新生活を始めるにあたり、女性の一人暮らしではどれくらいの費用がかかるのか確認しておきたい方もいるでしょう。平均的な費用を知っておけば、新生活を始める時はもちろん、生活費の見直しをしたい時にも目安として役立つはずです。
本記事では、一人暮らしにかかる生活費の目安と内訳、節約のコツなどを紹介していきます。新生活を始める準備や、生活費の見直しの参考にして頂ければ幸いです。
総務省統計局「家計調査 家計収支編」によると、2022年の単身世帯の女性が1ヵ月間にかかる費用の平均額※1は、次の通りです。
食費 | 36,860円 |
住居※2 | 63,782円 |
水道光熱費 | 13,738円 |
家具・家事用品 | 6,523円 |
被服・履物 | 5,786円 |
保健医療 | 8,407円 |
交通・通信 | 16,740円 |
教育 | 0円 |
教養・娯楽 | 17,101円 |
その他の消費支出 | 33,538円 |
合計 | 202,475円 |
---|
全体の支出としては、毎月約20万円程度となっています。なお、住居の費用は、持ち家、学生寮、社員寮、県営住宅なども含まれ、賃貸のみの平均ではないことに注意が必要です。
年齢や生活スタイルによって費用は変動するため、あくまで平均ではありますが、大まかな目安として参考になるでしょう。
ご自身の費用と照らし合わせて、平均に比べて、費用が安く抑えられているのか高めにかかっているのか確認してみましょう。
一人暮らしを始める時に必要な初期費用を確認していきましょう。必要な費用としては、主に以下が挙げられます。各費用の詳細と、費用を抑えるコツを紹介します。
賃貸の契約にかかる費用には、敷金・礼金、仲介手数料、前家賃、火災保険料、鍵の交換費用などがあります。契約を検討している賃貸物件は、見積もりを取って初期費用を確認しておきましょう。
初期費用を安く抑えたい場合は、可能であれば1~3月頃の賃貸契約の繁忙期を避けると、交渉次第では費用が安くなる可能性があります。
そのほかにも、仲介手数料の安い不動産会社で契約したり、敷金・礼金ゼロの物件を選んだりすれば、費用を抑えることが可能です。
また、複数社から見積もりを取って比較をすると、初期費用が安い不動産会社を選ぶことができます。
単身での引っ越し費用は、3~7万円程度が目安です。引っ越しの時期や荷物の量、距離や依頼する引っ越し業者などによって費用は変わります。
引っ越し費用が高くなる時期は、3~4月の繁忙期と呼ばれる時期です。繁忙期を避けて引っ越しができる場合、引っ越し費用は抑えられます。
また、費用を安く抑えるなら、相見積もりを取ることが重要です。依頼する業者によって費用は異なるため、見積もりの結果をもとに交渉をしてみると、さらに安くなる場合もあります。
そのほか、荷物の量を減らすことでも引っ越しの費用は削減できます。引っ越しを機に不要なものは廃棄して、家具や家電などの所持品の整理を進めていきましょう。
家具や家電の購入費用も見積もっておきましょう。予算と優先順位を決めて計画的に購入することで、費用は節約しやすくなるはずです。
また、家具や家電の購入費用を安く抑えるなら、フリマアプリやリサイクルショップで中古品を購入する方法もあります。新品にこだわらない方は、中古品も選択肢に入れながら、家具や家電を選んでみると良いでしょう。
女性の一人暮らしにかかる費用は、年代によって次のように異なる傾向があります※3。
全体 | 34歳まで | 35歳~59歳まで | 60歳以上 | |
---|---|---|---|---|
食費 | 36,860円 | 30,035円 | 40,075円 | 37,610円 |
住居※4 | 63,782円 | 48,364円 | 70,121円 | 64,705円 |
水道光熱費 | 13,738円 | 8,907円 | 13,371円 | 15,055円 |
家具・家事用品 | 6,523円 | 4,107円 | 6,468円 | 7,149円 |
被服・履物 | 5,786円 | 7,447円 | 8,632円 | 4,501円 |
保健医療 | 8,407円 | 4,748円 | 10,844円 | 8,585円 |
交通・通信 | 16,740円 | 19,792円 | 21,391円 | 14,578円 |
教育 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
教養・娯楽 | 17,101円 | 20,570円 | 20,034円 | 15,336円 |
その他の消費支出 | 33,538円 | 22,057円 | 39,203円 | 34,696円 |
合計 | 202,475円 | 166,027円 | 230,139円 | 202,215円 |
単身世帯の全体の平均支出を合計すると約20万円ですが、世代によって合計金額に違いがあります。それぞれ、順番に解説します。
総務省統計局「家計調査 家計収支編 2022年報」によると、34歳までの単身世帯の女性が1ヵ月間にかかる費用の平均額※5は、次の通りです。
全体 | 34歳まで | |
---|---|---|
食費 | 36,860円 | 30,035円 |
住居※6 | 63,782円 | 48,364円 |
水道光熱費 | 13,738円 | 8,907円 |
家具・家事用品 | 6,523円 | 4,107円 |
被服・履物 | 5,786円 | 7,447円 |
保健医療 | 8,407円 | 4,748円 |
交通・通信 | 16,740円 | 19,792円 |
教育 | 0円 | 0円 |
教養・娯楽 | 17,101円 | 20,570円 |
その他の消費支出 | 33,538円 | 22,057円 |
合計 | 202,475円 | 166,027円 |
34歳までの若年層は他の世代に比べて収入が少ないので、支出の合計も少ない傾向があります。一方で、「被服・履物」「交通・通信」「教養・娯楽」などの項目は全体の平均額よりも多いです。
総務省統計局「家計調査 家計収支編 2022年報」によると、35歳~59歳までの単身世帯の女性が1ヵ月間にかかる費用の平均額※7は、次の通りです。
全体 | 35歳~59歳まで | |
---|---|---|
食費 | 36,860円 | 40,075円 |
住居※8 | 63,782円 | 70,121円 |
水道光熱費 | 13,738円 | 13,371円 |
家具・家事用品 | 6,523円 | 6,468円 |
被服・履物 | 5,786円 | 8,632円 |
保健医療 | 8,407円 | 10,844円 |
交通・通信 | 16,740円 | 21,391円 |
教育 | 0円 | 0円 |
教養・娯楽 | 17,101円 | 20,034円 |
その他の消費支出 | 33,538円 | 39,203円 |
合計 | 202,475円 | 230,139円 |
35歳~59歳までの中年層では、収入の増加にともない支出の合計も増える傾向があります。
特に、「食費」「住居」「水道光熱費」「その他の消費支出」の項目は若年層と比べて大幅に増えているので、節約を考えるならこれらの項目から着手しましょう。
なお、「保険医療」も若年層と比べて増えていますが、貯蓄型の生命保険のような、将来のために積み立てる費用や健康に関する費用を削ることはおススメできません。
総務省統計局「家計調査 家計収支編 2022年報」によると、60歳以上の単身世帯の女性が1ヵ月間にかかる費用の平均額※9は、次の通りです。
全体 | 60歳以上 | |
---|---|---|
食費 | 36,860円 | 37,610円 |
住居※10 | 63,782円 | 64,705円 |
水道光熱費 | 13,738円 | 15,055円 |
家具・家事用品 | 6,523円 | 7,149円 |
被服・履物 | 5,786円 | 4,501円 |
保健医療 | 8,407円 | 8,585円 |
交通・通信 | 16,740円 | 14,578円 |
教育 | 0円 | 0円 |
教養・娯楽 | 17,101円 | 15,336円 |
その他の消費支出 | 33,538円 | 34,696円 |
合計 | 202,475円 | 202,215円 |
60歳以上の高齢層は、職種にもよりますが定年退職を迎える方が多いです。そのため、中年層に比べて収入が減り、支出の合計が全体の平均額近くまで下がります。
特に、「被服・履物」「交通・通信」「教養・娯楽」への支出は若年層や中間層に比べて大幅に減少します。
一方で、「食費」「住居」「水道光熱費」などの項目は若年層や中年層と比べても一定の金額を維持しています。また、健康へのリスクがあるので、「保険医療」の支出が減りにくいです。
女性が一人暮らしをする際の物件選びのポイントも確認しておきましょう。ポイントは以下の3点です。
女性の一人暮らしでは、セキュリティ設備の整った物件を選んでおくと安心です。オートロック、モニター付きインターホン、防犯カメラなどの設備があるかはチェックしておきましょう。
また、物件選びでは、立地や周囲の環境も重要なポイントです。周辺にコンビニ、スーパー、ドラッグストアなどがあると、生活がしやすいでしょう。
居住エリアが選べる場合は、治安の良いエリアを選んでおくと、犯罪などの被害に遭うリスクを抑えられます。通勤・通学で使う道は、明るくて人通りが多いかなども、内見の際に確認しておきましょう。
そのほか、住居の間取りや設備もチェックポイントです。独立洗面台、バス・トイレ別、宅配ボックスなどについて希望の設備はあるか、キッチンの広さや間取りは生活に不便がないかなど、確認しておきましょう。
生活費が高いと感じているなら、少しずつ節約についても考えていきたいところです。女性の一人暮らしで生活費を抑えるコツとしては、以下が挙げられます。
外食を控えて自炊に切り替えると、食費を安く抑えられます。外食中心の方が、毎日自炊に切り替えた場合、毎月数万円単位の節約になる可能性もあります。
毎日自炊をするのが面倒に感じる方は、できる日だけでも自炊に切り替えてみる方法もあります。作り置きをしたり、レトルトや冷凍食品を上手に取り入れたりすることでも、自炊の負担は軽減できます。
まずは少しずつ始めて習慣化していくことを検討しましょう。
生活費を抑えるなら、水道光熱費の節約も考えてみると良いでしょう。日々の水道、電気、ガスの使い方を見直して無駄を減らしていくことで、毎月少しずつ生活費を節約できます。
特に電気やガスについては、料金プランを変更したり、契約先の電力会社・ガス会社を乗り換えたりなど、契約自体を見直す方法もあります。料金プランについて意識していなかった方は、ぜひ見直しをしてみると良いでしょう。
通信料の見直しも、固定費削減として効果が大きいです。
例えばスマホの契約は、格安で使える通信会社を選ぶと、料金を大きく節約できるでしょう。現状の契約と乗り換え先によっては、毎月数千円、年間で数万円の節約ができることもあります。
また、自宅のインターネット回線は、インターネット料金ももちろん重要ですが、スマホとのセット割引があるところを選ぶのも節約のコツです。インターネット回線を選ぶ際には、ぜひセット割引の有無に注目してみると良いでしょう。
通信費の見直しを考えているなら、スマホの契約は「UQモバイル」がおススメです。格安の料金プランで、月々の通信費がしっかり節約できます。
例えば、WiMAX +5Gルーターと、UQモバイルが提供する「トクトクプラン」「ミニミニプラン」のいずれかに加入したスマホをセットで契約すると、「自宅セット割」の適用が可能でスマホの利用料金が1,100円/月割引されます。(「コミコミプラン」は対象外です。)
auスマホとUQ WiMAXのセットの場合、対象の料金プランに加入していれば、「auスマートバリュー」を適用してスマホの利用料金が最大1,100円/月おトクになります。
UQモバイルやauのスマホとセットで、スマホの利用料金から毎月割引されておトクにネットが使えます。詳しくはUQ WiMAXのホームページをご確認ください。
UQ WiMAXでは、5G高速通信に対応したホームルーター・モバイルルーターのサービスを提供中です。
「Speed Wi-Fi 5G X12」なら上り最大速度183Mbps※11、下り最大3.9Gbps※11、「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」なら上り最大速度286Mbps※11、下り最大4.2Gbps※11の高速通信が可能です。
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「通信費やネット回線を見直したい」という方は、ぜひUQモバイルやUQ WiMAXを検討してみてはいかがでしょうか。
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