スマホの位置情報機能は、現在地をすぐに調べてアプリと連携したり、訪れた場所を記録したりできる便利な機能です。
しかし、スマホの位置情報機能を有効にしたままでいると、個人情報の流出や通信制限などが発生する可能性があるため、注意すべきポイントを知っておくとよいでしょう。
この記事では、スマホの位置情報機能の特徴やメリット、利用時に気を付けるべきポイントを分かりやすく解説します。
また、牧村さんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した方:
株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶
大学院修了後、日本電気株式会社(NEC)入社。SEとして携帯キャリア向け基幹システムの構築に従事。その後、NECビッグローブ(現・ビッグローブ株式会社)へ出向し、コンシューマー向けのサービス企画、運営などを手掛ける。
2013年に株式会社Crepasを創業、プロバイダーでの業務経験を活かしてネット回線の情報メディア「プロバイダー・ワン」を運営。YouTube「Crepasチャンネル」でもWiFi解説動画を発信。
位置情報機能とは、GPSを利用して割り出されるスマホの位置情報を表示する機能です。
GPSはGlobal Positioning Systemの略称で、人工衛星の電波を受信してスマホの位置を特定します。
つまり、スマホが電波の届く場所にあるなら、国内でも国外でも現在地をすぐに調べることが可能です※1。
スマホの位置情報を有効にするメリットは下記のとおりです。
スマホの位置情報機能を有効にした場合、現在地をいつでも確認できます。また、下記のようなアプリと連携すると、アプリの機能が利用可能です。
アプリ | アプリの機能 |
---|---|
ブラウザアプリ | 現在地付近の検索結果が表示される |
配車アプリ | 現在地を乗車場所に指定してタクシーを呼べる |
地図アプリ | 現在地周辺の店舗やサービスなどが表示される |
乗り換え案内アプリ | 現在地から目的地までのルートや交通機関の時間などが自動で検索される |
宅配アプリ | 現在地を配達場所に指定して注文を出せる |
位置情報機能をオンにした状態にしていると、行動範囲や写真の撮影場所などが日時とともに記録されます。後から訪れた場所を確認する際に役立つ機能です。
また、位置情報機能をオンにしていると、他のスマホやパソコンと現在地に関する情報を共有しやすいというメリットがあります。
待ち合わせをする際に自身の居場所を相手に教えたり、お子さまやご高齢の方などご家族の位置情報を共有することで見守りができたりします。
他にも、スマホを紛失した際、位置情報機能が有効になっていれば、別のスマホやタブレット、パソコンなどを用いて探すことが可能です。
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スマホの位置情報機能を有効にする際の主な注意点は下記のとおりです。
位置情報機能を有効にしたまま撮影した写真をSNSに投稿すると、写真に紐づいた位置情報が不特定多数に公開されてしまう可能性があります。
意図せずに居住地や居場所が流出する恐れがあるため、公開範囲を限定したり、投稿する際に位置情報を削除したりするなどの工夫が必要です。
また、位置情報機能を有効にしたままスマホを持ち歩いていると、ユーザーの行動履歴が蓄積されます。
位置情報には、住所や勤務先、属性など個人を特定する情報が含まれるため、スマホ紛失時に情報が流出しないよう、スマホのセキュリティ対策を徹底しましょう。
また、設定や使い方によっては、モバイルデータ通信量を消費します。契約中のプランのモバイルデータ通信量が少ない場合は、位置情報機能を無効にする、あるいはアプリ起動中のみ位置情報を取得するなどの工夫をするとよいです。
牧村さん
意図的に位置情報を収集するストーカーウェアと呼ばれる悪質な偽装アプリも多く出回っていますので、信頼できるアプリか確認することも重要です。
アプリの位置情報設定を確認し、不必要なアプリは削除するなど定期的にアプリのチェックを行いましょう。
スマホの位置情報機能をオン、あるいはオフにする方法を順番に解説します。iPhoneとAndroidに分けて紹介するため、ぜひ参考にしてください。
iPhoneで位置情報機能のオン・オフを切り替える手順※2は下記のとおりです。
「設定」をタップする
「プライバシーとセキュリティ」をタップする
「位置情報サービス」をタップする
位置情報の共有をオン、あるいはオフにする
上記手順で位置情報機能をオンにしていると、iPhoneの画面上部にあるステータスバーに位置情報サービスアイコンが表示されます。
Androidで位置情報機能のオン・オフを切り替える手順※3は下記のとおりです。なお、Androidは機種によって操作方法が異なる可能性があります。詳しくはメーカーの公式サイトで確認しましょう。
画面の上部から下部に向かってスワイプする
位置情報アイコンを長押しする
オン・オフを切り替える
スワイプとは、画面に指を置いて任意の方向に滑らせる操作方法です。
上記手順で操作して「位置情報収集を許可」の画面が表示されたら、同意をタップしましょう。
スマホの位置情報機能は、アプリごとに設定することも可能です。
iPhoneとAndroidで、アプリごとに設定する手順は下記のとおりです。なお、Androidは機種によって操作方法が異なる可能性があります。詳しくはメーカーの公式サイトで確認しましょう。
端末 | 手順 |
---|---|
iPhone※4 |
|
Android※5 |
|
上記の手順に加えて、アプリを起動した時に位置情報機能との連携を求められる場合があります。
設定は何度でも変更可能なので、万が一設定を間違えてしまった場合も焦る必要はありません。
位置情報機能は衛星の電波を受信して、スマホの現在地を表示する機能です。
現在地を知ることができ、他のスマホと共有したり、紛失した際に探したりできます。
UQモバイルには「位置検索サポート」があり、加入するとau IDとパスワード、暗証番号からスマホの位置を検索可能です。スマホを紛失した場合でも、サポートを受けられるため安心できます。
なお、「位置検索サポート」を利用するためには、対象の有料サービスへ加入のうえお申し込みが必要です。
また、UQモバイルの「自宅セット割」(最大1,100円/月割引)※6を活用すると、スマホの月額料金がおトクに利用できます。
「トクトクプラン」の場合、「自宅セット割」(1,100円/月割引)※6・「au PAY カードお支払い割」(187円/月割引)適用で、基本使用料3,465円/月※7のところ、データ使用量が1GBまで990円/月※7・1GB超~15GBまで2,178円/月※7と、使った分だけ料金が変動するのでおススメです。
スマホを紛失した場合のサポート(有料)を受けることができ、データ使用量に合わせて料金が変動するなど、UQモバイルは多くのメリットを持つ通信会社なので、乗り換えを考えている方は詳細をチェックしましょう。
牧村さん
スマホの位置情報機能は利便性が高い一方で、プライバシー保護に注意が必要です。
個人情報の漏洩を防ぐため、位置情報を収集する機能はなるべく使用時のみ許可するなどし、有効設定の見直しとアプリの管理を徹底してください。
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