格安スマホとは、その名の通り格安料金で使用できるスマホです。格安スマホを検討されているなら、携帯キャリアとの違いを理解し、メリットだけでなくデメリットなども頭に入れた上で格安スマホを使用することがおススメです。今回は格安スマホの安さの理由や使用するメリットを紹介しつつ、携帯キャリアとの違いも説明します。
節約生活スペシャリストの鶏冠井さんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した方:
鶏冠井 悠二(かいで ゆうじ)
1級FP技能士・CFP・証券外務員一種・投資診断士・節約生活スペシャリスト・クレジットカードアドバイザー®。コンサルタント会社、生命保険会社を経験した後、ファイナンシャルプランナーとして独立。「資産形成を通じて便利で豊かな人生を送って頂く」ことを目指して相談・記事監修・執筆業務を手掛ける。担当分野は資産運用、保険、投資、NISAやiDeco、仮想通貨、相続、クレジットカードやポイ活など幅広く対応。現在、WEB専門のファイナンシャルプランナーとして活動中。
格安スマホと携帯キャリアには、運営方法に違いがあります。スマホを提供する通信会社は、MNOとMVNOに分けられます。
MNO(Mobile Network Operator:移動体通信事業者)は、通信設備(インフラ)を設置・維持・拡充しながらサービスを提供する会社で「携帯キャリア」と呼ばれる通信会社に当たります。
MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)は、MNOから通信設備(インフラ)を借りてサービスを提供します。借りているだけで維持費がかからないため、スマホやサービスを安く提供できます。
そしてMVNOが提供するスマホを「格安スマホ」と一般的に呼びます。
携帯キャリアは通信設備(インフラ)を設置・維持・拡充しているため初期投資や維持費などがかかります。それらの費用分をユーザーが負担せざるをえず、利用料金は必然的に高くなります。
対するMVNOは、通信設備(インフラ)を保有せずに携帯キャリアから借りているだけのため維持費などがかかりません。負担が少ない分だけユーザーにスマホを安く提供できます。また店舗を構えず電話やネットだけに窓口を集中させ、家賃や人件費を抑えることで利用料金を安くしているMVNOもあります。
格安スマホだけでなく、携帯キャリアのメリットとデメリットも見ていきましょう。
携帯キャリアは通信速度が速く安定している点がメリットとして挙げられます。自社で通信設備(インフラ)を設置・保有し、通信品質を安定させるためにメンテナンスを継続している成果です。また数値のこまかい比較まではしていなくても、「ずっと使ってきた携帯キャリアだから」と品質に信頼を寄せて利用を続けている方も多いかもしれません。
発売したばかりの最新機種はどうしても高額になりやすいです。携帯キャリアは割引キャンペーンなどを実施し、最新機種であっても買いやすくしている点がメリットとされています。機種変更を頻繁にされる方には大きなメリットでしょう。
携帯キャリアにはiPhoneの故障や紛失に対する保障サービスがあります。毎月保証料を支払う代わりに故障時の修理代や紛失時の機種購入費が割引される仕組みで、過去にiPhoneを故障・紛失させた経験がある方にはうれしいサービスです。UQモバイルのように、iPhoneの保証サービス※1を利用できる格安スマホもあります。
利用料金の高さが携帯キャリアのデメリットと考えられています。上記のようなメリット以外にも、豊富なサービスや店舗でのサポートなどを受けられる代わりに利用料金がかさみやすいためです。
携帯キャリアのみを利用する場合、格安スマホも含めて検討する場合と比較すると、選べる料金プランの幅は少ないです。今まで携帯キャリアのみを利用していた方も、格安スマホへの乗りかえまで含めて契約を検討すると、選択の幅は大きく広がります。
また、格安スマホでは、特に低容量のプランが携帯キャリアと比較して充実している傾向があります。よりご自身にあったプランを見つけたい場合には、格安スマホも含めて検討してみてはいかがでしょうか。
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昨今は、格安スマホのデメリットといわれてきた点の改善が進んできています。サービスの利用によって避ける理由がなくなれば、格安スマホを利用されても良いかもしれません。向いている方、向いていない方の例をチェックしましょう。
はじめに、格安スマホに向いている方の特徴を紹介します。
少しでも利用料金を節約したい方は格安スマホを検討しましょう。総務省のデータによると、毎月6GB前後のデータ通信と音声通話のセットで2,000円~4,000円前後のプランが格安スマホでは多いようです※2。ほかにも、たとえばデータ通信のみの使用に限定してさらに安価で利用できる方法もあります。
電話アプリを頻繁に使う方は、格安スマホにすると通話料を抑えられる可能性があります。電話アプリを使って月に何分間通話をしているか、一回に何分間通話するのかなどを確認しましょう。
電話アプリの利用状況や使い方に合わせられるように、MVNOはプランやオプションを工夫しています。ご自身の利用状況や使い方にあった格安スマホを選べば、ムダな通話料を払う必要がなくなります。
格安スマホは特に低容量のプランが豊富で、月額1,000円前後から利用できるようなプランが用意されているところもあります。自宅にWiFi環境があり、外出先でもあまりデータ通信を使わない方は、低容量が安く利用できる格安スマホが合っています。
キャリア決済、キャリアメールなどキャリア独自の機能を使っていない方は、格安スマホでも不便が少ないので乗りかえが進めやすいはずです。
なお、キャリアメールは、各キャリアの持ち運びサービス(有料)を契約すると、格安スマホに乗りかえをして携帯キャリアが解約された後も継続して利用が可能です。
デュアルSIMは、1台のスマホに2つのSIMをセットする使い方で、2つの回線を持ち歩くことができます。電話番号を使い分けできたり、予備の回線を追加できたりする点がメリットです。
デュアルSIMでの利用を考えている方にも、格安スマホはおススメです。格安スマホなら料金を抑えて2回線目を追加できます。
次に、格安スマホに向いていない方の特徴を紹介します。
つづいて向いていない方の条件を確認しましょう。たとえば格安スマホではキャリアメールを使えない場合も多いです。そのためキャリアメールを使いたい・メールアドレスの変更をしたくない方には不向きとされてきました。
しかしUQモバイルのように有料オプションでキャリアメール※3を使える格安スマホもあるため、利用したい方はサービスの詳細を確認しましょう。
通話アプリ(データ通信)ではなく、電話番号を使用しての通話が多い方は格安スマホに不向きかもしれません。携帯キャリアのようなかけ放題プランがない場合があり、気にせず使うと割高になる可能性があるからです。
なかにはUQモバイルのように国内通話がかけ放題の通話オプション※4※7などを提供している格安スマホもあります。
UQモバイルなら、最大60分相当/月の国内通話が定額になる「通話パック60」(660円/月)※4※5、1回10分以内の国内通話が24時間かけ放題の「通話放題ライト」(880円/月)※4※6、そして国内通話が24時間かけ放題の「通話放題」(1,980円/月)※4※7の3つからご自身にあったオプションが選択可能です。
自分の通話時間がどれくらいかを調べて、使い方にあったオプションを選択すると格安スマホでも問題なく利用できます。
UQモバイルの料金プランは、「コミコミプラン+」、「トクトクプラン」、「ミニミニプラン」の3つです。
「トクトクプラン」「ミニミニプラン」では前述した3つの通話オプションが選択可能です。
また、「コミコミプラン+」では1,100円/月で「通話放題」が契約できます。
格安スマホにはハイスペックな最新機種を扱っていない場合があります。そのため常に最新機種を使いたい方には、格安スマホは向いていないかもしれません。ただし、旧機種のなかにも、ハイスペックな機能が揃っているものはあります。最新でないために安く買える場合も多いため、検討してみてもいいかもしれません。
またUQモバイルは新しい機種も豊富に取り揃えています。格安スマホのなかにも例外はもちろんありますので、ホームページなどで調べて取扱機種を調べましょう。
クレジットカード払いができない方
UQモバイルはクレジットカードと口座振替を選んで使えますが、支払方法をクレジットカードに限定している格安スマホがあるのには注意が必要です。
クレジットカードに抵抗がある方は、銀行口座と紐づいて利用と同時に引き落としがされるデビットカードで支払えば不安が解消できるかもしれません。通信会社のホームページなどで利用可能な支払方法を調べましょう。
店舗の窓口で対応してもらいたい方
店舗を持たないMVNOは、対面で手続きをしたい方には不向きかもしれません。
しかし、店舗を構えたMVNOがあるのはもちろん、電話で相談できたりホームページに詳しい解説があったりすれば問題ない方もいるでしょう。どういったサポート体制がとられているのか、契約前にホームページなどでの確認をおススメします。(UQモバイルは、現在はKDDIにより提供されていますが、2020年10月1日まではMVNOでした。)
UQモバイルは、UQスポットだけでなく、全国のauショップ(一部店舗を除く)やau Styleでも手続きや相談が可能です。店舗の窓口での対応を希望の場合は、ぜひ近くの取扱店舗にご相談ください。
鶏冠井さん
格安スマホは携帯キャリアよりも料金を抑えられるため、毎月の負担を減らしたい方におススメです。最新の機種でなくても問題ない方や、長時間電話をしない方は格安スマホを使うと良いでしょう。ただし、店舗でサポートを受けたい方や最新の機種を使いたい方は携帯キャリアが良い場合もあります。
スマホの通信会社である携帯キャリアやMVNOについて情報をまとめてきました。読んでみて格安スマホにしようと思った方も多いでしょう。格安スマホならUQモバイルがおススメです。
UQモバイルでは、たっぷり月間データ容量33GB(「月間データ容量30GB」+「データ10%増量特典★13GB」)が使える「コミコミプラン+」、データ利用量に応じた料金で使える「トクトクプラン」、データ利用が少なめな方向けの「ミニミニプラン」の3つのプランが用意されています。
なお、「コミコミプラン+」※8、「トクトクプラン」※9は月間データ容量を使い切っても最大1Mbps※10で通信が可能です。月末もデータのやりくりの心配なしで、スマホをご利用いただけます。
なかには携帯キャリアから格安スマホに乗りかえようと思った方もいるでしょう。機種変更をせず、今使っているスマホのまま※11UQモバイルに変更したい方は、この機会に乗りかえるのがおススメです。
鶏冠井さん
毎月の携帯電話料金を負担に感じている方も多いと思いますが、未だに格安スマホのシェアは携帯キャリアよりも少ないです。格安スマホは以前よりもサービスが拡充して利用しやすくなっていますので、ぜひこの機会に検討してみると良いでしょう。
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