春の進学や就職などに伴う一人暮らしの準備として、ネットの利用環境について考えている方も多いのではないでしょうか。
ネット環境を導入する際には、通信速度や安定性、月額料金などさまざまなことを考慮する必要があります。
ただ、はじめてインターネット回線をご自身で選ぶとなると、どこに注目すればよいのか、何から進めていけばよいのか悩んでしまうことも多いでしょう。
本記事では、一人暮らしでネットを使う方法と、それぞれの特徴や選び方のポイントを解説します。ご自身の使い方や要望を整理しながら通信環境を整えていきましょう。
さらに、家電量販店歴18年のトヨさんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した方:
家電量販店歴18年 トヨ(堀行秀吉)
専門はパソコン購入で悩まれている方に対する販売訴求、それに付随するインターネット回線周りに関するトータルアドバイス。WiMAXを始めとしたモバイル回線や、auひかりなどの固定回線を含めた多数のインターネット回線の契約実績あり。パソコン販売、月2000万円達成実績あり。
2021年よりYouTubeチャンネル「トヨサポ」を運営。PCやインターネット回線に関する情報発信を行っており、同時にその他メディアでの記事監修なども手がけている。
一人暮らしの準備をしている方のなかには、そもそもインターネット回線の契約が必要か疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
近年はスマホやパソコン、ゲーム機だけでなく、スマート家電などの登場によってネットを利用するものは増えています。
すでにネットを利用している方はもちろん、便利なスマート家電などを利用したいと考えている方は、一人暮らしであってもインターネット回線の契約を検討するとよいでしょう。
インターネット回線を契約すると、高画質の動画視聴やオンラインゲームなど通信量の大きなコンテンツも快適に楽しむことができます。
インターネット回線の利用にはインターネット料金がかかるものの、スマホとネットの組み合わせによっては負担を抑えておトクに利用することも可能です。
ぜひインターネット回線の契約を検討してみてください。
2022年の「家計消費状況調査」※1によると、1ヵ月あたりの「インターネット接続料」の平均は2,497円、最新の2023年10〜12月期では1ヵ月あたり2,432円となっています。
ネットの料金は光回線の場合、集合住宅プランと戸建てプランに分かれており、料金も異なります。
たとえば、集合住宅の場合は戸数が多いほど、光回線の料金が低くなる傾向です。また、オプション、割引・キャンペーンの適用などによっても料金は変わってきます。
一人暮らしでネットを使用する方法として、テザリング・モバイルWiFi・ホームルーター・固定回線(光回線)が挙げられます。
利用する機種や通信事業会社ごとでこまかい違いはありますが、それぞれの代表的な特徴を整理していきます。
テザリングとは、WiFiルーターの代わりにスマホの通信機能を使ってパソコンやゲームなどの通信を行う仕組みです。
通信事業会社によって異なりますが、UQモバイルのように月額料金無料・申込不要で手軽に使えるのは便利です。新しい機器を購入する必要もありません。
テザリングの接続方法は、WiFi接続・Bluetooth接続・USB接続の3つがあります。それぞれの特徴をまとめてみましょう。
モバイルWiFi(モバイルWiFiルーター)とは、持ち運んで屋外で使用するために作られたWiFi通信機器のことです。
基地局から出る電波をキャッチし、スマホやパソコンなどの端末と繋ぎ合わせて通信を可能にする中継役を果たします。
充電を終えて電源を入れればすぐに回線が開通して、工事や配線接続も不要で手軽です。
一般的には、接続先の端末でWiFiの接続画面をひらき接続可能なネットワークの検出ができたら、モバイルWiFiの本体に書かれているSSIDとパスワードを入力するだけで接続できます。
メリットとデメリットもチェックしておきましょう。
Speed Wi-Fi 5G X12
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モバイルルーターについて詳しくは、下記の記事もご参照ください。
モバイルWiFi(モバイルWiFiルーター)とは、持ち運んで屋外で使用するために作られたWiFi通信機器のことです。
基地局から出る電波をキャッチし、スマホやパソコンなどの端末と繋ぎ合わせて通信を可能にする中継役を果たします。
充電を終えて電源を入れればすぐに回線が開通して、工事や配線接続も不要で手軽です。
一般的には、接続先の端末でWiFiの接続画面をひらき接続可能なネットワークの検出ができたら、モバイルWiFiの本体に書かれているSSIDとパスワードを入力するだけで接続できます。
メリットとデメリットもチェックしておきましょう。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
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ホームルーターについて詳しくは、下記の記事もご参照ください。
固定回線は、電柱から回線を自宅内に引き入れて通信を可能にする仕組みです。
現在主流となっている光回線は、最大通信速度(上下)が10Gbps※2のサービスも登場し、高速通信が安定して利用できます。
開通までには工事が必要で、費用や待ち時間が発生する可能性には注意が必要でしょう。工事が済んだあとも、端末ごとの接続設定はもちろん、ケーブルの配線が発生します。
また、対応プロバイダーと別途契約をしなければならないケースが多く、開通や利用開始までに手間がかかります。退去・引越しする際には、撤去工事や引越し先での開通工事が必要になることもあり、その点もデメリットのひとつになります。
固定回線は持ち運びもできませんが、それでも通信の安定性を優先するなら選択肢になるでしょう。
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光回線について詳しくは、下記の記事もご参照ください。
トヨさん
一人暮らしのネット回線として選ばれているのはモバイルWiFiや光回線が中心で、近年はホームルーターを選ぶ方も多くなりました。
モバイルWiFiやホームルーターは手軽ということで選ばれることも多いですが、電波状況や利用目的によっては、固定回線と比べて通信が不安定になる場合もあります。重めのオンラインゲーム利用や配信などを考えている方などは注意しましょう。
賃貸物件のなかには「インターネット無料」「インターネット完備」などと記載されている物件もあります。
「インターネット無料」は、すでにネット環境が導入されていて、無料でネットに接続できる物件のことです。大家や管理会社がインターネット回線の契約をしているため、ネット代が家賃や管理費に含まれています。
ネットが無料で使える点はメリットですが、通信速度が低速なこともあるため、ネットの利用にストレスを感じることもあるでしょう。
一方で「インターネット対応」「光ファイバー対応」などと記載されている物件の場合は、インターネット回線が導入済であることを示すだけで、住居人自身でインターネット回線の契約が必要になります。また、契約に伴い利用料金も別途発生します。
物件ごとにこうした記載は異なるので、物件を選ぶ際には、上記の違いにも注意しながら物件ごとの設備状況を確認しておきましょう。
接続方法ごとで一長一短がありましたが、一人暮らしの場合はどのような点に着目して選べばいいのでしょうか。
選ぶ時に意識したいポイントをまとめてみました。
ネットをすぐに利用したいなら、固定回線(光回線)は避けたほうがよいかもしれません。
回線の引き入れ工事が発生し、待ち時間が発生するからです。モバイルWiFi・ホームルーター・テザリングならすぐに利用できるでしょう。
ほかのポイントも考慮して固定回線(光回線)を選ぶなら、工事を待つ間だけは新たな機器の購入が不要なテザリングで対処するのもひとつの方法です。
ネットをあまり利用しない場合も使用中のスマホからテザリングするのがおススメです。新たな機器も増えずにすぐに利用できます。
ただし使いすぎるとスマホに通信制限がかかったりバッテリーの減りが早まったりする点には注意が必要です。
目的や頻度に合わせて選ぶのも重要でしょう。仕事用なら通信の安定性を優先したいのではないでしょうか。
自宅でテレワークをするなら固定回線(光回線)もしくはホームルーター、出張先や取引先での利用が多いならモバイルWiFiがよいかもしれません。
趣味といっても、オンラインゲームや動画視聴を楽しみたいなら固定回線でないとむずかしい場合もあります。
SNSやWebサイトの閲覧程度ならモバイルWiFiやテザリングで十分かもしれません。
利用する場所も考えてみましょう。主に利用する場所が外出先か自宅かで大きく変わってきます。
外出先なら持ち運びができるモバイルWiFiやテザリング、自宅ならホームルーターや固定回線が選択肢になってくるでしょう。
ただし利用する場所の位置や建物の構造によって、対象エリア外で電波がキャッチできなかったり回線工事ができなかったりする可能性があります。
利用場所ごとでのこまかい違いにも着目して選ぶのがおススメです。
通信の安定性や速度を重視したい方もいるはずです。
オンラインゲームや動画視聴のような高画質・大容量の通信を遅延なく行うなら固定回線(光回線)が有力候補になるでしょう。
また、ポイントも加味して選ぶならホームルーター→モバイルWiFi→テザリングの順番になるかもしれません。
環境によって通信の品質は変化するため利用予定の通信事業会社のホームページや端末のパンフレットなども参考にして検討しましょう。
費用面も重要です。総務省統計局「家計調査 家計収支編」※3によると、2022年の単身世帯の通信費の平均は、毎月7,008円です。
特に平均より通信費がかかっている場合には、通信費の見直しを検討したいところです。
通信事業会社やプランごとで差はありますが、スマホのテザリングがもっとも月額利用料金を抑えられるでしょう。大容量のプランにアップグレードしても+数千円程度で済みます。
ほかのポイントを優先して、モバイルWiFi・ホームルーター・固定回線(光回線)から選ぶ時には中長期的に費用を比較するのがおススメです。
特に固定回線(光回線)は月額料金が低くとも工事費を加味したら割高になったり、反対に長く使い続けたら工事費を払っても割安になったりします。
賃貸なら物件が2年ごとに更新になる場合が多いため、2年間での利用をベースに考えてみてもいいかもしれません。
ネット設備がすでに整っているのを条件にして物件を探す方法があります。
物件ごとで違いはありますが、たとえばケーブルをさせばすぐに固定回線が利用できたり建物内で利用できる公衆WiFiを整備していたりする物件もあるのです。
家賃や管理費に含まれていたり、個別で支払いが必要だったりも物件ごとで異なります。不動産会社に確認しながら探すとよいでしょう。
トヨさん
上記7つのポイントをじっくりご覧いただき、ご自身が重要視することに照らし合わせながらご覧頂ければ判断しやすいと思います。
誰しもがストレスなく快適に、そして安く、自分の目的用途にあったネット回線を選びたいですよね。
インターネット回線を選ぶのに苦労している方や、希望のインターネット回線は決まっているものの不安を感じている方は、無料お試しサービスを活用することをおススメします。
ネットの通信速度や安定性などは、実際にご自身の通信環境で試してみないとわからないことも多いです。
UQ WiMAXでは、ネットを15日間無料でお試しできる「Try WiMAX」を提供しています。
ホームルーター、モバイルWiFiルーターのどちらもレンタルが可能です。家のなかに電波が入るのか、安定して通信ができるのかなどを試してから契約することができます。
一人暮らしでネットを利用するための4つの方法を紹介しました。それぞれのメリットとデメリットがあるため、ご自身の使い方や要望に合わせて適切なものを選ぶようにしましょう。
また通信事業会社の選択も重要です。インターネット回線の契約は、工事不要ですぐに利用を開始できる「UQ WiMAX」がおススメです。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
Speed Wi-Fi 5G X12
UQ WiMAXが提供する料金プランの「ギガ放題プラスS」※4プランでは、通常月額料金4,950円/月のところ、「WiMAX +5G割」(682円/月割引)の適用で、13カ月間4,268円/月でご利用いただけます。
本記事で紹介したTry WiMAXによる無料でのお試しも可能なので、実際の使用環境での通信を確認しながら導入することも可能です。
また、UQ WiMAXでは、WiMAX +5Gルーターと、UQモバイルが提供する「トクトクプラン」「ミニミニプラン」のいずれかに加入したスマホをセットで契約すると、「自宅セット割」の適用が可能でスマホのご利用料金が1,100円/月割引されます。(「コミコミプラン+」は対象外です。)
auスマホとUQ WiMAXのセット契約の場合、対象料金プランに加入していれば、「auスマートバリュー」適用してスマホのご利用料金が最大1,100円/月おトクになります。
一人暮らしのネット選びで迷っている方は、ぜひUQ WiMAXとUQモバイルを契約して、ネットもスマホもおトクに利用することをご検討ください。
トヨさん
一人暮らしのネット回線選びは、ご自分のスタイルに合わせ、使い勝手や快適さも重視したいところですね。
抑えておくべきことはオンラインゲームや動画配信などの高速・安定性が求められるサービスを利用する場合は光回線がおススメです。
一方、動画視聴やビデオ通話、Web閲覧などの一般的な利用、そして自宅にいる時間が少なく、外出先や移動中でもネットにつなげたい方はUQ WiMAXのモバイルWiFiが便利です。UQモバイルと合わせることでさらにおトク感も増しますよね。