一人暮らしにかかる生活費の目安と内訳
総務省統計局「家計調査 家計収支編」によると、2021年の単身世代の女性が1ヶ月間にかかる費用の平均額※1は、次の通りです。

食費 | 34,981円 |
住居 | 20,019円 |
水道光熱費 | 12,227円 |
家具・家事用品 | 6,366円 |
被服・履物 | 5,783円 |
保健医療 | 8,103円 |
交通・通信 | 16,434円 |
教育 | 1円 |
教養・娯楽 | 14,334円 |
その他の消費支出 | 32,109円 |
合計 | 150,357円 |
---|
全体の支出としては、毎月約15万円程度となっています。なお、住居の費用は、持ち家、学生寮、社員寮、県営住宅なども含まれ、賃貸のみの平均ではないことには注意が必要です。
年齢や生活スタイルによって費用は変動するため、あくまで平均ではありますが、大まかな目安として参考になるでしょう。ご自身の費用と照らし合わせて、平均に比べて、費用が安く抑えられているのか高めにかかっているのか確認してみましょう。
一人暮らしを始める時に必要な初期費用
一人暮らしを始める時に必要な初期費用を確認していきましょう。必要な費用としては、主に以下が挙げられます。各費用の詳細と、費用を抑えるコツを見ていきましょう。
- 賃貸の契約にかかる費用
- 引っ越し費用
- 家具や家電の購入費用
賃貸の契約にかかる費用
賃貸の契約にかかる費用には、敷金・礼金、仲介手数料、前家賃、火災保険料、鍵の交換費用などがあります。契約を検討している賃貸物件は、見積もりを取って初期費用を確認しておきましょう。
初期費用を安く抑えたい場合は、可能であれば1~3月頃の賃貸契約の繁忙期を避けると、交渉次第では費用が安くなる可能性があります。そのほかにも、仲介手数料の安い不動産会社で契約したり、敷金・礼金ゼロの物件を選んだりすることでも、費用を抑えることが可能です。
また、複数社から見積もりを取って比較をすると、初期費用が安い不動産会社を選ぶことができます。
引っ越し費用
単身での引っ越し費用は、3~7万円程度が目安です。引っ越しの時期や荷物の量、距離や依頼する引っ越し業者などによって費用は変わってきます。
引っ越しの費用が高くなる時期は、3~4月の繁忙期と呼ばれる時期です。繁忙期を避けて引っ越しができる場合は、引っ越しの費用は抑えられます。
また、費用を安く抑えるなら、相見積もりを取ることが重要です。依頼する業者によって費用は異なるため、見積もりの結果をもとに交渉をしてみると、さらに安くなる場合もあります。
そのほか、荷物の量を減らすことでも引っ越しの費用は削減できます。引っ越しを機に不要なものは廃棄して、家具や家電などの所持品の整理を進めていきましょう。
家具や家電の購入費用
家具や家電の購入費用も見積もっておきましょう。予算と優先順位を決めて計画的に購入することで、費用は節約しやすくなるはずです。
また、家具や家電の購入費用を安く抑えるなら、フリマアプリやリサイクルショップで中古品を購入する方法もあります。新品にこだわらない方は、中古品も選択肢に入れながら、家具や家電を選んでみると良いでしょう。