テレビとWi-Fiをつなげるには
テレビとWiFiをつなげるには、まずはWiFi接続が可能なテレビであるかを確認しましょう。WiFiが内蔵されていれば、スマホやタブレットなどと同じ要領でつなげられます。手順ものちほどまとめますので、参考にしながら接続をしてみましょう。
WiFiが内蔵されていなくても、LANポート・USBポート・HDMIポートなどがあれば有線でつなげられます。
こちらも手順をのちほど紹介しますが、有線の場合はテレビやWiFiルーターのほかにもケーブルなどの準備が必要です。そのためテレビにWiFiが内蔵しているかをまず確認することが大事といえます。

テレビとWi-Fiをつなげる時の周波数
日本ではWiFiの周波数帯として、2.4GHz帯と5GHz帯が割り当てられています。切り替えても使えるため、それぞれの違いを理解しておくと便利でしょう。
2.4GHz帯
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2.4GHzの周波数は遠くまで電波が届き、壁などの障害物にも強い性質があります。
しかし電子レンジやBluetooth®などのほかの家電製品でも2.4GHzの周波数を使用するため、電波が干渉しやすい点が指摘されてきました。速度低下や通信遮断につながる場合があるのです。
5GHz帯
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5GHz帯は、ほかの家電製品では使用されていない周波数帯です。そのため電波干渉による速度低下や通信遮断などの心配が少ない利点があります。
テレビと接続する場合も、電波干渉の影響を受けにくい5GHz帯を選ぶのがおススメです。
しかし壁や扉などの障害物に弱く遠くまで電波が届きにくいため、ルーターやテレビの置き場所を変えたり2.4GHzに変えてみたりして利用しやすい設定を検討すると良いでしょう。
Wi-Fi 6に対応しているかもチェック
周波数帯だけでなく、WiFiの規格にも注目です。より新しい規格の方が通信品質は高いと考えられます。2023年4月時点では、Wi-Fi 6※1に対応しているルーターを選ぶのがおススメです。
Wi-Fi 6※1は、その名の通りWiFiの第6世代にあたる規格で、「OFDMA※2」と呼ばれる接続によって遅延の少ない安定した通信を実現します。
Wi-Fi 5で使用された「OFDM」では、1通信で1台ずつ順番に通信をしていました。順番につなぐため、待ち時間が発生していたのです。しかしWi-Fi 6※1で使われるOFDMAでは、1通信で複数台の同時通信が可能になりました。
同時接続のため待ち時間が解消されたのです。Wi-Fi 6※1を利用するには対応機種を選ぶ必要があるため、ルーターなどのホームページで確認しましょう。
- ※1 子機側もWi-Fi 6に対応している必要があります。
- ※2 OFDMAを利用するには、受信側の端末もOFDMAに対応している必要があります。