一人暮らしを始めるにあたり、引っ越し前にやっておくべき手続きがあります。進学や就職で一人暮らしを始める方は、事前に必要な手続きや注意点を知っておくと引っ越し作業や役所での手続きなどがスムーズに進みます。
この記事では、一人暮らしを始める方が知っておきたい必要な手続きや注意点などをわかりやすく解説します。
一人暮らしをするために必要な役所での手続きは転出届と転入届の2つです。転出届や転入届を提出して住民票を異動しないと、国や自治体からの通知が一人暮らしをしている住所に届きません。
今回は東京都千代田区※1を例に、転出届と転入届を提出する流れを順番に解説します。
ほかの市区町村に引っ越しをする場合は、引っ越し前に住んでいる市区町村に転出届を出しましょう。
例えば、東京都千代田区から他の市区町村に住所を異動する時は、次の方法で転出届を提出します。(2023年2月27日時点)
方法 | 手順 |
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窓口 |
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郵送 |
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基本的に引っ越しの日が決まったら転出届を提出します。引っ越し後に手続きする際は、東京都千代田区の場合、転出をした日から14日以内に手続きを済ませましょう。
なお、窓口で手続きを進める場合は、転出届を提出する方の本人確認書類が必要になるので、運転免許証や保険証などを用意しておくと良いです。
上記の方法で転出届を提出すると、転出証明書が発行されます。転出証明書がないと、引っ越し先の市区町村に転入届を提出できないので、紛失しないように注意しましょう。
なお、住民基本台帳カード、またはマイナンバーカードを持っている方は、転出届を提出して、引っ越しをしてから14日以内なら、転入先の市区町村で転入届を提出する際にカードを出せば、転出証明書なしで引っ越し手続きが行えます。
ほかの市区町村から東京都千代田区に住所を異動する場合は、次の方法で転入届を提出します。(2023年2月27日時点)
方法 | 手順 |
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転出証明書が必要 |
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転出証明書が不要 |
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転出届と違い、転入届は郵送でのお申し込みができません。そのため、引っ越しをしてから14日以内に窓口へ行き、手続きを済ませましょう。
なお、同じ市区町村に引っ越しをする場合は、転出届や転入届ではなく転居届を提出します。
転居届も引っ越しをしてから14日以内に手続きを行う必要があるので、マイナンバーカードや保険証などを持っていき手続きを済ませましょう。
一人暮らしをする前にしておくべきことは以下のとおりです。
一人暮らしをする際に最初に決めるべきことは住居です。
学校の寮や会社の社宅以外の場合、不動産会社と賃貸契約を結ぶことが一般的な方法になります。契約の際には住民票と印鑑証明、前年度の源泉徴収票、連帯保証人の承諾書などを用意しましょう。
また、物件によっては敷金や礼金などの初期費用を事前に振り込む場合があります。敷金礼金は家賃の0ヵ月~2ヵ月程度が相場なので、合計すると家賃4ヵ月分~6ヵ月分を一度に支払う可能性があります。
一人暮らしをする際はある程度のお金を貯めておくと良いです。
一人暮らしをする物件が決まったら、水道、ガス、電気などを引っ越し日までに開通するように、手続きを進めます。
物件によっては家賃に水道光熱費が含まれている場合もあるので、まずは大家や管理会社に確認を取りましょう。水道やガス、電気の申し込みの流れは以下のとおりです。
手順 | |
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水道 |
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ガス |
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電気 |
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電気とガスは申し込み後、開通しないと利用できません。そのため、引っ越し日から利用できるように前もって手続きを進めましょう。
水道は、管轄の水道局によっては水道の開栓作業を行わなければ、水が利用できないところもあります。そのため、遅くとも引っ越し日の前日までには、水道局が作業できるようにする必要があります。
申し込み期限は水道局によって様々ですが、目安として水道の使用開始日(引っ越し当日)1週間前までに済ませておくと安心です。
なお、基本的に電気と水道は開通にあたり、立ち合いが不要となっています。
しかし、ガスは立ち合いを求められることが多いので、引っ越しのスケジュールと照らし合わせて決めると良いです。
引っ越し先で光回線やWiMAXなどのインターネット回線を利用したい場合は、自分で申し込む必要があります。
例えば、UQ WiMAXを申し込む場合の手順は以下のとおりです。
UQ WiMAXの公式ホームページで引っ越し先が対象エリアか確認する
ホームルーター、あるいはモバイルルーターを選択する
個人情報や支払方法を入力する
入力内容を確認後、「申し込みする」ボタンを選択する
申し込み受け付け完了ご案内メールを確認する
ルーターが届くのを待つ
ルーターが届いたら初期設定を行う
なお、賃貸物件によっては回線をすでに導入している場合があり、契約できるインターネット回線が限られる可能性もあります。
一人暮らしをするために必要な手続きの注意点は以下のとおりです。
一人暮らしが決まったら、早めに賃貸物件や運送業者の手配などの準備をしたほうが良いです。
準備を始めたタイミングによっては、良い条件の賃貸物件がなかったり、繁忙期を迎えて運送業者が混雑したりして依頼できない可能性があります。
特に、3月~4月は新生活が始まる時期のため、非常に混雑しやすいので、早めに準備をするべきです。
一人暮らしを始める際に転出届と転入届を提出しますが、順番を間違えないように注意しましょう。
原則として、提出する順番は転出届が先で、転入届は後です。
転入届を提出するには、転出届を提出した時にもらえる転出証明書が必要になります。そのため、転出届と転入届の順番は逆にできません。
転出届を出さずに引っ越しをしてしまった場合は、引っ越し前の市区町村に郵送で転出届を提出して転出証明書を請求すれば、転入届を提出できます。
光回線のような導入のために工事が必要なインターネット回線の場合、申し込んでから工事が始まるまでにある程度の時間がかかります。
インターネット回線にもよりますが、戸建住宅なら1ヵ月~2ヵ月、マンションでも2週間程度はかかる可能性があると覚えておきましょう。
混雑している時期の場合はさらに伸びるため、引っ越しが決まったら早めに連絡をすると良いです。
一人暮らしを始める場合、市区町村の窓口で転出届と転入届を提出して、住民票を異動する必要があります。
また、引っ越しが決まった段階で早めに賃貸物件を決め、引っ越し業者に依頼し、ガスや電気、インターネット回線などを申し込むと良いです。
一人暮らしでインターネット回線を契約するならUQ WiMAXのお申し込みを検討してみましょう。
UQ WiMAXのホームルーターやモバイルルーターは工事を行わずにネットにつなげることができます。最短翌日で受け取れるので、すぐにネットを利用したい方におススメです。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
Speed Wi-Fi 5G X12
また、UQ WiMAXとUQモバイルが提供する「トクトクプラン」「ミニミニプラン」のいずれかに加入したスマホをセットで契約すると、「自宅セット割」※2※3の適用が可能でスマホのご利用料金が最大1,100円/月割引されます。(コミコミプラン+は対象外です。)
一人暮らしを始めると、初期費用や毎月の生活費など出費がかさみます。
少しでも節約したいと考えているなら、「自宅セット割」やおトクなキャンペーンも行っているUQ WiMAXを検討してみてはいかがでしょうか。