お子さまが中学生になった時に増えるのが、「自分もスマホがほしい」という要望です。一方で保護者の方からすると、お子さまをトラブルなどから守るために、「中学生にスマホ制限は必要なのか?」といった疑問が生じるでしょう。
そこで今回は、中学生にスマホ制限が必要とされる理由を確認し、そのうえで中学生がスマホを使用するメリットと、中学生のスマホ制限に使える「フィルタリングアプリ・サービス」について解説します。
後半では、中学生でも安心して使える「UQモバイル」も紹介します。ぜひスマホ選びの参考にしてください。
東京都の令和5年度「家庭における青少年のスマートフォン等の利用等に関する調査」※1によると、中学生の84.8%がスマホを所有しています。
このように、友人などの大半がスマホを使う環境下にある中学生は、スマホを通じてトラブルに巻き込まれるといった、さまざまなリスクにも晒されます。
そこで多くの保護者を悩ませるのが、「わが子のスマホに、使用時間や機能の制限をすべきかどうか?」ということです。
この章では、世間一般で中学生にスマホ制限が必要とされる理由を紹介します。
中学生が長時間スマホを使用すれば、勉強時間が減る可能性は高まります。実際に、調査・研究には、「使用時間が長くなればなるほど、学力が低下する傾向」を示すデータが多く見られます。
例えば2022年に国立教育政策研究所が発表した調査結果では、SNSや動画視聴を一日1時間以上行っていると回答した生徒の割合は、小学校が約50%、中学校では約75%でした。
そして、小学生・中学生ともに、1日あたりのSNS・動画視聴の時間が長いほど、各教科の平均正答率が低い傾向があることがわかっています。
また、睡眠と記憶・集中力には密接な関係があることから、長時間のスマホ使用によって眠りの質が悪くなると、勉強に支障をきたすという見解もあります。
小中学生におけるデジタル端末の使用と近視の関係は、文部科学省などでも注目されています。
2021年には、文部科学省の主導によって、子どもの近視に関する調査が全国の学校で行われました。
現在のデジタル化社会において、スマホに一切触れない生活をすることはかなり難しいものです。
しかし、中学生にスマホを買い与える際には、目の健康を考えた使い方を模索することも大切です。
近年では子どものスマホ利用の増加にともない、中学生もスマホトラブルに巻き込まれやすくなっています。なお、総務省では下記のような事例を紹介しています。
中学生にスマホを買い与える場合、こうしたトラブルの存在を把握したうえで、適切な予防策を講じる必要があります。
中学生のスマホ使用では懸念事項もありますが、メリットを得られる可能性もあります。そのため、使用する際は下記のような設定を検討しましょう。
スマホの利用時間が長時間になると、学業や生活リズムに悪影響を及ぼす可能性が高いため、親子で利用時間を検討しましょう。
たとえば、1日累計2時間と決め、睡眠時間や勉強時間を確保するために特定の時間帯は利用不可にするなど、具体的な時間設定を決めます。
口頭で利用時間だけを決めてもお子さまが守らない可能性があるため、利用不可な時間帯は保護者が預かる、あるいはリビングで充電するなどのルールを決めましょう。
オンラインゲームアプリには課金を促すサービスがあり、お子さまが無断で課金してしまいトラブルに発展するケースは多いです。
特に、お子さま専用のスマホでペアレンタルコントロール機能(保護者がお子さまのスマホ利用を制限する機能)を設定しないまま渡してしまうと、クレジットカードを登録していなくても勝手に課金してしまう可能性があります。
そのため、課金に関してはお子さまと話し合い、許可するなら月々の課金額を設定し、課金時には保護者の承認が必要な機能を活用しましょう。
中学生がスマホを使用する際、不適切なアプリへのアクセス制限は重要です。
多くのアプリには年齢制限が設けられており、暴力的な表現が含まれるゲームアプリや不適切な内容を含むアプリが配信されています。
中学生が上記のようなアプリに触れることは望ましくないため、ペアレンタルコントロール機能やアプリストアの制限機能を活用して、中学生にふさわしいコンテンツのみ利用できる環境を構築しましょう。
ネットでは、セキュリティに問題のあるサイトなどが公開されています。
上記のようなサイトに中学生がアクセスするとトラブルに巻き込まれる可能性が高いため、アクセスを防ぐ設定を行いましょう。
特に、セキュリティに問題のあるサイトへのアクセスは、ウイルスに感染するリスクがあるため、アクセスをブロックするだけでなく、ウイルス対策ソフトの導入もおススメです。
中学生のスマホ使用には、先述のような懸念事項もあります。しかし、適切な使い方ができれば下記のような効果・メリットも得られます。
ICTメディアリテラシーとは、各自が高い情報モラルを持ち、インターネットやスマホなどのICTメディアをトラブルなく使いこなす能力を指します。
デジタル化社会では、中学生に限らずすべての方にICTメディアリテラシーを持つことが求められます。
中学生の場合、ICTメディアリテラシーを身に付ける方法としてトラブルの事例を親子で把握する、総務省や文部科学省から発表されている情報などから正しい知識を学ぶことで高いICTメディアリテラシーを身に付けることができます。
スマホの活用シーンは、SNSやゲームといった遊びだけではありません。
例えば、スマホを使ってネット上の正しい情報を探し読み解き、活用することも、ICTメディアリテラシーに関連する立派な学習です。
また、例えば科学や歴史などについて学んだことをブログにまとめて発信することも、ICTメディアを使いこなすという意味で、ICTメディアリテラシーの向上につながります。
なお、近年では暗記や計算のトレーニング、学習時間の管理といった高校入試対策に使えるスマホアプリもたくさん登場しています。こうしたアプリをうまく活用すれば、中学生がスマホを持つことで成績アップなどの効果も期待できます。
中学生になると、部活や学習塾などで遅い時間帯の帰宅が多くなります。そこで、最近では夜間や緊急時の居場所確認・連絡のために、お子さまにスマホを持たせる保護者も多くなりました。
スマホによる居場所確認は親子の安心につながる便利な機能ですが、本人のプライバシーに関わることなので事前に本人の同意を取るようにしましょう。
中学生における長時間のスマホ使用や、有害サイトへのアクセスなどの問題は、フィルタリングのアプリやサービスで解決するのがおススメです。
ここでは、フィルタリングアプリ・サービスの特徴を紹介します。
フィルタリングサービスとは、青少年を有害情報との接触などから守り、安全安心なネット利用の手助けをするアプリやサービスの総称です。
2008年に「青少年が安全に安心してネットを利用できる環境の整備等に関する法律(平成20年法律第79号)」が制定されたことで、ネット接続サービスの使用者が青少年である場合に、原則として、フィルタリングサービスを提供する義務が携帯電話事業者に課せられるようになりました。
フィルタリングサービスの設定を有効化すると、お子さまがスマホを利用する際、有害なサイトやアプリの閲覧・利用、また利用できる時間などを制限することが可能になります。
フィルタリングサービスの具体的なサービス内容はアプリによって異なります。例えば、UQモバイルユーザーであれば「あんしんフィルター for au」があります。
新規ご契約時か機種変更と同時に5G対応料金プランへ変更されるとご利用いただけるサービスになります。
お子さまが安全にスマホを利用するための機能として下記のものがあります。
お子さまにとって有害となる下記のようなネットサイトへのアクセスを、しっかりブロックできる機能です。
あんしんフィルター for auの場合、「小学生」「中学生」「高校生」「高校生プラス」の4段階から簡単にフィルタリング設定を行えます。さらに、サイトのカテゴリーごとの詳細設定も可能です。
なお、あんしんフィルター for auでは、携帯電話通信(LTE通信)だけでなく、WiFi通信でもフィルタリング設定を行えます。
不適切なアプリを制限するとともに、SNSの利用制限も設定できる機能です。アプリの起動を監視することで、不適切に個人情報を読み取るアプリなどから中学生を守れます。
中学生のスマホデビューにおススメなのが、UQ親子応援割のある「UQモバイル」です。
UQ親子応援割は18歳以下のお子さまと家族※2を対象に、月間データ容量33GB※3と1回10分以内の国内通話かけ放題※4がセットになった「コミコミプラン+」の基本料金が適用条件を満たした翌月から1年間割引になります。
余ったデータ容量は翌月にくりこしが可能※5なのでデータ容量を無駄なく活用可能です。
保護者もお子さまもギガたっぷりでおトクな割引を受けられるため、中学生のスマホデビューにおススメです。
基本データ容量を使い切ってしまった場合もUQモバイルであれば、月額550円でデータ容量を増量可能です。
月々で最大5GBまで増やせるほか、使い切れなかったデータは翌月に繰り越しできます。
「増量オプションⅡ」に初めてご加入いただくと、適用月から7ヵ月間料金そのままでデータ増量できる「増量オプションⅡ無料キャンペーン」※6も開催中です。このキャンペーンを活用すれば、さらにおトクにデータを使えます。
UQモバイルは、先述のあんしんフィルター for au以外にも、未成年Webフィルターや位置検索サービスといった、中学生の安全なスマホ使用につながるサポート・サービスが充実しています。
例えば位置検索サービスを契約しておくと、スマホの紛失時に遠隔操作で探すこともでき、スマホに入っている個人情報の流出を防ぐことが可能です。
両親が使っていたスマホに、SIMカードを入れて中学生用にするなどの使い方をする場合にも、UQモバイルであればおトクに使い始められます。
なおUQモバイルでは、全国幅広いエリアで4G回線の利用が可能であり、5G回線利用エリアは順次拡大中です。
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