プロバイダーとは?
プロバイダーとはインターネットサービスプロバイダー(Internet Service Provider)の略称で、一般的にプロバイダー、または頭文字をとってISPと呼ばれています。
ネットを利用するには、回線の開通とプロバイダーとの契約、ルーターが必要です。
プロバイダーは、回線事業者が提供している回線を通してネットに接続する接続事業を行っています。
ネット上の住所にあたるIPアドレスを発行して、利用者に割り振ることで、利用者がネットへ接続することを可能にしています。
なお、回線事業者は、ネットに接続するための光ファイバーやADSL回線などを提供している事業者のことです。
ユーザーは回線とネットを直接つなぐことができないため、プロバイダーが間にたって接続を行っています。主要な回線事業者とプロバイダーは下記のとおりです。
ADSL回線の仕組み
ADSLとは、「Asymmetric Digital Subscriber Line(非対称ディジタル加入者線)」の略で、敷設された電話回線を流用して通信ができるインターネット回線です。
日本では2000年代前半に普及が始まりました。ADSLは、電話回線を使用するため、日本全国で通信が利用できます。
現在は、モバイル回線のホームルーターやモバイルWiFiルーター、光回線の登場によりADSLの利用者は減少しています。
また、ADSLのサービス事業者は新規受付を停止し、サービス終了も発表しています。詳しくは後述します。
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ADSLの基本や、新規受付停止に伴う他回線への乗り換え方法など、下記記事で詳しく解説しています。
回線事業者
インターネットに接続するための回線を提供している会社
NTT東日本、NTT西日本、KDDI、ソフトバンク、IIJなど
プロバイダー(接続事業者)
回線を通してインターネットに接続するサービスを提供している会社
@nifty、OCN、plala、BIGLOBE、DTI、hi-ho、AsahiNetなど
ユーザーがネットに接続するためには、回線事業者とプロバイダーの2者と契約する必要があります。
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プロバイダーの確認方法について詳しくは、下記の記事をご参照ください。
プロバイダー契約なしでネットが利用できる一体型サービスもある
インターネット回線を契約してネットに接続するためには、上述の通り、回線事業者とプロバイダーの契約が必要です。
しかし、現在ネットに接続している方のなかには、プロバイダーと契約を交わした記憶がない方もいるはずです。
最近では回線とプロバイダー一体型のサービスも多数存在し、一体型サービスであればプロバイダー契約なしで利用できます。
プロバイダー一体型のサービスであれば、お申し込みの手間が省け、請求書・料金などの管理も簡単です。
プロバイダーが提供しているおもなサービス
プロバイダーは回線への接続以外にも、多くのサービスを提供しています。
プロバイダーによって独自のサービスを提供していることもありますが、基本的には以下のようなサービスを行っています。
メールアドレス取得
メールのやり取りを行うのに必須のメールアドレスを提供しています。提供しているメールアドレスは、「~XXXX.co.jp」などドメイン名が含まれたものです。
ホームページ/ブログ/独自ドメイン取得
プロバイダーが提供するサーバー上でのホームページ作成サービス、ブログサービス、独自ドメインの取得サービスを行っています。
迷惑メールやウイルス対策
メールでのやり取り、ホームページ、ブログなどの設置に関連して、迷惑メールや添付ファイルへのウイルスチェックサービスを行っています。
出張サービスなどのサポート
各種設定が難しい方のために、充実した問い合わせサービス、出張サービスを行っているプロバイダーもあります。