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モバイルデータ通信とは?オン/オフの切り替え方法もわかりやすく紹介

モバイルデータ通信は、携帯電話回線を利用した通信のことです。多くの方が毎日利用しているスマホや携帯電話の通信もモバイルデータ通信を利用しています。

モバイルデータ通信とは具体的に何を指しているのか、モバイルデータ通信の設定はどうすればよいのかなど、気になっている方も多いでしょう。

本記事では、モバイルデータ通信の概要や、オン/オフの切り替え方法を紹介します。

  • 記載の情報は2024年6月時点のものです。

モバイルデータ通信とは

モバイルデータ通信とは、携帯電話会社が提供する携帯電話回線を利用したネット通信のことです。

モバイルデータ通信では、鉄塔やビルの屋上などに設置された「基地局」という設備から電波を受け取ったり、あるいは「基地局」に電波を送ったりして、通信を行います。

基地局の先は、基地局を束ねる「交換局」に接続され、その先は「サーバー」を介してネットに接続されています。

携帯電話回線としては「3G」、「4G LTE」、「5G」などがあり、現在は全国的に利用できる「4G LTE」と、2020年3月から各キャリアでスタートし、徐々に対象エリアを拡大中の「5G」による通信が主流になっています。

Wi-Fiとはどう違う?

モバイルデータ通信とWiFiはどう違うのか、気になっている方もいるかもしれません。

WiFiは、ルーターと端末を接続するための無線通信のことです。WiFiで、光回線やホームルーターの通信を利用する場合、月間のデータ容量の上限なしで利用できることが多いです。

この点は、上限が設定されることが多いモバイルデータ通信とは異なる点です。

自宅にWiFi環境を作っておけば、自宅に居る時は、常時スマホをWiFiに接続できるため、モバイルデータ通信によるデータ通信量は少なく抑えられます。

モバイルデータ通信をオフにするとどうなる?

モバイルデータ通信をオフにすると、スマホの利用でいくつかの制限がかかります。主な影響は下記のとおりです。

  1. 1

    ネットはWi-Fi接続時のみ利用可能になる

    モバイルデータ通信をオフにした場合、4Gや5Gなどの携帯電話回線を利用した通信ができません。実質、WiFiと接続するしかネットを利用できない状態となります。

    したがって、移動中や外出先などWiFi環境が整っていない場所でモバイルデータ通信をオフにすると、ネットを利用した情報検索や連絡ができなくなるので注意が必要です。

  2. 2

    電話やSMSは引き続き利用できる

    モバイルデータ通信をオフにした状態であっても、電話やSMSは引き続き利用できます。音声通信とモバイルデータ通信は個別に独立した機能であるため、どちらかをオフにした場合も、もう一方が利用できなくなるわけではないからです。

    また、端末に搭載されたカメラで撮影する、写真フォルダの画像を閲覧する、時計機能でアラームをセットするなど、モバイルデータ通信が不要な機能も利用可能です。

モバイルデータ通信オフを利用するのはどんな時?

モバイルデータ通信オフは通信制限を回避するのに便利です。スマホの料金プランでは、データ通信容量の上限があるプランが多く、上限に達すると通信速度が制限されます。

制限が厳しいものだと、Webの閲覧など軽めの通信でもかなり低速化し、ストレスなく使うのが難しくなります。

モバイルデータ通信をオフにすれば、データ容量が不足している時にうっかり通信を使い切ってしまうことも、バックグラウンドでのアプリの自動更新でデータ容量が消費されることもなくなります。

「今月のデータ容量を使い切ってしまいそう」と感じたら、必要な時に高速通信が使えるように、モバイルデータ通信オフにしておくことも、検討すると良いでしょう。

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モバイルデータ通信のオン/オフを切り替える設定方法

iPhone、Androidのそれぞれについて、モバイルデータ通信のオン/オフを切り替える設定方法を見ていきましょう。

iPhoneの場合

iPhoneでモバイルデータ通信のオン/オフを切り替える設定方法は下記の通りです。

  1. 1

    「設定」を開く

  2. 2

    「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」を選択

  3. 3

    「モバイルデータ通信」のオン/オフを切り替える

「モバイル通信/モバイルデータ通信」の画面で、下の方にスクロールすると、アプリごとにモバイルデータ通信のオン/オフを設定することも可能です。

  • iOSのバージョンにより、表記や手順が異なる場合があります。

Androidの場合

Androidでモバイルデータ通信のオン/オフを切り替える設定方法は下記の通りです※1

なお、Androidのバージョンや機種によって異なる場合があります。詳しくはメーカーの公式ホームページで確認しましょう。

  1. 1

    「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に選択

  2. 2

    携帯通信会社の横にある設定アイコン(歯車のマーク)をタップ

  3. 3

    「モバイルデータ」のオン/オフを切り替える

モバイルデータ通信が繋がらない時はどうすればよい?

ここからは、モバイルデータ通信が繋がらない時の原因と対応方法を紹介していきます。いざ繋がらない時には、どこをチェックすべきなのか、確認していきましょう。

電波の受信状況を確認する

モバイルデータ通信が繋がらない時は、まずはスマホの上部のステータスバーに表示されている受信強度のアイコンを見て、電波が十分に受信できているか確認してみましょう。

特に、屋内の奥まった場所、地下、ビル群の中、電車の中などは電波が繋がりづらくなることも多いです。

電波が受信できていない時は場所を移動するなどして、電波が届くところに移動しましょう。

通信障害の可能性もある

どうしても原因がわからない場合は、携帯電話会社の回線で通信障害が発生している可能性も考えられます。通信障害に関する情報は、各キャリアの公式サイトで確認が可能です。

WiFiに接続するなど、モバイルデータ通信以外の通信手段で、通信障害に関するページにアクセスし、確認してみましょう。

海外でモバイルデータ通信を利用する時の注意点は?

海外でも、「データローミング」というサービスを利用することで、モバイルデータ通信が利用できます。データローミングは、渡航時に現地の通信会社の電波で、モバイルデータ通信が利用できるサービスです。

ただし、データローミングでは、基本的に国内で契約中の料金プランの対象外となり、別途、使った分だけ料金が発生します。通信を使いすぎると、高額請求が発生してしまう可能性があり、注意が必要です。

なお、携帯電話会社によっては、定額などでテータローミングが利用できるサービスの提供があります。

たとえば、UQモバイルでは、「世界データ定額」「海外ダブル定額」が利用可能です。海外でデータローミングを利用する場合は、こうしたサービスの利用も検討してみるとよいでしょう。

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