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6Gとはどんな通信技術?Beyond 5Gや実用化の課題、7Gなどを解説

6Gとは、2020年頃から導入されつつある5Gの次に来ると予想されている通信技術です。すでに国や民間企業は6G実現のための研究に取りかかっており、実現した場合のシステムの利用シーンや、実現のために必要な技術、解決すべき課題などをまとめたホワイトペーパーが公開されています。

この記事では、6Gとはどんな通信技術なのか、実用化のための課題や6Gの次に来ると予想されている7Gなどを解説します。

  • 記載の情報は2024年6月時点のものです。

6Gとは?

6Gとは、5Gの次に来る第6世代移動通信システムを指す言葉です。2030年代に導入される次世代の情報通信設備(インフラ)で、産業や社会活動の基盤となることが見込まれています※1

5Gの高速・大容量、低遅延、多数同時接続などがさらに進化することに加えて、「超低消費電力」「通信カバレッジの拡張性」「自律性」「超安全・信頼性」など新機能の実現が期待されています。

ただし、5Gの導入が進みつつある現時点では、6Gという名称も正式には決まっておらず、総務省は「Beyond 5G」という位置づけをして実現への推進戦略を進めている段階です。

また、民間企業でも同様の動きが見られており、KDDIグループのKDDI総合研究所では2030年頃に向けて実用化を目指しているBeyond 5G/6Gに関する技術の研究を行っています。

6Gまでの通信技術の流れ

移動通信システムは1Gから6Gまであり、次の表のような進化を遂げています※2※3

また、民間企業でも同様の動きが見られており、KDDIグループのKDDI総合研究所では2030年頃に向けて実用化を目指しているBeyond 5G/6Gに関する技術の研究を行っています。

概要
1G 1979年頃にスタートした第1世代移動通信システム
NTTが小型化・軽量化した携帯電話サービスを始める
2G 1993年頃にスタートした第2世代移動通信システム
パソコンと接続すればメールが送れるようになっている
3G 1993年頃にスタートした第3世代移動通信システム
カメラや音楽の再生など、携帯電話の多機能化が進められている
4G 2015年頃から本格的にスタートした第4世代移動通信システム
高速通信が利用でき、動画のライブ配信をスマホで行える
5G 2020年頃からスタートした第5世代移動通信システム
産業や社会を支える基盤として導入が進められている
6G 2030年頃に実用化が見込まれる第6世代移動通信システム
サイバー空間とフィジカル空間の更なる一体化が求められる

6Gでできること

6Gでできることを紹介します。ただし、本記事の内容は2024年5月時点での情報に基づいて作成しているため、実際の6Gと異なる可能性はあります。それぞれ順番に解説します。

相互理解や共感が深まる社会

6Gが実現すれば、mind-to-mind通信ができるようになる可能性があります。

mind-to-mind通信とは、人の身体能力や知覚、認知能力をセンサーで収集し、人の動きをサイバー空間から別の場所にいる人に伝えたり、テレパシーのように言葉や身ぶりを用いずに伝えられたりする通信を指します。

他者とコミュニケーションをとる際に母国語や文化的背景などの制約や、身体的な特徴、物理的な距離などに捉われないので、参加できなかったコミュニティへのハードルが解消され、相互理解や共感が深まる社会を目指すことが可能です。

ARやVR技術の更なる発展

6Gが実現すれば、サイバー空間を通じて質感や肌触り、味覚、ニオイなどの五感をARやVRで実現できる可能性はあります。

KDDI株式会社と株式会社KDDI総合研究所が2021年に発表した「Beyond 5G/6G ホワイトペーパー ver.2.0.1」※4によると、フィジカル空間での触感をサイバー空間における遠隔コミュニケーションの際に相手に再現できるとされています。

例えば、イベント会場のホログラムを自宅に再現して、自宅に居ながらイベントの音や熱気を感じることができたり、介護ロボットを通じて遠隔地の祖父母の感触や感情を共有したりできます。

確度の高い未来予測が可能になる

6Gでは全地球規模で膨大なデータを収集でき、分析することで確度の高い未来予測ができるようになる可能性があります。

例えば、気象や海流などのデータから、半年~1年後の農水産物の収穫高を予測して、不足する地域に対して早めに対処することが可能です。

また、確度の高い未来予測が可能になれば、想定外の事故を防いだり、機器の故障を未然に防いだりできるので、自動車の自動運転がより安全になると予想されています。

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6Gを実用化するための課題

6Gを実用化するための課題を順番に解説します。

無線や光通信の改良

6Gではフィジカル空間をそのままサイバー空間に再現することを目標としており、実現するためには現在の無線や光通信よりも、高速大容量で、なおかつ小型低消費電力化の実現が求められています。

総務省Beyond 5G推進戦略では、5Gの10倍から100倍の超高速・大容量、および100分の1の超低消費電力を目標としており、実現のためにはミリ波帯やSub THz波帯といった高周波数帯の活用や、性能が向上したアンテナ技術やパワーアンプ技術などが必要です。

複数のネットワークの運用自動化と最適化

6Gでは、モバイルネットワークのみならず、複数のネットワークを組み合わせた複雑なネットワークが構築される可能性があります。そのため、ネットワークの高度な総合運用管理と性能の最適化が必要です。

マンパワーだけでは対応しきれないので、将来的にはネットワークの運用時どうかと最適化にAI技術の活用が期待されています。

高度なセキュリティの構築

新たな機能と複数のネットワークを組み合わせるということは、外からの攻撃に対して脆弱な部分が増える可能性を否定できません。

6Gが実現した場合、多くの種類のデータがサイバー空間とフィジカル空間を行き来するようになり、サイバー攻撃の対象も一層拡大化していく予想もあり、通信設備(インフラ)の信頼性を確保することが重要です。

そのため、多様化し複雑化する技術に対して、適切かつ高度なセキュリティの構築が求められています。

6Gの次は7G?

6Gでは、フィジカル空間とサイバー空間の一体化を目指しており、将来的には空や海、宇宙などさまざまな場所が通信エリアになる環境を実現しようとしています。

7Gでは6Gで実現したネットワーク技術をさらに進化させて、惑星間通信や高画質なホログラムなどの実現などが期待されています。

実現すれば、火星に送り込んだロボットを通じて、現地の風やニオイ、振動などを地球上で再現して感じることが可能になるかもしれません。

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6Gは国や民間企業が研究を進めており、2030年頃に実現できる見込みです。実現すればまるでSF映画のような世界を体験できる可能性があります。

ただし、6Gが利用可能になるまでには時間がかかると言われているので、高速通信を利用したい方は現時点での最新技術である5Gを検討すると良いでしょう。

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  • 本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
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