に左右されます。ご自宅のWiFiが遅い時の原因や対処法を7つ紹介します。

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    元になる回線の通信速度

    もとになる回線の通信速度→回線・プロバイダの変更、通信速度が速いプランへの加入

    WiFiの通信速度が遅い根本的な原因は、加入している回線の場合があります。

    固定回線(光回線やケーブルテレビ回線)も、モバイル回線(ホームルーターやモバイルWiFiルーター)にも、それぞれの回線事業者が設ける回線網の種類や料金プランに違いがあります。

    固定回線の場合は、回線契約にあわせてプロバイダ契約も必要であり、プロバイダの通信設備(インフラ)が充実していなかったり、混雑しやすい接続方式を採用していたりすることもあります。

    対処法としては、回線やプロバイダの変更や、より通信速度が速い料金プランへの加入が挙げられます。

  2. 2

    Wi-Fiルーターの通信規格

    Wi-Fiルーターの通信規格が古い→新しい通信規格のWi-Fiルーターへの買い替え

    WiFiには、「Wi-Fi 6」「Wi-Fi 5」などの通信規格があり、通信速度やつながりやすさに違いがあります。ご自宅のWiFiルーターが対応する通信規格をチェックしてみましょう。

    新しい通信規格であるほど通信速度は上がりますが、一方で古い通信規格では、最近の大容量コンテンツを快適に利用できない可能性があります。

    数世代前の古い通信規格を利用している場合は、新しいWiFiルーターに買い替えることも検討しましょう。

  3. 3

    家電による電波干渉が起きている

    家電による電波干渉→「5GHz帯」への切り替え

    WiFiの周波数帯は、「2.4GHz帯」と「5GHz帯」が設けられています。このうち、2.4GHz帯は家電などでも利用される汎用性の高い電波であるため、電波干渉が起こりやすくなります。

    どちらの周波数帯も利用可能な通信規格を利用している場合は、「5GHz帯」へ切り替えて同様の現象が起こるか試してみましょう。

  4. 4

    Wi-Fiルーターの設置場所

    Wi-Fiルーターの設置場所→地面から1~2m高いところに設置

    電波は、壁や金属、ガラス、湿気を含むものなどが近くにあると、反射したり、吸収されたりする性質があります。WiFiルーターの設置場所によっては、電波が届きづらくなります。

    WiFiルーターは、周りに障害物がなく、床から1~2mの高さがあり、できるだけ家の中心になるように意識して置くとよいでしょう。

  5. 5

    接続デバイスの数

    接続デバイスの数→接続デバイスの数を減らす

    WiFiルーターは、製品ごとに同時に接続できるデバイスの推奨台数が定められています。ご自宅のWiFiルーターの取扱説明書や公式サイトをチェックし、実際の接続台数と比較してみましょう。

    より多くのデバイスを接続する場合は、推奨接続台数の多いWiFiルーターへの買い替えがおススメです。

  6. 6

    Wi-Fiルーターの不具合

    Wi-Fiルーターの不具合→Wi-Fiルーターの修理・買い替え

    長年利用しているものや、真夏などの機器が熱暴走を起こしやすい環境では、WiFiルーターがうまく動作しない可能性もあります。

    上記の場合は、ルーターを再起動し、改善するか試してみましょう。状況が改善しない場合、古いWiFiルーターは新しいものに買い替える、熱暴走の可能性があるなら設置場所を変更するなどの手段が有効です。

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    接続しているデバイスの不具合

    接続しているデバイスの不具合→デバイスの修理・買い替え

    回線やWiFiルーターに問題がない場合は、スマホやパソコンなどWiFiに接続するデバイスに不具合が起きている可能性もあります。

    デバイスの設定の見直しやトラブルシューティングを行い、問題がある場合は買い替えを検討するとよいでしょう。

伊藤さん

WiFiルーターのファームアップデートが提供されている場合、アップデートすることで不具合が解消することがあります。

WiFiルーターの説明書を参照して、WiFiルーターの設定画面よりアップデーターを適用しましょう。

また、接続しているデバイスが大容量データの送受信を行っている場合、他のデバイスでの接続速度が遅くなる場合があります。

接続しているデバイスが、大容量のデータのやりとりをしているかどうか、確認しましょう。

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5G対応のUQ WiMAXで快適なネット生活を!

WiFiの通信速度を知るための項目には、速さの単位や上り速度・下り速度、理論値・実測値などがあります。

また、快適なWiFiの通信速度は、ネットの利用目的ごとに異なります。利用するコンテンツの目安と実測値を比較し、適切な通信速度が出ているか確認することをおススメします。

WiFiの通信速度が遅いときは複数の原因が考えられるため、確認できる項目からチェックし、対処法を試してみましょう。

WiFiルーターに原因がありそうなときは、買い替えもおススメです。UQ WiMAXでは、5Gにも対応したホームルーターやモバイルルーターを豊富に取り扱っています。

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」なら下り最大4.2Gbps※1※2、上り最大286Mbps※1※2、「Speed Wi-Fi 5G X12」なら下り最大3.9Gbps※1※2、上り最大183Mbps※1※2で楽しめます。

WiMAXは高速モバイルインターネット「WiMAX 2+」と高速ワイドエリア「au 4G LTE」、さらに5G対応次世代回線「au 5G」の3つのネットワークを使っているので、日本全国で高速ネットの利用が可能です。さらに地下鉄や地下街などのエリアも拡大中です。

以下で2種類のルーターを紹介します。便利で快適なUQ WiMAXをぜひチェックしてください。

無線でも有線でもギガスピード※3を体感できる、マルチギガビット有線LAN・Wi-Fi 6※4対応のホームルーターです。

高画質での動画閲覧や、オンラインゲームなどを快適に楽しみたい方におススメです。コンセントにつなぐだけですぐにWiFiを利用できる点も魅力です。

  • ※1一部エリアで提供。
  • ※2ベストエフォート型サービスです。実際の通信速度は、お客さまのご利用環境、回線の状況などにより変化します。
  • ※3接続機器使用時の通信速度は、お客さまの通信環境と規格により異なります。LANケーブル接続時は受信最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時(Wi-Fi 6 5GHz帯の場合)は受信最大2,402Mbpsです。
  • ※4OFDMA非対応です。
  • 5G SA契約でご利用いただけます。5G SAは一部エリアで提供しています。

5GとWi-Fi 6※5対応で高速かつ安定した通信を利用できるモバイルルーターです。旅行中や通勤通学中もWiFiを利用したい方におススメです。

  • ※5OFDMA非対応です。
  • 5G SA契約でご利用いただけます。5G SAは一部エリアで提供しています。
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