昨今の家庭に導入されているインターネット回線は、モバイルWiFiと光回線(固定回線)の2種類に大別されます。双方にメリットが存在しており、どちらを選択するべきかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、モバイルWiFiと光回線(固定回線)の概要、双方の違いや選び方、WiFiの使用方法などについて解説します。
まず、モバイルWiFiと光回線(固定回線)の概要を解説します。併せて、近年注目を集めるホームルーターも紹介します。
モバイルWiFiとは、ネットに接続するための持ち運び可能な通信端末です。
光回線などの固定回線は、自宅に光ファイバーケーブルなどを引き込むための工事が必要になるのに対し、モバイルWiFiは工事が不要である点が大きな特徴です。
モバイルWiFiは持ち運べるため、自宅だけでなく外出先でもネットに接続できます。
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モバイルWiFi(モバイルルーター)の特徴やメリットについて、下記記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
光回線は光ファイバーケーブルを利用したインターネット回線です。現在主流のインターネット回線のひとつで、安定性が高く、高速なネット通信を実現できる点が特徴です。
光回線でWiFiを利用するためには、無線WiFiルーターを利用してルーターからWiFiの電波を飛ばす必要があります。
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光回線の特徴やメリット・デメリットは下記記事で詳しく解説しています。
ホームルーターは、コンセントにさし込むだけでネットに接続できる機器です。ある程度の持ち運びが可能であり、モバイルWiFiと光回線(固定回線)の中間に位置する存在といえます。
モバイルWiFiよりも安定性が高く、引越しの多い方や回線工事不要でネットを利用したい方におススメです。
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ホームルーターの特徴やメリット、設置時のポイントは下記記事で詳しく解説しています。
ここでは、モバイルWiFiと光回線のWiFi(固定回線)の違いを、7つの項目に分けて解説します。
回線自体の速度は、モバイルWiFiよりも光回線のほうが速い傾向にあります。とはいえ、どちらも最大で数Gbpsは出るため、高速なネット通信を実現可能です。
WiFiを利用する際には、機器が利用できるWiFiの規格に注目しましょう。古い規格の通信速度はあまり速くありませんが、新しい規格であれば回線速度を十分に活かせる通信速度が出せます。
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ネットの利用目的によって、どの程度の通信速度を速い・遅いと感じるかは異なってくるでしょう。下記記事では、目的別に快適な通信速度の目安をまとめていますので参考にしてください。
モバイルWiFiと光回線のWiFiは、どちらも無線通信を実現できます。ただし、モバイルWiFiは持ち運んで外出先でも気軽にWiFi環境を構築できますが、光回線のWiFiは自宅でしか利用できません。この点は、モバイルWiFiと光回線のWiFiにおける大きな違いのひとつです。
モバイルWiFiは、データ容量の上限を定められていることが少なくありません。一般的には、一定期間内に大量のデータ通信を行った場合、混雑する時間帯に限り通信速度に制限がかけられることがあります。
対して、光回線のWiFiにはデータ容量の上限がありません。ゲームや長時間の動画視聴など、通信量の大きなネット通信を行う場合には光回線のWiFiがおススメです。
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モバイルWiFiにおける通信制限の仕組みや影響、解除方法など下記記事で詳しく解説しています。
月額料金は、モバイルWiFi・光回線のWiFiともに4,000~5,000円程度となり、大きな違いはないといえます。ただし、光回線の敷設の際には回線工事費用などが必要になるため、総額は光回線のWiFiを利用するほうがかかる傾向にあります。
なお、光回線は戸建住宅と集合住宅で設定されている料金が異なる場合が多いです。一般的には集合住宅のほうが安く利用できます。
WiFiを利用する場合、同時接続数が定められている場合が大半です。モバイルWiFiはモバイルルーター、光回線のWiFiはWiFiルーターの性能によって異なります。モバイルルーターは簡単には変更できませんが、WiFiルーターは状況によって買い替えることが可能です。
同時接続数が増えると回線を圧迫する可能性があるため、目安として5人以上(10台以上のデバイス)をWiFiに接続する際は、同時接続数に注意しましょう。
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WiFiルーターを2台接続することで、同時接続数の問題を解決できる場合があります。しかし2台接続は電波干渉が発生しやすくなる他、設定が複雑などデメリットもあります。同時接続数が多い高性能ホームルーターを導入することで、2台接続が不要になることも多いため下記記事も参考にしてください。
モバイルWiFiは、導入における回線工事が不要で、サービスによっては申し込みから最短即日開通も可能です。
それに対し、光回線のWiFiでは回線の敷設工事が必要となるため、開通までにはある程度の日数がかかる場合もあります。
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工事不要でインターネット回線が利用できるホームルーターやモバイルルーターの特徴やメリットについては下記記事でも詳しく解説しています。
モバイルWiFiの場合、引越しの際には住所変更の手続きのみをすればよいので、契約を継続するための手間はほとんどかかりません。
一方、光回線の場合、まずは引越し先の建物の設備状況を調べて、工事有無の確認をしましょう。賃貸で工事を行う際には、大家や管理会社に実施可否の相談も必須です。
開通工事が必要な場合は、当日に立会いすることになります。さらに転居元が賃貸の場合、原状回復を求められることがあり、回線の撤去工事が必要になる場合があります。
モバイルWiFiと光回線の違いと特徴を踏まえ、利用方法ごとにどちらがおススメかを解説します。
動画視聴やオンラインゲームの利用が多い方
動画視聴やオンラインゲームの利用が多い方は光回線のWiFiがおススメです。動画視聴やオンラインゲームでは、容量の大きい通信を長時間行う必要があります。
途中で止まったり遅れたりすることを避けるためには、より通信速度が安定して、高速通信が可能な固定回線が適していると考えられます。
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通信速度を安定させることで、下記のようなお悩みも効果的に解決できる可能性があります。
外出先ではほとんどネットの利用なく、自宅での利用が中心の方
屋外でネットを使う機会が少なく、自宅でのネット利用がメインの方も光回線のWiFiが適しています。
屋外で少ししかネットをしないのであれば、ルーターは持たずに、スマホのデータ通信だけ(もしくはテザリング利用)でも十分だと考えられます。
自宅でのデータ通信量が多い場合、光回線のWiFiのほうが月間データ容量の上限や通信品質を気にせずに済みます。
外出先でネットの利用が多い方
外出先でのネット利用が多い方は、モバイルWiFiが適しています。バッグなどに入れて持ち運べば、さまざまな場所でWiFiに接続してネット通信が可能です。
スマホのテザリング利用時のように、月間データ容量の上限を気にしなければならないシーンでも、モバイルWiFiなら安心です。条件付きではありますが、一部のモバイルWiFiには、月間のデータ容量に上限がありません。
特にモバイルWiFiを検討中でネットの利用が多い場合は、月間データ容量の上限がないサービスを選ぶとよいでしょう。
固定回線にかかる開通前のコスト(時間・費用)を抑えたい方
固定回線の場合、開通前の工事に費用や時間がかかる場合があります。コストを抑えつつ、すぐにでもネットを使いたい場合はモバイルWiFiがおススメです。
引越しをする時も、契約解除料や再工事は必要なく、持ち運べば自由にネットが使えます。自宅での使用が多い場合はホームルーターもおススメです。ホームルーターの特徴は下記のとおりです。
UQ WiMAXのホームルーターは、コンセントにさすだけでWiFiの電波が発生する通信機器で、モバイルWiFiの据え置き型ともいえます。工事が不要のため、購入後すぐに使用が可能です。
モバイルWiFiよりも同時接続台数が多く、アンテナの感度が強いため、強い電波を広範囲かつ安定的に飛ばせるのが特徴です。
固定回線にかかる開通前または引越しでのコスト(時間・費用)を抑えたい方、主に自宅で利用したい方、家族みんなで利用したい方などは、据え置き型のホームルーターがおススメです。
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ホームルーターのメリット・デメリットは下記の記事で詳しく紹介しています。
モバイルWiFiと光回線のWiFiには、多くのサービスが存在します。それぞれのサービスを選ぶ際の基準やポイントについて解説します。
モバイルWiFiを選ぶ際には、おもに次のポイントを中心にチェックしましょう。
モバイルWiFiは、スマホと同じ移動通信システムを利用してネット通信を実現しています。
基地局と通信することが前提にあるため、導入前には通信エリアをしっかりと確認しておかなければなりません。自宅周辺だけでなく、移動先も通信エリアに含まれているか確認することをおススメします。
また、モバイルWiFiにはデータ容量の上限が定められています。どのくらいの期間でどのくらいのデータを使用すると、上限に触れるのかを事前に確認しておくと安心です。
併せて、データ容量が上限を超えて、制限された場合の速度も重要です。最大通信速度と併せて、制限時の速度も通常利用するうえで問題ないかを確認することも大切です。
光回線のWiFiを選ぶ際には、次のポイントを中心にチェックしてみましょう。
光回線は多くの場合、モバイルWiFiよりも高速です。回線自体の最大通信速度だけでなく、WiFiを利用するためのWiFiルーターの最大通信速度も併せて確認しましょう。
事業者から提供されるルーターで対応しているWiFiの規格を確認すれば、WiFi接続時の最大通信速度もわかります。
また、通信速度を最大に保つためにも、IPv6の接続に対応しているか確認することも重要です。光回線の場合は回線事業者とプロバイダーが分かれていることもありますが、その場合には、プロバイダー側でIPv6の接続方式に対応しているかをチェックします。
加えて、キャッシュバックなどキャンペーンの有無も、忘れずに確認することをおススメします。
モバイルWiFiと光回線(固定回線)には、多くのサービスが存在します。それぞれのサービスを選ぶ際の基準やポイントについて解説します。
モバイルWiFiの使い方は簡単です。モバイルWiFi機器(モバイルルーター)の電源を入れて、機器ごとに設定されているSSIDをデバイスで指定します。その後、パスワードを入力すればWiFiに接続可能です。
光回線のWiFiを利用するためには、最初にWiFiルーターを用意する必要があります。
光通信をデジタル通信に変換するONU(光回線終端装置)とWiFiルーターを接続し、デバイスでWiFiルーターのSSIDとパスワードを入力すると、WiFiに接続できます。
ただし、回線事業者から提供されたONUとWiFiルーターが一体になっている機器の場合には、別途WiFiルーターを用意する必要はありません。
モバイルWiFiと固定回線のどちらを契約するか選択できたでしょうか。それぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の使い方に合わせて、適したほうを選ぶことが大切です。
高速通信が利用できるモバイルWiFiやホームルーターを契約するなら、UQ WiMAX の「WiMAX +5G」がおススメです。
WiMAX +5Gでは、近年話題の第5世代移動通信システム(5G)が利用可能です。
5G対応次世代回線のau 5G※1、高速ワイドエリアのau 4G LTE、高速モバイルネットのWiMAX 2+の3つのネットワークから、最適な回線に自動接続されます。
3つのネットワークを利用することで、高速なネット利用が実現します。地下鉄や地下街などのエリアも拡大中であるため、ネット接続できる環境が構築可能です。
モバイルルーターなら工事不要で即日利用でき、自宅でも外出先でも使えます。5G対応のモバイルルーターを選ぶなら、高いスペックと大容量バッテリーが魅力の「Speed Wi-Fi 5G X12」がおススメです。
約9時間の連続通信※2が可能なため、長時間の作業にも安心して取り組めます。
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ホームルーターが気になる方は「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の利用がおススメです。機器が届いたその日から工事不要で利用でき、最大32台とのWiFi接続に対応しています。
ホワイトカラーのシンプルデザインで、インテリアにもきっと馴染みます。商品名のとおり5G通信にも対応しています。
5Gエリア内にお住まいですぐに使える方は、ぜひ「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の利用をご検討ください。
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