アンペア(A)とは電流を表す単位で、電気が流れる量を示す
電気を契約する時には「アンペア(A)数」をしっかり検討しましょう。
アンペアとは、電流を表す単位で、電気が流れる量を示します。「電圧」(電気を押し出す力。単位はV[ボルト])と「電力」(電気が仕事をする力。単位はW[ワット])からアンペアは計算可能です。
電流(A)=電力(W)÷電圧(V)で計算できるほか、100Vの場合100Wで1Aぐらいが目安とされています。
契約アンペア数が大きいほど同時に使用できる電気の量が増えます。
また契約アンペア数に応じて基本料金も高くなっていく仕組みです。「auでんき」の「でんきMプラン(東京)/でんきMプラン(東京D)」の場合、下記のような料金体系になっています。
auでんき「でんきMプラン(東京)/でんきMプラン(東京D)」
基本料金(1契約単位。税込表示)※1
10A | 295.24円 |
---|---|
15A | 442.86円 |
20A | 590.48円 |
30A | 885.72円 |
40A | 1,180.96円 |
50A | 1,476.20円 |
60A | 1,771.44円 |
- ※1 料金プランについて詳しくはこちら
電力量料金(×電気使用量)
簡単にいえば使った分だけ加算される料金です。使用した電気の量(kWh)によって三段階で料金が変わり、「kWh×単価」で計算できます。
auでんきの「でんきMプラン(東京)/でんきMプラン(東京D)」の場合、下記のような単価設定になっています。
auでんき「でんきMプラン(東京)/でんきMプラン(東京D)」電力量料金(1kWh単位。税込表示)※2
-
最初の120kWhまで
120kWh超過300kWhまで
300kWh超過分29.99円
36.59円
40.68円 -
- ※2 料金プランについて詳しくはこちら
燃料費調整額
電気料金のコストのうち、燃料費は経済情勢(為替レートや原油価格など)の影響を大きく受けることから、電気をつくるために必要な燃料の価格変動に応じて、電気料金を調整するための仕組みです。
平均燃料価格に基づいた各月の燃料費調整単価(プラスの時もマイナスの時もあります)に、1ヵ月の使用電力量を乗じて計算します。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
- 「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって電力の買取りに要した費用を、電気をご使用のすべてのお客さまに、電気のご使用量に応じてご負担いただくものです。
一人暮らしの平均的な電気代
総務省統計局が発表しているデータ(2022年)によると、一人暮らしの平均的な電気代は6,808円※3です。
また、データから年代や性別による違いがあるほか、季節によっても金額が変動していることが分かります。季節ごとでの推移は下記の通りです。
季節ごとの平均的な電気代(世帯区分:単身世帯)(税込表示)
年間平均額(2022年)※3 | 6,808円 |
---|---|
冬(2022年1~3月期)※4 | 7,749円 |
春(2022年4~6月期)※4 | 6,333円 |
夏(2022年7~9月期)※4 | 6,418円 |
秋(2022年10~12月期)※4 | 6,557円 |
- ※3 参考「家計調査」(総務省)年間平均額
- ※4 参考「家計調査」(総務省)春夏秋冬の金額
一人暮らしでよく使われる電気製品の使用アンペア数の目安
契約するアンペア数を考える上で、電気製品がそれぞれどの程度のアンペア数を使うのかチェックしておくことが重要です。
代表的な電気製品のアンペア数をまとめました。ただし、機種によってアンペア数は異なるため、利用する製品の表示を確認するのをおススメします。
主な電気機器のアンペアの目安
冷蔵庫(450Lクラス) | 2.5A |
---|---|
IHジャー炊飯器(5.5合/炊飯時) | 13A |
電子レンジ(30Lクラス) | 15A |
インバータエアコン(冷房時おもに10畳用平均) | 冷房5.8A(起動時14A)・暖房6.6A(起動時20A) |
掃除機 | 弱2A・強10A |
テレビ | 液晶42型2.1A・プラズマ42型4.9A |
ドラム式洗濯乾燥機(洗濯・脱水容量9kg) | 洗濯時2A・乾燥時13A |
ヘア―ドライヤー | 12A |
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