スマホとWiFiをつないで動画やゲームを楽しんでいる時、「動画を読み込んでくれない」「ゲーム画面の動きがカクカクする」などの状態になるとコンテンツに集中できず、困ってしまいますよね。
スマホがWiFiにつながらない時はいくつかの原因があり、適切な対処をすればWiFiのつながりにくさが解消される場合があります。
この記事では、スマホがWiFiにつながらない原因と、すぐに試せる対処法を紹介します。WiFiがつながりにくくなる仕組みを知り、快適にWiFiを利用しましょう。
家電コンサルタントの大岩俊之さんにお話も伺ったため、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した方:
家電コンサルタント 大岩俊之
家電製品総合アドバイザー。スマートマスター。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動。TBSラヴィットや東海地区のテレビ番組に多数出演。
現在は、家電記事の監修や家電製品アドバイザー資格試験の講師として活躍。
スマホがWiFiにつながらない時の原因は、大きく「スマホ」「ルーターなどのネットワーク」「インターネット回線」の3つに分けられます。
まずはどのような原因があるのか見ていきましょう。
スマホがWiFiにつながらない時、まずはスマホに原因がないかを確認しましょう。
「スマホの設定が間違っている」「長時間の使用で一時的な不具合が起きている」などの問題があると、スマホがWiFiにつながらない原因となります。
チェックポイントのひとつとして、パソコンなどスマホ以外の端末はWiFiにつながるのに、スマホだけがつながらない場合は、スマホ自体に原因がある可能性が高いといえます。
まずはスマホ以外の端末がWiFiにつながるかを確認しましょう。
自宅でWiFiを利用している時は、ルーターやONUなど自宅のネットワークが原因でWiFiと接続できない場合があります。
具体的には、「WiFiの電波が弱い」「電波干渉が起こっている」「ルーターに不具合が生じている」などの状況が挙げられます。
利用中のスマホだけでなく、パソコンやタブレットなどほかの端末もWiFiにつながらない時は、自宅のネットワークをチェックしましょう。
インターネット回線で通信障害やメンテナンスが発生していると、通信自体が行えなくなり、WiFiもつながらなくなります。
スマホやルーターに特に問題が見られない場合は、インターネット回線に通信障害やメンテナンスが起こっていないか、公式サイトで確認しましょう。
ルーターとパソコンなどをLANケーブルで有線接続して確認するのもひとつの手段です。有線接続でネットにつながれば、インターネット回線自体には問題がないことがわかります。
大岩さん
WiFiがつながらない原因は、スマホ、WiFiルーター、回線などの問題が考えられます。スマホやWiFiルーターが原因の場合は、本体の再起動で改善することが多いです。
1階にWiFiルーターがあり、2階でスマホを使用するなど、距離が遠い場合は電波が切れることがあります。2.4GHz帯のWiFiを使用している場合、電子レンジなどの電波干渉によって接続が不安定になることがあります。
「スマホが原因かもしれない」「ルーターが問題かもしれない」とおおよその原因が把握できたら、それぞれ適切な方法で対処しましょう。
下記では、スマホやルーターが原因と考えられる場合の対処法を紹介します。試しやすい方法を順に紹介しているため、参考にしてください。
機内モードとは、WiFiやモバイルデータ通信など、スマホの通信機能を一括で無効にする機能です。何らかの操作で機内モードがオンになったままだと、WiFiも使えなくなるため、まずは画面上部に飛行機のマークが表示されていないか、確認しましょう。
また、機内モードのオン・オフの切り替えは、通信機能のリセットとしても有効です。一時的な接続不良が原因の場合、機内モードを一度オンにして10秒ほど待ってからオフに戻すと、WiFiに再接続できる場合があります。
機内モードは、iPhoneならコントロールセンター、Androidならクイック設定パネルから、飛行機のマークをタップするだけで切り替え可能です。「設定」アプリを開かずに操作できるため、最初に試す対処法として適しています。
スマホが原因だと考えられる場合は、スマホのWiFi機能が作動しているか確認しましょう。WiFi機能が作動しているかどうかは、通常スマホ最上部にある「WiFiマーク」表示の有無でチェックできます。
WiFiが作動している時は扇形の「WiFiマーク」が表示されますが、WiFiが作動していない時は表示されません。
そのほか、WiFiはスマホの「設定」アプリでも確認可能です。確認する手順をiPhoneとAndroidに分けて解説します。
iPhoneでWiFi機能が作動しているかを確認する手順※1は下記のとおりです。
「設定」アプリを開く
「Wi-Fi」をタップする
「Wi-Fi」がオンになっているかを確認する
Androidが搭載されたスマホでは、下記の手順※2でWiFiの作動状況を確認できます。
「設定」アプリを開く
「ネットワークとインターネット」をタップする
「インターネット」をタップする
WiFiと接続されているかを確認する
上記の手順でWiFiが作動しているかがわかります。また、WiFiの接続先や接続状況などの詳しい情報も確認可能です。なお、Androidは機種によって操作方法が異なる可能性があります。詳しくはメーカーの公式ホームページで確認しましょう。
WiFiの接続先を示すネットワーク名は「SSID」と呼ばれ、スマホに表示される一覧から選んで接続する仕組みです。
マンションや住宅街では隣家のSSIDも一覧に表示されるため、よく似た名前の別のSSIDを選んでいないか確認しましょう。正しい接続先は、ルーター本体のラベルや取扱説明書で確認できます。
接続先が合っているのにWiFiにつながらない時は、パスワードの入力ミスが考えられます。パスワードは大文字と小文字、数字の「0」とアルファベットの「O」などを区別するため、ラベルの記載どおりに正確な入力が必要です。
何度入力してもつながらない場合は、スマホに保存されたネットワーク情報を一度削除し、パスワードを入力し直してから再接続しましょう。
iPhoneでは、「設定」→「Wi-Fi」→SSID横の「iマーク」→「このネットワーク設定を削除」の順にタップすると削除できます。Androidでは、「設定」アプリの保存済みネットワークの一覧から削除可能です。
スマホを再起動すると、システムやメモリの状態がリセットされます。スマホ自体の動作に原因がある場合に有効な方法のため、電源ボタンを長押しして一度電源を切り、再び電源を入れて再起動しましょう。
なお、iPhone 6、7、8、SE(第2世代または第3世代)は、右側にあるサイドボタンの長押しで電源オフスライダが表示されます。一方、iPhone X、11、12、13、14以降は、サイドボタンとともに音量調節ボタンのどちらかを同時に長押しする必要があります※3。
Androidは機種により異なりますが、通常、電源ボタンを数秒間長押しして、画面に表示されるメニューから「電源を切る」または「再起動」をタップします※4。なお、一部の機種では、電源ボタンと音量(上)ボタンを同時に押す必要があります。
ソフトウェアが古いままだと、修正済みの不具合が残っていたり、新しい通信環境との互換性に問題が出たりして、WiFiにつながらない原因となる場合があります。更新しておくべき項目は、主に下記のとおりです。
スマホのOSは、iPhoneなら「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」、Androidは「設定」→「システム」→「ソフトウェアアップデート」から更新できます。
アプリの更新は、App StoreやGoogle Playストアから行いましょう。特定のアプリだけネットにつながらない時は、アプリ側の不具合も考えられます。
ルーターのファームウェアは、管理画面や専用アプリから更新する方法が一般的です。自動更新機能を備えた機種もあるため、詳しい手順は取扱説明書を確認しましょう。
なお、OSの更新にはWiFi接続と十分な充電残量が推奨されているうえ、データ量も大きくなりがちです。WiFiが使えない状態で更新する時は、モバイルデータ通信の通信量に注意しましょう。
WiFiは、ルーターの通信範囲内のみで利用できます。一般的に、WiFiの電波はルーターから離れるほど弱くなる傾向があります。また、スマホとルーターの間に壁や家具などの障害物があると、電波が弱まり、WiFiにつながりにくくなることがあります。WiFiがつながりにくい時は、ルーターの近くに移動してみましょう。
WiFiの電波には2.4GHz・5GHz・6GHzの3つの周波数帯があります。それぞれの周波数帯の特徴は下記のとおりです。
| 周波数帯 | 特徴 |
|---|---|
| 2.4GHz |
|
| 5GHz |
|
| 6GHz |
|
なお、6GHzは、Wi-Fi 6EやWi-Fi 7に対応したルーターとスマホのみで利用可能な周波数帯です。
たとえば、電子レンジが原因でWiFiとつながらないと推測される場合は、WiFiの周波数帯を2.4GHzから5GHzへと変更するとつながりにくさが改善する場合があります。
また、ルーターが設置されている部屋から遠い部屋でスマホを使っているケースでは、障害物の影響を受けにくい2.4GHzへの切り替えがおススメです。WiFiの利用状況に合わせて、適切な周波数帯に切り替えましょう。
WiFiとつなぐために必要なルーター・ONU・モデムの電源がオフになっていると、WiFiを利用できません。
掃除をした時や、ルーターやONUを移動させた時などに、誤って電源プラグがコンセントから抜けてしまうことがあるため、電源が入っているかを確認しましょう。
電源を確認する際は、機器をつなぐケーブルがしっかりささっているかを確認します。
ルーターやONU、モデムに不具合が生じていると、WiFiにつながりにくくなります。故障の場合は修理が必要ですが、一時的な不具合は再起動で改善される場合があるため、機器の再起動を行いましょう。
再起動の方法は、「電源プラグ(コンセント)を抜いてしばらく待ち、再び差し込む」「電源をオフにしてしばらく待ち、その後、電源をオンにする」など、機器により異なります。各機器の取扱説明書に従って再起動しましょう。
WiFiの電波が弱い時には、ルーターの設置場所の見直しが有効です。WiFiの電波は、一般的にルーターから360°の方向へ飛んでいます。
そのため、ルーターは家の中央で床よりも少し高い位置への設置が理想的です。また、WiFiの電波は金属やコンクリート、木材や紙などの障害物で弱まる性質があります。
したがって、金属ラックやコンクリートの壁、木製の書棚などの近くはできるだけ避けましょう。
大岩さん
スマホがWiFiにつながらないときは、WiFiの設定を一度オフにしてからオンにするか、スマホ本体を再起動してみましょう。それでもつながらない場合は、他の端末(タブレットやPCなど)がWiFiにつながるかを確認します。
他の端末がつながる場合は、スマホ側の設定に原因がある可能性があります。WiFiのネットワーク名(SSID)を選び直し、パスワードを入力して再接続します。それでもつながらない場合は、WiFiルーターを再起動してみましょう。
これまで紹介した対処法を試してもスマホがWiFiにつながらない時は、状況に応じた対策を検討しましょう。主な方法を解説します。
急ぎでネットを使いたい場合は、パソコンやタブレットなどほかの端末で代用する方法が挙げられます。特に、スマホに何らかの問題があり、ルーターやONUなどは問題なく使用できる際に有効です。
ルーターの設置場所を見直しても、電波が弱くてWiFiがつながらない部屋がある場合、ルーター1台の電波では家中をカバーしきれない可能性があります。そんな時は、中継機やメッシュWiFiを導入し、電波の届く範囲自体を広げる方法が有効です。
中継機は、ルーターの電波が弱まる前にキャッチし、再発信する機器です。ルーターとスマホの中間地点に設置すると、これまで電波が届きにくかった離れた部屋や別の階でもWiFiを利用しやすくなります。コンセントに直接さし込むタイプであれば、手軽に設置できる点も魅力です。
一方、メッシュWiFiは、複数の機器が網の目のように連携して1つのWiFiネットワークを構築する仕組みです。スマホの場所に応じて最適な機器へ自動的に接続されるため、広い家や複数階での利用に向いています。
あわせて読みたい記事
メッシュWiFiについては、下記の記事で詳しく紹介しています。中継機との違いを知り、ご自宅に合った方法を選ぶのにも役立ちますのでぜひ参考にしてください。
スマホの設定やルーターの置き場所を見直してもWiFiとつながりにくい場合は、Wi-Fi 6・Wi-Fi 7や5G対応ルーターへの買い替えも選択肢のひとつです。
WiFiには通信規格があり、新しい通信規格に対応しているルーターほどより高速な通信が期待できます※5。
| 世代 | 規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
|---|---|---|---|
| 第1世代 | IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz |
| 第2世代 | IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz |
| IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz | |
| 第3世代 | IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz |
| 第4世代(Wi-Fi 4) | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz/5GHz |
| 第5世代(Wi-Fi 5) | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz |
| 第6世代(Wi-Fi 6) | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz |
| 第6世代(Wi-Fi 6E) | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz/6GHz |
| 第7世代(Wi-Fi 7) | IEEE 802.11be | 46Gbps | 2.4GHz/5GHz/6GHz |
特に、購入から年数が経ったルーターは、新しい通信規格に対応していないケースがあります。WiFiとのつながりやすさを重視する方は、「Wi-Fi 6」対応のルーターを検討しましょう。
また、2023年に国内で利用可能になった最新規格「Wi-Fi 7」は、Wi-Fi 6よりも理論上の最大通信速度が向上している通信規格です。そのため、Wi-Fi 7は、より高速な通信を重視する方に適しています。ただし、最大通信速度は規格上の理論値であり、実際の通信速度は利用環境や使用する機器などによって異なります。
なお、「5G(第5世代移動通信システム)」は「高速」「低遅延」「多数同時接続」が特徴の通信システムです。現在では5G対応のホームルーターやモバイルルーターが多く販売されています。通信速度にこだわりたい方におススメです。
「最近、WiFiがつながりにくくなった」「スマホで動画やゲームができなくなって困る」などでお悩みの方には、UQ WiMAXの利用がおススメです。
UQ WiMAXのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は5GおよびWi-Fi 6※64ストリーム対応で、上り最大速度286Mbps※7、下り最大速度4.2Gbps※7の高速通信が可能となっています。
さらに、端末の位置を探知してWiFiの電波を飛ばす「ビームフォーミング」機能や、2.4GHzと5GHzのうち最適な周波数帯へ自動で接続してくれる「バンドステアリング」機能※8も備わっており、さまざまな環境でもストレスなくネットを利用できる点が特徴です。
外出先や通勤・通学中など自宅外でのWiFi利用が多い方は、UQ WiMAXのモバイルルーターを検討してはいかがでしょうか。
持ち運んで利用するなら、モバイルルーターの「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」がおススメです。5,400mAhバッテリーを搭載し約9時間つながる※9ため、長時間ネットを楽しむことができます※10。
重量は約198gと軽く、サイズは約W140×H72×D15.4mmと小型で、持ち運びもしやすいです。
UQ WiMAXのルーターは最短2~3日で届き、工事不要で届いたらすぐに使える点も魅力です。快適なWiFiをお求めの方は、ぜひUQ WiMAXのホームルーター・モバイルルーターをご検討ください。
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

Speed Wi-Fi HOME 5G L13

大岩さん
WiFiがつながらないときは、落ち着いて順番に確認しましょう。スマホのWiFi設定をオフにしてからオンにするか、スマホ本体を再起動すると改善することがあります。
次に、タブレットやPCなど、他の端末がWiFiにつながるかを確認し、原因がスマホ側にあるのか、WiFiルーターや回線側にあるのかを切り分けます。
WiFiルーターから離れた場所で接続が頻繁に切れる場合は、ルーターの設置場所を変える、中継機やメッシュWiFiを導入するなどの方法を検討しましょう。