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Wi-Fi 6とは?メリットと注意点、規格の種類も解説

「Wi-Fi 6」は、従来の規格に比べてさらに高速通信に対応するほか、通信を快適にする機能や特徴がいくつも追加されています。

Wi-Fi 6とはどのようなものなのか、通信環境の見直しやルーターの買い替えにあたって気になっている方もいるかもしれません。自宅のWi-Fiをもっと快適にしたい、通信環境を改善したい方には、Wi-Fi 6は選択肢のひとつでしょう。

この記事では、Wi-Fi 6とは何か、Wi-Fi 6のメリットと注意点、Wi-Fi 6がおススメな方を紹介します。

また、高橋さんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。

  • 記載の情報は2024年7月時点のものです。

この記事を監修した方:高橋暁子

ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。SNSや情報リテラシー教育が専門。スマホやインターネット関連の事件やトラブル、ICT教育事情に詳しい。

SNS、10代のネット利用実態とトラブル、スマホ&インターネット関連事件等をテーマとして、NHK『あさイチ』『クローズアップ現代+』などメディア出演多数。

Wi-Fi 6とは

Wi-Fi 6は、2019年9月にスタートしたWi-Fi 5に次ぐ新たな通信規格です。最大通信速度は9.6Gbpsまで向上し、周波数帯は2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応しています。

Wi-Fiの通信規格の種類は、次のとおりです。

策定時期 規格名 名称 最大通信速度 周波数
2020年 IEEE 802.11ax Wi-Fi 6E 9.6Gbps 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯
2019年 Wi-Fi 6 2.4GHz帯/5GHz帯
2013年 IEEE 802.11ac Wi-Fi 5 6.9Gbps 5GHz帯
2009年 IEEE 802.11n Wi-Fi 4 600Mbps 2.4GHz帯/5GHz帯
2003年 IEEE 802.11g - 54Mbps 2.4GHz帯
1999年 IEEE 802.11b - 11Mbps 2.4GHz帯
IEEE 802.11a - 54Mbps 5GHz帯

WiFiの通信規格は、IEEE 802.11としてIEEE(米国電気電子学会)が策定しています。IEEE 802.11の規格名は「IEEE 802.11ax」で、Wi-Fi 6を拡張した規格の「Wi-Fi 6E」と共通です。

なお、IEEE 802.11axの登場を機に「Wi-Fi 6」「Wi-Fi 5」「Wi-Fi 4」という新名称もIEEEにより名付けられていて、新名称で呼ばれる機会も増えています。

新たにWi-Fi 6Eも登場している

Wi-Fi 6を拡張した新たな規格として2020年に「Wi-Fi 6E」も登場しています。

Wi-Fi 6Eでは、新たな周波数帯として6GHz帯が追加されたのが最大の特徴で、データの通り道であるチャンネルの数が大幅に増加しています。

Wi-Fi 6Eの技術仕様としては最大59のチャンネルがあり、日本ではそのうち最大24のチャンネルが利用できます。

また、5GHz帯は気象や航空のレーダーを検知すると一定時間停止する「DFS」の搭載が義務付けられていましたが、Wi-Fi 6Eの6GHz帯ではDFSによる停止がなく、より快適に通信できます。

高橋暁子さん

Wi-Fi 6とは、簡単に言えば最新のWiFiインフラであり、6番目のWiFi規格のためこのように呼ばれています。

最大通信速度が速く、回線の混雑にも強いため、次世代の通信設備(インフラ)として注目を集めています。

Wi-Fi 6で通信するメリット

Wi-Fi 6で通信するメリットとしては、主に下記の点が挙げられます。

  1. 1

    最大通信速度が高速である

    Wi-Fi 6の最大通信速度は、9.6Gbpsに対応し、Wi-Fi 5の6.9Gbpsから約1.4倍に向上しています。

    また、帯域幅はWi-Fi 5の80MHzから、Wi-Fi 6では160MHzに倍増し、実測での速度の向上に寄与しています。自動車の通行に例えると、車線の数が増えて渋滞なく通行できるイメージです。

  2. 2

    通信の混雑が少ない

    Wi-Fi 6では、複数端末と同時通信する技術として「直交周波数分割多元接続(OFDMA)」が新たに採用され、OFDMA対応の機器で機能が利用できます。

    従来は一度の通信で1つの端末への通信をしていたため、複数端末との通信では順番待ちが発生していました。OFDMAによる通信では、一度に複数端末と同時に通信でき、順番待ちによる混雑が解消されています。

  3. 3

    消費電力が抑えられる

    端末との通信のタイミングを調整して消費電力を抑える「TWT(Target Wake Time)」の技術も、Wi-Fi 6では採用されています。

    TWTに対応したスマホなどでバッテリー消費が抑えられ、バッテリー駆動時間を延ばすために役立ちます。

  4. 4

    2つの周波数帯が利用できる

    Wi-Fi 6で5GHz帯と2.4GHz帯の両方が利用できるのは、5GHz帯のみのWi-Fi 5との違いのひとつです。

    家庭用としてはWi-Fi専用で電波干渉が少ない5GHz帯と、障害物に強く遠くまで届きやすい2.4GHz帯を状況に応じて切り替えて使用できます。

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Wi-Fi 6で通信する際の注意点

高速通信が可能なWi-Fi 6も、利用する際は事前に確認しておきたい注意点が2つあります。

  1. 1

    Wi-Fi 6で通信するには対応端末が必要

    Wi-Fi 6で通信するには、子機となるスマホやパソコンもWi-Fi 6の規格に対応している必要があります。Wi-Fi 6対応のルーターを利用する場合でも、すべての端末でWi-Fi 6が利用できるわけではない点には注意しましょう。

    スマホやパソコンなど端末側のWiFi規格への対応状況は、各製品の公式サイトや取扱説明書の製品仕様のページから確認できます。

  2. 2

    LANケーブルはCAT6A以上を検討する

    LANケーブルにもカテゴリと呼ばれる規格があり、カテゴリの数字が大きい新しい規格ほど、より高速な最大通信速度に対応しています。

    規格名 最大通信速度 伝送帯域
    CAT8 40Gbps 2000MHz
    CAT7 10Gbps 600MHz
    CAT6A 500MHz
    CAT6 1Gbps 250MHz
    CAT5e 100MHz
    CAT5 100Mbp

    最大9.6Gbpsに対応するWi-Fi 6の性能を引き出すなら、機器同士(ルーターとONUなど)を接続するLANケーブルの規格は、CAT6A以上がおススメです。

    LANケーブルの規格は、LANケーブル自体に印字されている場合が多いので、手持ちのケーブルの規格を確認して、必要に応じて買い替えを検討しましょう。

高橋暁子さん

高速通信が可能で通信の混雑にも強い、複数デバイスで安定的に接続可能などのメリットがあるWi-Fi 6ですが、対応端末である必要がある点には注意が必要です。LANケーブルもCAT6A以上の適切な規格のものを選びましょう。

Wi-Fi 6が向いている方の特徴

Wi-Fi 6より前の規格でも十分に使えるのではないかと、利用を迷っている方もいるかもしれません。Wi-Fi 6は、特に下記の方におススメです。

  • 最新のオンラインゲームを快適にプレイしたい
  • 4K動画などの高画質な動画を視聴したい
  • 日常的な用途でよりストレスなく使いたい

データ通信量の大きい用途で使う方や、日常的にストレスなく使いたい方は、Wi-Fi 6によるWi-Fi環境を導入しておくと、より快適に通信できます。

また、現状そこまで高速通信を求めていない方も、ルーターの買い替えやインターネット回線を見直すタイミングで、Wi-Fi 6の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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Wi-Fi 6の通信環境を導入するならUQ WiMAXがおススメ!

Wi-Fi 6※1では、従来の通信規格に比べて通信速度が大きく向上し、新たな機能と特徴がいくつも追加されました。自宅の通信環境を見直したいと考えているなら、ぜひWi-Fi 6の利用を検討しましょう。

Wi-Fi 6※1による通信環境を導入するなら「UQ WiMAX」がおススメです。

UQ WiMAXではWi-Fi 6対応※1のホームルーター、モバイルルーターを提供中です。工事不要で快適なインターネット回線を導入できます。

Speed Wi-Fi HOME 5G L13は、下り最大速度4.2Gbps※2・上り最大速度286Mbps※2に対応する5G対応ホームルーターです。

コンセントにつなぐだけで、すぐに高速の通信環境を自宅に構築できます。Wi-Fi 6※1のほか、2.5GBASE-Tによる高速な有線接続※3にも対応しています。

Speed Wi-Fi 5G X12は、下り最大速度3.9Gbps※2・上り最大速度183Mbps※2のモバイルルーターで、外出先でもWi-Fiを使いたい方におススメです。

4,000mAhバッテリーを搭載し、約9時間※4の連続通信ができます。スマホアプリ※5でリモート起動や電池残量の確認も可能です。

Wi-Fi 6※1対応の通信環境をつくるなら、UQ WiMAXのホームルーターやモバイルルーターの利用も検討してはいかがでしょうか。

  • ※1OFDMA非対応です。子機側もWi-Fi 6に対応している必要があります。
  • ※2一部エリアで提供。ベストエフォート型サービスです。実際の通信速度は、お客さまのご利用環境、回線の状況などにより変化します。
  • ※3接続機器使用時の通信速度は、お客さまの通信環境と規格により異なります。LANケーブル接続時は受信最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時(Wi-Fi 6 5GHz帯の場合)は受信最大2,402Mbpsです。2.5Gbps対応有線LANは1ポートのみとなります。
  • ※4お客さまのご使用環境やご利用状況により異なります。無線LAN1台を接続した場合の時間です。
  • ※5スマホアプリはGoogle Play ストアやApp Storeから「NEC WiMAX +5G Tool」と検索して、ダウンロードおよびインストールしてください。
  • 5Gは一部のエリアで提供しています。詳しくは下記ページをご確認ください。
    対応サービスエリア(UQ WiMAX)
    5G SA契約でご利用いただけます。5G SAは一部エリアで提供しています。
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高橋暁子さん

Wi-Fi 6は、オンラインゲームや4K動画など、さまざまな用途に日常的にストレスなく楽しみたい方におススメです。UQ WiMAXなら、そのような方にも満足してご利用していただけるのではないでしょうか。

  • 本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
    • 「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。
  • 表記の金額は特に記載のある場合を除きすべて税込です。

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