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5Gの通信速度は遅い?5Gが遅い原因と改善方法を解説

従来の4G通信よりも高速通信が可能な5G通信を使っていても、通信速度が遅く感じられたり、通信できているのか不安になったりしてしまうことがあるかもしれません。

そこで本記事では、5G通信が遅いと感じる原因や、通信速度が遅くなった時の改善方法を解説します。

日頃から5G通信を利用している方や、これから5G通信を使いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

  • 記載の情報は2024年6月時点のものです。

そもそも5Gとは?

5Gは、第5世代移動通信システム(5th Generation)の略称です。スマホや携帯電話で利用されるネットワークは、第1世代(1G)や第2世代(2G)と進化を続けてきました。

5Gは1つ前の世代の4Gと比較して、「高速・大容量」「低遅延」「多接続」の特徴があります。具体的には、「動画やアプリを高速でダウンロードできる」「オンラインゲームのラグや遅延が少ない」「スマホやパソコン、テレビやロボット掃除機など多くの端末を同時に接続できる」などがメリットです。

5Gの通信速度が遅いと感じる原因

高速通信が可能な5Gですが、利用者のなかには「思ったよりも通信速度が遅い」と感じる方もいます。

ここでは、5Gの通信速度が遅いと感じてしまう原因を、基地局と端末(デバイス)、2つのポイントから解説します。

基地局の問題

基地局が原因で5Gの速度が遅いと感じてしまう理由から解説します。そもそも基地局とは、スマホで発信した電波を基地局で受信し、光ケーブルを介し情報が交換局に送られます。

その情報を相手側に最も近い基地局に送信し受信することで通話やデータ通信を行います。

なお、利用者からはわからない基地局で起きている速度低下の原因とは、どのようなものになるのか下記で詳しく解説します。

5Gの基地局が少ない

日本国内で5Gが商用化されたのは、2020年3月です。本格的に利用され始めてからそれほど年数が経っておらず、2024年6月現在も積極的に基地局の設置工事を進めています。

そのため、基地局が少ない地域では安定した5G通信を行うことができず、通信速度が遅くなってしまうのです。

基地局の問題は、現在も設置が順次進んでおり次第に解消されることが見込まれます。

5Gの電波の特性

基地局の数とも密接に関係しているのが、5Gの電波の特性です。5Gの電波は4Gに比べて周波数が高く、遠くまで届きにくいため、ひとつの基地局がカバーできる範囲が狭くなってしまいます。

基地局が少ない現状では通信速度が低下しやすいといえます。

さらに、5Gの電波は直進性が高いという特性もあります。直進性が高いと、遮るものが多いほど電波自体が減衰してしまうため、屋内や障害物の多い場所では通信速度が低下してしまいます。

これらの電波に関する対策としては、4Gと5Gを併用することで快適な速度は維持されています。

パケ止まり

「パケ止まり」とは、5Gのマークが表示されているにもかかわらず、通信が止まってしまう現象です。パケ止まりは、5Gの電波が弱いエリアで、基地局側が無理に5G通信を継続させようとして起こります。

また、既存の4G施設を活用した「NSA(ノンスタンドアローン)方式」で運用している基地局でも、運用オプションのチューニングが不十分でパケ止まりが起こる場合があります。

端末(デバイス)の不具合

次は、端末(デバイス)側の不具合で起こる5G通信速度の低下について解説します。

5Gに対応したエリア内で使っている場合や、基地局の電波状況に問題がない時に速度低下が起こっている場合は、端末の状態をしっかり確認しましょう。

端末で5Gが有効になっていない

5G通信は端末で接続設定を行うことで、開始されます。5Gに接続されない場合は、5G通信への接続が有効になっているかを確かめましょう。

また、5G通信を利用するには、各キャリアが提供している5G対応の料金プランに加入する必要があります。

端末が5Gに対応しているだけでは、5G通信を利用することはできません。不具合を感じたら、契約したプランをチェックしてみましょう。

データ通信容量が超過している

5G通信は大容量のデータを高速で通信できる技術ですが、これは回線だけの特性であり、料金プランのデータ通信容量が増えるわけではありません。

5G通信を利用していても、4G通信と同じように、料金プランで定められたデータ通信容量を超過すると通信速度が制限されてしまうのです。

また、5G通信はデータが大きくてもスムーズに通信できるため、4G通信の利用時よりもデータ通信量が多くなる傾向があります。

気付かないうちにデータ通信容量を超過している可能性もあるため、定期的にデータ通信量を確かめておくことが必要です。

デバイスが5Gバンドに対応していない

5G通信を使用するうえで覚えておきたいのが「バンド」という言葉です。バンドとは「電波の周波数帯」のことで、700MHz帯のB28や3.7GHz帯のn77/n78など、4G/5G合わせ、大きく分けて13種類があります。

また同じバンド内でも、各携帯キャリアにはそれぞれ使用できる周波数が割り当てられており、割り当てられた以外の周波数は使えません。

各キャリアから販売されている5G対応スマホは、キャリアが使用できるバンドに対応するように作られています。そこで注意したいことが、SIMフリー端末と契約キャリアの関係です。

例えば、auの端末はauが使用できるバンドにのみ対応しており、docomoやSoftBankのSIMカードを用いると、5G通信が利用できないことがあります。

そのため、快適に5G通信を利用するには、端末が契約中キャリアの5Gバンドに対応しているかどうか、事前によく確かめましょう。

低電力モードやバッテリーセーバーがオンになっている

低電力モードはiPhoneの消費電力を抑えるモードです。Androidにもバッテリーセーバーという同様の機能が搭載されています。

低電力モードやバッテリーセーバーがオンになっていると、5G利用可能エリアでも4G通信が選択される場合があるので注意が必要です。

低電力モードやバッテリーセーバーの状況を確認してオフにすると、状況が改善される場合があります。

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5Gの通信速度が遅い場合の改善方法

5G通信が遅くなると、スマホの使い勝手にも影響を与えます。ここでは5G通信が遅いと感じる場合に、試してほしい通信速度の改善方法を2つのポイントから紹介します。

電波を受信できるよう環境を整える

最初に紹介する改善方法は、5Gの電波を安定して受信できるようにするものです。少し工夫すれば、5Gの通信速度が上がる可能性があります。

電波が強いところに移動する

5Gの電波は届く距離が4Gに比べて短いため、電波が弱い場所ではいつまで経っても通信速度は改善されません。

そこで、こちらから5Gの電波が強いところに移動することが有効です。

例えば、UQモバイルの場合「対応サービスエリア」で4G・5Gの電波が届く範囲を確認することができます。

また、5Gの電波は直進性が高いため、壁や障害物が多い場所だと弱くなることが特徴です。屋内にいるなら電波を通しやすい窓の近くへ、地下などにいる場合は屋外へ移動することで、通信状況が改善する場合があります。

5Gを無効化する

パケ止まりによる速度低下を防ぐために、5G通信を無効化する方法があります。パケ止まりが起こると、通信そのものが止まってしまうこともあるので、あえて5G通信を無効化して4G通信へと切り替えることで、通信速度を安定させることができます。

この方法が有効なのは、4Gと5Gの境目のエリアにいる時や、5Gの電波強度が低い場合です。5G通信が安定している場所に移動したら、5Gへ接続し直し、快適な通信を楽しみましょう。

端末(デバイス)の確認をする

次に紹介するのは、端末の状態を確認して通信状況を改善する方法です。端末に起きている不具合や問題を解決することで、快適な通信環境を取り戻せます。

通信設定を見直す

5G通信が遅いと感じたら、まず端末の通信設定や加入しているプランを確認しましょう。

  1. 1

    端末の通信設定で5Gが利用可能になっているかどうかを確かめる

  2. 2

    5Gに設定されていても改善しない場合は、ネットワーク設定をリセットし、あらためて5Gをオンにする

  3. 3

    キャリアのアプリなどから、データ通信容量の超過で遅くなっていないかを確認する

  4. 4

    そもそも5Gが使えるプランに加入しているかどうか、契約内容を見返して確かめる

上記の順番で確認を行うことで、通信速度の低下の原因が設定ミスなのか、契約しているプランの問題なのかなどを判断しましょう。

低電力モードやバッテリーセーバーをオフにする

端末の低電力モード(iPhone)やバッテリーセーバー(Android)がオンになっている場合は、設定を変更してオフにしてみましょう。それぞれの手順は下記のとおりです。

iPhoneの場合
  1. 1

    「設定」アプリを開く

  2. 2

    「バッテリー」をタップする

  3. 3

    「低電力モード」の右にあるスイッチをオフにする

Androidの場合
  1. 1

    画面を上から下へスワイプする

  2. 2

    通知領域が表示されたら、もう一度下へスワイプする

  3. 3

    画面を右から左へスワイプする

  4. 4

    バッテリーセーバーをタップしてオフにする

ただし、Androidは機種によって操作方法が異なる可能性があります。詳しくはメーカーのホームページで確認しましょう。

デバイスを再起動する

5Gの通信速度が低下している原因として、デバイスの一時的な不具合やバグが発生している可能性があります。

その場合、一度デバイスを再起動して、通信速度が改善するかどうかを確かめる方法が有効です。

再起動だけで状況が改善されない時は、下記の2つの方法も試してみましょう。

  • デバイスの電源をオフにしてからSIMカードを抜き挿しし、再度電源をオンにする
  • 機内モードのオン/オフを切り替える

これらは、再起動と同じように通信状況をリセットする方法なので、通信速度が改善する場合があります。

5Gバンド対応でない場合は、スマホの買い換えも

これまでに紹介した方法をすべて試しても、通信状況が変わらない場合は、端末が契約しているキャリアの5Gバンドに対応していないことが考えられます。

この場合は、ご契約中のキャリアの5G対応スマホへ買い換えるのがおススメです。特に新しい機種ほど、ほぼ5Gに対応しています。

5G対応へのスマホに買い換えることで、機能的な不満も同時に解消できるメリットもあります。

また、SIMフリー端末と契約キャリアの不一致によって5Gバンドに対応していない場合は、携帯キャリアを変えることでも対応できます。

スマホとキャリアのどちらを変えるか、自分にとってメリットのある方法で5Gバンドに対応させましょう。

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快適にスマホを使いたい方には「UQモバイル」がおススメ

5G回線を快適に利用したい方には、買い換えの選択肢のひとつとして「UQモバイル」をおススメします。

UQモバイルでは、auと同じ通信回線を使用しているため、4G通信は全国幅広いエリアで利用可能で、5G通信エリアも順次拡大しています。

UQモバイルなら使い方に合わせてプランを選べます。

毎月20GBのデータ容量と1回10分以内の国内通話かけ放題※1※2がセットになった「コミコミプラン」は、データ通信も通話も利用するお客さまがシンプルかつおトクにご利用いただけます。

また、毎月15GBまでデータ通信が利用でき、データ利用量が月1GB以下の場合は自動で割引となる「トクトクプラン」、データ通信の利用が少ないお客さま向けの「ミニミニプラン」です。

全国のau Style/auショップ(一部対象外の店舗あり)・UQスポットなどで有料サポートを受けられるので、プランを変更したい場合や不具合が起きた場合でも、いち早く解決できます。

スマホを安心して使える体制がしっかりと整えられているので、キャリア選びで迷っている方や安心してスマホを利用したい方、快適性でキャリアを選びたい方は、UQモバイルをおススメします。

  • ※10570(ナビダイヤル)への特番通話などは対象外です。
  • ※21回の通話が10分を超えた場合、超過分につき22円/30秒の通話料が別途かかります。
  • 5Gは一部のエリアで提供しています。詳しくは下記ページをご確認ください。
    対応サービスエリア(UQ mobile)
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    • 「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
    • 「Android」は、Google Inc.の商標または登録商標です。
  • 表記の金額は特に記載のある場合を除きすべて税込です。

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