Wi-Fiを自宅に設置する方法は？必要なことやポイントも紹介

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自宅にWiFiを設置すれば、データ通信量の制限を気にせずに、高速通信が利用できます。

「動画を思う存分楽しみたい」「オンラインゲームをプレイしたい」など考えていて、WiFiを導入しようか迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、自宅にWiFiを設置するメリットや設置する方法、ルーターを設置する際のポイントなど基礎知識を解説します。

※記載の情報は2025年6月時点のものです。

自宅にWi-Fiを設置するメリット

自宅にWiFiを設置するメリットは、大きく下記の2つが挙げられます。

1

データ通信量の制限を気にせずにネットが使える

固定回線やホームルーターなどのデータ量制限なしのWiFiを契約すれば、データ通信量の制限を気にせずに、スマホやパソコンが使えます（一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合は、混雑する時間帯の通信速度が制限される場合があります）。

特にひとり暮らしだと、自宅のネットをテザリングで済ませる方も少なくないかと思いますが、データ制限を気にせずにネットが使える点は、テザリングにはない魅力です。

また、スマホをWiFiに常時接続させるようにすれば、スマホのデータ通信量の節約も可能です。
2

高速通信が利用できる

固定回線やホームルーターを導入すれば、自宅で高速通信が利用できるようになるため、高画質の動画の視聴やオンラインゲームも快適に楽しめます。

また、テザリングに比べて、多くのデバイスをネットに接続した場合も速度低下が起こりにくく、安定して通信できるのもメリットです。家族で同時に通信を利用する、複数のIoTデバイスを常時接続するなどの使い方にも対応できます。

自宅でWi-Fiを使うには何が必要？

自宅でWiFiを使う場合は、「インターネット回線」とWiFiの電波を飛ばすための「WiFiルーター」が必要です。これからWiFiの導入を検討している方は、スムーズにWiFiを利用するために確認しておきましょう。

インターネット回線を契約する

自宅でWiFiを利用する場合、インターネット回線が必要です。インターネット回線には光回線とケーブルテレビ回線（CATV回線）があり、それぞれ下記の特徴があります。

インターネット回線	特徴
光回線	光ファイバーを利用した固定回線です。高速通信かつ通信の安定性が高いことが特徴です。
CATV回線	ケーブルテレビの有線回線を利用したインターネット回線です。一般的にはケーブルとのセット契約で利用できます。

光回線やCATV回線は、いわゆる固定回線と呼ばれるインターネット回線です。固定回線の場合、自宅に回線を引き込むための開通工事が必要になるため、申し込みから利用開始まではある程度の時間が必要です。

また、固定回線以外では、ホームルーターやモバイルルーターを利用する方法もあります。

ホームルーター：モバイル回線を利用した自宅据え置き型のルーター
モバイルルーター：モバイル回線を利用した持ち運びできる小型のルーター

ホームルーターやモバイルルーターは、モバイル回線を利用するため、回線を引き込むための開通工事が必要ありません。

Wi-Fiルーターなどを用意する

固定回線でWiFiを利用するには、WiFiルーターが必要です。WiFiルーターは、基本的にご自身で用意しなければならないため、事前に準備しておくとスムーズにWiFiを利用できます。

なお、ホームルーターやモバイルルーターは、そもそもWiFiでネットに接続することを前提とした機器のため、別途WiFiルーターを準備する必要はありません。機器が届いたその日からWiFiに接続できるため、すぐにWiFiを利用したい方におススメです。

Wi-Fiルーターはどう選ぶ？

WiFiルーターの種類は豊富にあるため、選び方が大切です。WiFiルーターを準備する際は、下記のポイントを押さえておきましょう。それぞれ解説します。

推奨接続端末数、利用人数で選ぶ

WiFiルーターは、製品ごとに推奨される同時接続可能台数が決まっています。同時接続可能台数を超えて接続すると、通信速度が遅くなったり、通信できなくなったりする可能性があります。

そのため、WiFiルーターを選ぶ際は、事前に製品の仕様を確認しましょう。特に、家族で複数の端末をWiFiに接続する予定の方は、同時接続可能台数の確認が重要です。

家の広さで選ぶ

WiFiルーターの電波が届く範囲は製品によって異なるため、家の広さに合わせて製品を選びます。

たとえば、戸建ての場合は1階と2階の両方でWiFiを利用する場合があるため、大型可動式のアンテナを搭載したWiFiルーターを選ぶとよいかもしれません。

通信規格と通信速度で選ぶ

WiFiには規格があり、規格によって最大通信速度と対応する周波数帯が異なります。

通信規格	最大通信速度	周波数帯
IEEE802.11ax（Wi-Fi 6）	9.6Gbps	2.4GHz帯／5GHz帯
IEEE802.11ac（Wi-Fi 5）	6.9Gbps	5GHz帯
IEEE802.11n（Wi-Fi 4）	600Mbps	2.4GHz帯／5GHz帯
IEEE 802.11g	54Mbps	2.4GHz帯
IEEE 802.11a	54Mbps	5GHz帯

特に、最大通信速度はデータの送受信に大きく影響するため、WiFiルーターは最低でもWi-Fi 5以上、できればWi-Fi 6に対応した製品を選びましょう。

なお、WiFi規格には互換性があるため、WiFiルーターがWi-Fi 6に対応しており、端末がWi-Fi 5までしか対応していない場合でも問題なく利用できます。

ただし、最大通信速度は下位の規格のものになるので注意しましょう。

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自宅にWi-Fiを設置する際のポイント

自宅にWiFiを設置する時のポイントとしては、下記の3つが挙げられます。

1

ルーターは高さをつけて自宅の中心に設置する

ルーターは高さをつけて自宅の中心に設置しましょう。WiFiの電波は、ルーターを中心に全方向に広がるため、高さをつけて家の中心に設置すると家全体に届きやすくなります。

なお、壁際、窓際、部屋の隅などに設置すると、場所によってはWiFiが届きにくくなるため注意しましょう。
2

金属製のもの・水が入ったものの近くへの設置は避ける

金属製のものや水の入ったものは、WiFiの電波を吸収しやすい性質があります。これらの近くへWiFiのルーターを設置すると接続が不安定になる可能性があるため避けるべきです。

たとえば金属製の棚の中、水槽や水の入った花瓶の近く、金属製の家電製品の近くなどには、ルーターを設置しないように注意しましょう。

先述したように、障害物が多い場所への設置は電波の反射や遮蔽が起こり、接続が不安定になる原因になります。できるだけ周りに物がないところにルーターを設置するように心がけましょう。
3

電子レンジなど家電の近くへの設置は避ける
電子レンジなどの電波を発する家電の近くも、設置場所としては避けるべきです。

WiFiの2.4GHz帯の周波数は、家電の発する電波の周波数と同じため、電波干渉を起こす可能性があります。電波干渉を起こすと接続が不安定になるため、設置場所には特に注意しましょう。
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自宅でWi-Fiの電波が届きにくい場合はどう対処する？

WiFiの速度が遅い時や通信が不安定な場合、WiFiの電波が届きにくくなっている可能性があります。下記では、自宅でWiFiの電波が届きにくい時の対処法を紹介します。

1

使用環境に合っているか確認する

WiFiの電波が届きにくい時は、WiFiルーターが使用環境に合っていない可能性があります。特に、引越しなどで使用環境が変化した場合は要注意です。WiFiルーターごとに性能が決まっているため、場合によっては買い替えを検討しましょう。

また、中継機を利用するのも手段のひとつです。中継機とは、その名のとおりWiFiの電波を中継してくれる機器です。中継機を利用すればより広範囲でWiFiを使えるため、電波状況が改善する可能性があります。
2

障害物がないか確認する

WiFiの電波が届きにくい時は、WiFiルーターの設置場所を確認しましょう。目につかない奥まった場所にWiFiルーターをしまったり、WiFiルーターを囲むようにものを置いていたりすると、電波が遮断されてつながりにくくなる可能性があります。

また、場所の変更や障害物を取り除けない場合は、アクセスポイントを増やすのも手段のひとつです。