インターネット料金の仕組みとは
固定回線(光回線)やWiFiルーターにかかる費用を「インターネット料金」と呼んで、解説をしていきます。インターネット料金の仕組みを理解するには、費用が発生するタイミングごとで分けてみるのがおススメです。今回は下記の3つに分けて解説します。
- 初期費用:契約開始時に発生する費用
- 月額料金:毎月請求される費用
- 解約費用:解約によって発生する可能性がある費用
インターネット料金に含まれるものとは
インターネット料金に含まれる3つの費用をそれぞれ具体的に解説していきます。なお費用は、固定回線(光回線)かWiFiルーターかの種類による違いはもちろん、利用する通信事業会社による違いもあります。サービスごとで費用に違いがあることを認識しながら、気になるサービスは通信事業会社のホームページなどをみて個別で情報を確認するのがおススメです。
初期費用
契約開始時に発生する費用は「初期費用」と呼ばれます。発生するのはネットサービスの契約時ですが、請求や支払いのタイミングは契約時とはかぎりません。契約料や登録料は契約月の翌月に、開通工事費や端末代金は毎月分割で月額料金として請求される場合が多いです。各社契約時にご確認ください。
初期費用の代表例
- ・契約料
- ・登録料
- ・開通工事費 ※固定回線(光回線)の場合
- ・端末代金 ※WiFiルーターの場合
月額料金
ネットの「月額料金」は、サービス・回線・機器の使用料が主にかかります。固定回線(光回線)の場合は、回線を提供している回線事業者に「回線使用料」、回線を通してネットに接続するためのサービスを提供するプロバイダ(接続事業者)に「プロバイダ利用料」を支払わなければなりません※1。回線事業者とプロバイダが一体になったサービスもありますが、本来は別々に費用が発生する仕組みです。
さらに、使う環境や使い方によっても費用は変わります。たとえば、固定回線(光回線)の場合、利用する住居のタイプによる料金の違いが挙げられるでしょう。便利なオプションが各通信事業会社から提供されていますが、契約すればその分のオプション料金が加算される点も見逃せません。その上で、初期費用を分割した分が上乗せされるため、インターネット料金が高く感じる方がいると考えられます。
月額料金の代表例
- ・回線使用料
- ・プロバイダ利用料
- ・接続機器レンタル料 ※固定回線(光回線)の場合
- ・オプション料金
解約料金
契約更新月などの特定期間以外で解約した場合に、解約料金が発生する可能性があります。しかし、解約料金は必ず発生するとはかぎりません。ネット契約は2〜3年ごとに切り替えや更新を行うのが一般的で、契約更新月の期間内で解約すれば、契約解除料は発生しないでしょう。また、工事費や端末代金も支払いを終えていれば、解約しても新たな費用は発生しません。逆にいえば、工事費や端末代金の残債が残っている場合は、解約時に清算する必要があります。一括で支払わなければならないため、注意しましょう。
解約料金の代表例
- ・契約解除料
- ・工事費の残債 ※固定回線(光回線)の場合
- ・端末代金の残債 ※WiFiルーターの場合