プロバイダーとは?
プロバイダーとは、ネット通信用の回線にユーザーが接続するサービスを提供している接続事業者のことです。
ネットを利用するためには、回線事業者が提供する通信設備(インフラ)とプロバイダーが提供する接続サービスが欠かせません。そのため、光回線やADSLを利用してネットと接続する場合、「回線事業者」と「プロバイダー」の両方と契約する必要があります。
プロバイダーを乗り換えるメリット
プロバイダーを乗り換えるメリットとしては、下記の2つが挙げられます。
月額料金を安くできる可能性がある
プロバイダーごとに料金の設定金額には多少の差があり、プロバイダーの乗り換えで毎月の料金が安くなる可能性があります。
回線自体の契約に比べるとプロバイダーの月額料金自体が高くないため、1カ月あたりに節約できる金額は大きくありませんが、年間で見ると大幅な節約となる可能性があります。
毎月の通信費を少しでも抑えたいと考えている方は、プロバイダーの乗り換えも検討するとよいでしょう。
通信速度が改善される場合がある
IPv6に非対応のプロバイダーから、対応のプロバイダーへ乗り換えると通信速度の向上が期待できます。
IPv6対応のプロバイダーでは、新しい接続方式(IPoE方式)が利用でき、従来の接続方式(PPPoE方式)と比べると通信混雑が回避しやすくなるからです。
自動車が通行する道路に例えると、従来のPPPoE方式では車線が少なく渋滞が起こりやすかったところを、新しいIPoE方式では車線が増えてスムーズに自動車が通行できるようになったイメージです。
プロバイダーを乗り換える場合は、IPv6対応のプロバイダーを選ぶことがおススメです。
プロバイダーを乗り換える手順
プロバイダーを乗り換えるための手順は3ステップです。手順を1つずつ確認していきましょう。
乗り換え先のプロバイダーを新規契約する
まずは、乗り換え先のプロバイダーと新規契約を行いましょう。
各プロバイダーの公式ページなどから手続きが可能です。公式サイト内で利用開始までの流れを確認の上、進めていきましょう。
なお、プロバイダーによってお申し込みの手順は異なります。公式サイト内で利用開始までの流れを確認の上、進めていきましょう。
サービス内容や手順で不明点がある場合は、事前にお問い合わせフォームから確認しておくのがおススメです。
これまで利用していたプロバイダーを解約する
プロバイダーでの手続きが完了したら、利用開始日より後に現在契約中のプロバイダーの解約を行いましょう。
乗り換え先のプロバイダーが利用開始される前に契約中のプロバイダーを解約すると、ネットが利用できない期間が生じてしまうので、注意してください。
解約方法としては、ネット経由、電話申請の主に2つです。解約方法と解約時の注意事項を確認の上、手続きを進めていきましょう。
ルーターやパソコンの設定をする
最後に、ルーターやパソコンの初期設定を行います。
プロバイダーから郵送される書類に、IDやパスワード、設定の手順などの初期設定に必要な情報が記載されています。書類を確認の上、接続の設定を完了させましょう。