LINEを引き継ぐ方法は複数あり、機種変更するスマホのOSや状況によっておススメの選択肢は異なります。
また、事前に準備や手順、注意点を知っておくと、LINEをスムーズに引き継ぐことが可能です。
この記事では、LINEを引き継ぐ方法や引き継げるデータ、事前準備、注意点などを解説します。また、デジタル技術に詳しい古宮さんにもポイントを伺ったので、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した方:
ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長 古宮大志(こみやだいし)
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。
次の表は、別のスマホに引き継ぎ可能なLINEのデータと、引き継げないデータをまとめたものです。
引き継ぎ可能 |
|
---|---|
引き継ぎ不可 |
|
なお、トーク履歴は事前にバックアップを行っていないと引き継ぐことができません。
LINEを引き継ぐ前にやっておくべき準備は下記のとおりです。
特に重要なのが、トーク履歴のバックアップです。バックアップせずに引き継ぎをすると、同じOS間でLINEを引き継いでも過去のトーク履歴を確認できない可能性があります。
トーク履歴のバックアップの手順※2は下記のとおりです。
OSの種類 | 手順 |
---|---|
iOS |
|
Android |
|
LINEはトーク履歴をiCloud DriveやGoogle ドライブに保存するため、十分な空き容量がないとバックアップを作成できません。
また、「今すぐバックアップ」が表示されない場合は、「PINコードを作成して今すぐバックアップ」をタップしましょう。
トーク履歴をバックアップすれば、同じOS間での引き継ぎなら過去のすべてのトーク履歴が、異なるOS間での引き継ぎなら「かんたん引き継ぎQRコード」で直近14日間のトーク履歴が引き継げます。
LINEを引き継ぐための条件は下記のいずれかを満たしている必要があります。
引き継ぐ際の状況や方法によっては、Apple IDやGoogle アカウントが必要になるため、次の手順※3で連携させておきましょう。
OSの種類 | 手順 |
---|---|
iOS |
|
Android |
|
また、次の手順※4で「2段階認証をスキップ」の設定をしておくと良いです。
LINEの「ホーム」をタップする
「設定」をタップする
「アカウント引き継ぎオプション」をタップする
「2段階認証をスキップ」をオンにする
古宮さん
LINEのデータ引き継ぎは、事前準備が必要です。スマホ本体のバックアップを取っているからといって、LINEのデータもバックアップが取れるわけではありません。
トーク履歴を引き継ぎたい場合は、スマホ本体のバックアップに加えて、アプリ毎のバックアップも忘れずに行いましょう。
引き継ぐ前のスマホが手元にある場合は、次の方法でLINEを引き継ぎましょう。
引き継ぐ前のスマホが手元にあり、LINEを利用できるならかんたんQRコードで引き継ぎましょう。
かんたんQRコードで引き継ぐ手順※5は下記のとおりです。
新しいスマホでLINEを起動して「ログイン」をタップする
「QRコードでログイン」をタップする
「QRコードをスキャン」をタップする
古いスマホのLINEを起動して「設定」>「バックアップ・引き継ぎ」>「かんたん引き継ぎQRコード」をタップする
古いスマホに表示されているQRコードを新しいスマホでスキャンする
古いスマホに表示される「新しい端末でこのQRコードをスキャンしましたか?」の画面で「はい、スキャンしました」にチェックを入れて「次へ」をタップする
新しいスマホで「【プロフィール名】としてログイン」の画面で「ログイン」をタップする
同じOS間で引き継ぐならトーク履歴の復元を行うかどうか、異なるOS間で引き継ぐなら「あとで」をタップする
データの同期が完了されるまで待つ
かんたんQRコードでの引き継ぎ手順はiOSでも、Androidでも同じです。また、異なるOS間で引き継ぐこともできます。
ただし、異なるOS間で引き継ぐと、トーク履歴のバックアップを取っていても、トーク履歴は直近14日間までしか保存されません。
iPhoneからiPhoneへLINEを引き継ぐなら、クイックスタートがおススメです。クイックスタートでは、ワイヤレスでiPhone同士のデータ移行ができます。
クイックスタートで引き継ぐ手順※6は下記のとおりです。
クイックスタートを始める
新しいiPhoneでLINEを開く
新しいiPhoneの「本人確認する」をタップする
電話番号を入力する
SMSに届いた認証番号を入力する
パスワードを入力する
クイックスタートでは、LINEに登録した電話番号とパスワードが必要になるため、古いiPhoneの「ホーム」>「設定」>「アカウント」の順番でタップして確認しておきましょう。
引き継ぎ前の端末が手元にない場合は、同じ電話番号を使い続けるかどうかで引き継ぎ方法が異なりますので、順番に解説します。
引き継ぎ前のスマホが手元になく、機種変更しても同じ電話番号を使い続けるなら、次の手順※7で電話番号を使った引き継ぎを行いましょう。
新しいスマホでLINEを起動して「ログイン」をタップする
「その他の方法でログイン」をタップする
「電話番号でログイン」をタップする
「次へ」をタップする
「国」⋅「電話番号」を入力する
「利用規約」⋅「プライバシーポリシー」を確認し、「→」をタップする
「送信」/「OK」をタップする
届いたSMSに記載されている認証番号を入力する
「はい、私のアカウントです」をタップする
「パスワード」を入力し、「→」をタップする
「トーク履歴はバックアップしましたか?」の画面で「次へ」をタップする
Androidの場合は「Googleアカウントを選択」から任意のGoogleアカウントを選択して「OK」をタップする
「トーク履歴を復元」をタップする
バックアップ用のPINコードを入力する
「トーク履歴を復元しています」画面で「次へ」をタップする
友だち追加設定(アドレス帳の利用)を確認し、「→」をタップする
年齢確認画面が表示されたら認証をするか選択する
「サービス向上のための情報利用に関するお願い」が表示されたら画面を確認する
電話番号を使って引き継ぐ方法は、iOSとAndroidで大きな違いはありません。
iPhoneの場合、引き継ぐ前のスマホが手元になく、電話番号を変えるならApple IDを使って引き継ぎを行います。
Apple IDを使った引き継ぎの手順※8は下記のとおりです。
新しいスマホでLINEを起動して「ログイン」をタップする
「その他の方法でログイン」をタップする
「Appleで続ける」をタップする
画面に従ってログインする
「【プロフィール名】としてログイン」の画面で問題なければ「ログイン」をタップする
「トーク履歴はバックアップしましたか?」画面で「次へ」をタップする
バックアップ用のPINコードを求められたら入力する
年齢確認画面が表示されたら認証をするか選択する
「サービス向上のための情報利用に関するお願い」が表示されたら画面を確認する
Androidの場合、引き継ぐ前のスマホが手元になく、電話番号を変えるならGoogleアカウントを使って引き継ぎを行います。
Googleアカウントを使った引き継ぎの手順※9は下記のとおりです。
新しいスマホでLINEを起動して「ログイン」をタップする
「その他の方法でログイン」をタップする
「Googleで続ける」をタップする
画面に従ってログインする
「【プロフィール名】としてログイン」の画面で問題なければ「ログイン」をタップする
「トーク履歴はバックアップしましたか?」画面で「次へ」をタップする
「Googleアカウントを選択」から任意のGoogleアカウントを選択して「OK」をタップする
「トーク履歴を復元」をタップする
バックアップ用のPINコードを求められたら入力する
年齢確認画面が表示されたら認証をするか選択する
「サービス向上のための情報利用に関するお願い」が表示されたら画面を確認する
Googleアカウントで引き継ぐ場合は、事前にLINEアカウントと連携しておく必要があるので注意しましょう。
UQ mobileをご検討の方、
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LINEの引き継ぎに関するよくある質問に回答します。
以前のスマホがない場合は、「電話番号」か「Apple ID、またはGoogle アカウントの連携」で引き継ぎましょう。
ただし、電話番号を変えて、なおかつSMSを受信できない場合は「Apple ID、またはGoogle アカウントの連携」しか方法がありません。
携帯電話会社の乗り換えで電話番号が変わった場合や、料金プランの変更でデータ専用SIMカードと契約した場合は、「かんたん引き継ぎQRコード」か「Apple ID、またはGoogle アカウントの連携」で引き継ぎましょう。
「クイックスタート」はSMS認証が必要なので、SMSが使えない場合は利用できません。
「2段階認証をスキップ」は、次のケースで引き継ぐ場合に必要な設定です。
設定方法※10は下記のとおりです。
LINEの「ホーム」をタップする
「設定」をタップする
「アカウント引き継ぎオプション」をタップする
「2段階認証をスキップ」をオンにする
なお、オンにした場合、36時間以内に引き継ぎを行わないと、再びオンにする設定が必要になります。
古宮さん
できるだけ簡単に引き継ぎを済ませるためには、「かんたん引き継ぎQRコード」がおススメです。また、会社契約のスマホで引継ぎを行う場合には、セキュリティの観点からも2段階認証をおススメします。
LINEを引き継ぐ時の注意点は下記のとおりです。順番に解説します。
LINEを引き継ぐ簡単な方法は、「かんたんQRコード」と「iPhoneのクイックスタート」です。
ただし、上記の方法は引き継ぎ前のスマホがお手元にあることが条件です。
引き継ぎ前のスマホがお手元にない場合は、「電話番号」や「Apple ID、またはGoogle アカウントの連携」で引き継げますが、「2段階認証をスキップ」の設定が必要になります。
やるべきことが増えるので、事前準備や手順を確認しておきましょう。
過去のトーク履歴をすべて引き継ぎたい場合は、次の手順※11でバックアップを作成しましょう。
OSの種類 | 手順 |
---|---|
iOS |
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Android |
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バックアップを取っていれば、手元に古いスマホがなくても問題ありません。
トーク履歴をバックアップしていても、iPhoneからAndroid、あるいはAndroidからiPhoneのように異なるOS間でLINEを引き継ぐと、直近14日間までのトーク履歴しか復元されません。
直近15日前のトーク履歴は消えてしまうため、過去の重要なトーク履歴はスクリーンショットで保存しておきましょう。
LINEを引き継ぐ方法は複数あり、引き継ぎ前のスマホがあるならQRコードで簡単に引き継げます。
引き継ぎ前のスマホがない場合や、電話番号が変わる場合などでは事前の準備が必要で、手順も複雑になるため注意しましょう。
LINEを利用している方は、事前の準備や手順を確認してから、スマホの買い替えや携帯電話会社の乗り換えを行うと良いです。
UQモバイルでは、高性能なiPhone 15や最新AIを詰め込んだGalaxy S23 FEがおトクに購入できる「スマホトクするプログラム」があります。
機種代金の一部を残価として据え置き、25カ月目にスマホを当社が回収すると残りの最終回分のお支払いが不要になる仕組みです※12。
高性能なスマホがあれば、LINEを始めとしたSNSアプリを快適に利用でき、高画質な動画やゲームアプリを楽しむことが可能です。
高性能なスマホへの買い替えを検討している方は、UQモバイルの「スマホトクするプログラム」を活用してみましょう。なお、当プログラムは回線契約がなくてもご利用いただけます※13※14。
古宮さん
LINEの引き継ぎについては、簡単に引き継ぎを行える仕組みや用途に応じた対応方法が存在します。ご自身の状況にあった方法を活用しましょう。
また、スマホを紛失してしまった場合に備えて普段から定期的にバックアップを取っておくと、万が一の際に大切なデータを失わずに済みます。
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