個人が撮影した動画やタレントが出演する動画など、さまざまな動画を無料で視聴できるYouTubeは、生活のエンターテインメントとして多くの人に利用されています。
しかし、スマホの料金プランとの関係で、YouTubeの視聴でどの程度のデータ通信量を消費するのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、YouTubeの視聴で消費するデータ通信量の目安や、データ通信量の消費を抑える方法、使用したデータ通信量を確認する方法を紹介します。
この記事を監修した方:
株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶
大学院修了後、日本電気株式会社(NEC)入社。SEとして携帯キャリア向け基幹システムの構築に従事。その後、NECビッグローブ(現・ビッグローブ株式会社)へ出向し、コンシューマー向けのサービス企画、運営などを手掛ける。
2013年に株式会社Crepasを創業、プロバイダーでの業務経験を活かしてネット回線の情報メディア「プロバイダー・ワン」を運営。YouTube「Crepasチャンネル」でもWiFi解説動画を発信。
YouTube(ユーチューブ)とは、Google社が提供する動画共有プラットフォームです。
個人やタレント、企業などさまざまな方がチャンネルを持ち、動画を投稿しています。
ユーザーは投稿された動画をスマホやパソコンなどから無料で視聴することができます。
コメント機能やチャット機能があり、ユーザー同士でコミュニケーションが取れる「SNS」の側面を持つ点もYouTubeの特徴です。
2018年からは、広告なしの再生やバックグラウンド再生が可能な有料サービス「YouTube Premium(ユーチューブ プレミアム)」※1のサービスが開始され、利用の幅も広がりをみせています。
YouTubeを視聴するとどれくらいのデータ通信量を消費するのでしょうか。データ通信の消費量は、視聴する画質により異なります。画質ごとの消費量の目安は下記の通りです。
画質 | 視聴時間 | |
---|---|---|
30分 | 1時間 | |
360p | 約158MB(約0.15GB) | 約315MB(約0.3GB) |
480p | 約248MB(約0.24GB) | 約495MB(約0.44GB) |
720p | 約563MB(約0.54GB) | 約1,125MB(約1.1GB) |
1080p | 約1,125MB(約1.1GB) | 約2,250MB(約2.2GB) |
4K | 約4,500MB(約4.4GB) | 約9,000MB(約8.8GB) |
上記はあくまで目安のデータ通信量のため、実際の消費量とは異なる場合もありますが、720pの画質でYouTubeを1時間視聴した場合、約1,125MB(約1.1GB)を消費する計算となります。
ちなみに、「MB(メガバイト)」や「GB(ギガバイト)」はデータ通信量などを示す単位のひとつです。「1GB=1,024MB」となります。
スマホの料金プランで「1ギガ」や「5ギガ」などと省略して呼ばれる場合がありますが、この場合の「1ギガ」や「5ギガ」は「1GB」や「5GB」を示しているので、覚えておきましょう。
例えばデータ容量1GBの料金プランのスマホで、モバイルデータ通信により720pの画質でYouTubeを視聴すると、約1時間でデータ容量の上限に達してしまう可能性があります。
特に、高画質でYouTubeを視聴する場合にはデータ通信量に注意が必要です。
「YouTubeで動画をたくさん視聴したいけれど、データ通信量が気になる」という方もいるでしょう。
ここからは、スマホのデータ通信量の消費を抑えながらYouTubeを視聴する方法をご紹介します。
スマホのデータ通信量の消費を抑えたい場合、YouTubeの画質を落として視聴することが最もシンプルな方法です。YouTubeは、次の4つのタイプの画質設定を選択できます。
画質設定 | 内容 |
---|---|
自動 | 視聴環境に応じて適した画質へ変更される |
高画質 | データ使用量が増加するため、読み込みに時間がかかる場合がある |
データセーバー | データ使用量が減り、読み込みが速くなる場合がある |
詳細設定 | 1080pや4Kなどの解像度を手動で選択できる |
デフォルトでは、「自動」の設定になっています。
画質を落としたい時は、動画再生画面で右上にある設定アイコン(またはその他アイコン)をタップし、メニューのなかの「データセーバー」をタップしましょう※2。「詳細設定」をタップすると、希望する解像度の画質を選択できます。
Androidのスマホには、データ使用量を節約できる「データセーバー」という機能が実装されています。
データセーバーをオンにすると、自動的なデータ使用量の最適化が可能です。データセーバーを設定する場合は、次の手順を行いましょう。
「設定」アプリを開く
「ネットワークとインターネット」「データセーバー」の順にタップする
「データセーバー」をオンにする
なお、データセーバーはあくまで「最適化」されるだけであり、YouTubeの画質が最低画質になるわけではありません。
また、機種やOSのバージョンにより、手順や表記が異なる場合があります。詳しくはメーカーの公式サイトで確認しましょう。
画質を落としたとしても、一定のデータ通信量が必要な点に変わりはありません。
例えば、360pの画質で1時間YouTubeを視聴した場合のおおよその消費量の目安は、約315MB(約0.3GB)です。契約している料金プランによっては、データ容量が不足する場合もあります。
そのような場合には、ホームルーターやモバイルルーターなど、WiFi環境を整える方法があります。
スマホをWiFiと接続してYouTubeを視聴すれば、スマホのモバイルデータ通信を使用しないので、スマホのデータ通信量を気にせずYouTubeを楽しめます。
動画を視聴するたびに画質を下げる手間も必要なくなり、より快適な視聴が可能です。
YouTubeの動画は、ライブ配信中の動画を除き、YouTube Premiumに加入することにより一時的なダウンロードができるようになります。動画をダウンロードしておくと、オフライン再生(ネットと接続しない再生)が可能です。
ただし、YouTube Premiumは月額有料制のサービスである点には注意しましょう。
また、オフライン再生ではデータ通信は必要ありませんが、動画をダウンロードする時にはデータ通信が必要となります。
データ使用量が気になる方は、WiFiを使える場所で動画をダウンロードしましょう。WiFiと接続すると、モバイルデータ通信を使用せずに動画をダウンロードできます。
YouTubeには、自動再生機能が実装されています。自動再生機能は、タップしなくても動画の冒頭部分がわかる便利な機能です。
しかし、観るつもりのない動画も再生され、データ通信量を消費します。データ通信を抑えたい場合は、自動再生機能を無効化しましょう。
自動再生機能は、動画の視聴画面のほか、アプリの設定画面で変更できます。手順は次のとおりです。
動画の視聴画面に移動する
視聴画面の上部にある自動再生の切り替えスイッチをオフにする
プロフィール写真をタップする
「設定」をタップする
「自動再生」をタップする
自動再生をオフにする
牧村さん
YouTubeアプリではサムネイルが自動的に再生される機能があり、その機能がオンになっている場合でもデータ通信量を消費してしまいます。アプリの設定から「フィードで再生」をオフにすることで無駄な通信量を節約できます。
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スマホのデータ通信量を確認する主な方法は、利用している端末で確認する方法と通信会社のマイページで確認する方法の2つです。
下記では端末で確認する方法をiPhoneの場合とAndroidの場合に分けて紹介するとともに、通信会社のマイページで確認する方法もあわせてご紹介します。
iPhoneの場合はOSのバージョンにより手順や表記が違う場合がある点に注意しましょう。下記はiPhoneでデータ通信量を確認する手順※3です。
「設定」アプリを開き、「モバイル通信」をタップする
「モバイルデータ通信」の項目まで下にスクロールする
「現在までの合計」の欄を確認する
なお、「現在までの合計」の欄には、これまで使用したデータ通信量の累計が表示されるため注意しましょう。
料金プランのデータ締め日に合わせて手動でリセットすれば、1カ月分の使用量を把握しやすくなるので覚えておきましょう。
Androidの場合は機種やOSのバージョンにより、手順や表記が異なる場合があります。
詳しくはメーカーの公式サイトで確認しましょう。
下記はGoogle PixelでAndroid 8.0を使用している場合にデータ通信量を確認する手順※4です。
「設定」アプリを開き、「ネットワークとインターネット」をタップする
「インターネット」をタップする
通信会社の横にある設定アイコンをタップする
「アプリのデータ使用量」をタップし、確認する
期間ごとの使用量を見たい場合には下向きの矢印をタップする
通信会社のマイページで使用したデータ通信量を確認する方法は、通信会社により手順が異なります。
下記は、UQモバイルで使用したデータ通信量を確認する方法※5です。
au IDおよびパスワードを準備し、My UQ mobileの「利用状況」にアクセスする
「現在の残データ容量」をタップする
ページを下にスクロールし、確認したい項目の「詳細」をタップする
YouTubeは個人やタレント、企業などが投稿している動画を無料で視聴できる動画共有プラットフォームです。
YouTubeの視聴には一定のデータ通信量が必要となり、画質によって消費するデータ通信量にも差が出るため、注意しましょう。
家でも外でもYouTubeを楽しみつつ、通信費を抑えたい方は格安スマホとWiFiの併用がおススメです。
UQモバイルの「自宅セット割」(最大1,100円/月割引)※6を活用すると、スマホの月額料金がおトクに利用できます。
例えば「トクトクプラン」の場合、基本使用料3,465円/月※7のところ「自宅セット割」(1,100円/月割引)※6・「au PAY カードお支払い割適用」(187円/月割引)で、データ使用量が1GBまで990円/月※7・1GB超~15GBまで2,178円/月※7と、使った分で料金が変動するのでおススメです。
自宅セット割(最大1,100円/月割引)※6は合計10回線まで対象のため、家族全員のスマホのご利用料金がおトクになるので、スマホの通信費を節約したい方におススメです。
YouTubeをおトクに、快適に利用できる格安スマホをお探しの方は、ぜひUQモバイルをチェックしてみましょう。
牧村さん
データ通信量の節約を意識することは、通信費の節約にも繋がります。
光回線の他に「置くだけWiFi」として人気のホームルーターもUQモバイルの自宅セット割の対象となっています。端末が届いたら工事不要ですぐに使えるのでホームルーターも検討してみてください。
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