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メッシュWi-Fiとは?仕組みやメリット・デメリット、中継機との違いを解説

メッシュWiFiを導入すれば、「WiFiが届かないことがある」「家族でWiFiを使うと不安定になることがある」などの悩みも解決できる可能性があります。

メッシュWiFiは、親機や子機で網目状のネットワークをつくって家中をカバーするWiFiの技術です。広い家でも家中快適なWiFi環境をつくりたいと考えているなら、メッシュWiFiが候補のひとつになります。

本記事では、メッシュWiFiの仕組みやメリット・デメリット、中継機との違いなどをわかりやすく解説します。

さらに、家電コンサルタントの大岩俊之さんにお話も伺ったので、ぜひ参考にしてください。

  • 記載の情報は2025年4月時点のものです。

この記事を監修した方:
家電コンサルタント 大岩俊之

理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。

その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動。TBSラヴィットや東海地区のテレビ番組に多数出演。

現在は、家電記事の監修や家電製品アドバイザー資格試験の講師として活躍。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)資格を保有。

メッシュWi-Fiとは

メッシュWiFiは、複数のアクセスポイントが連携して網目状のネットワークをつくることで、家中をカバーできるWiFiの技術です。1台の親機(メインルーター)と複数の子機(サテライトルーター)が連携することでネットワークを形成します。

広い家などで家中快適にWiFiが使えるように、広範囲をカバーするWiFi環境を構築したい時は、メッシュWiFiの導入が選択肢になります。

Wi-Fi中継機との違い

WiFi中継機は、WiFiの電波を中継し、ルーターの電波が届く範囲を広げてくれる機器です。WiFiの電波が届かない場所がある時は、WiFi中継器の導入も方法のひとつになります。メッシュWiFiとWiFi中継機の違いをまとめると、次のとおりです。

メッシュWiFi WiFi中継機
仕組み 複数のアクセスポイントで網目状のネットワークを形成 ルーターからの電波を中継して電波が届く範囲を広げる
通信速度 ルーター本体への接続と同等の速度が得やすい 通信速度が大きく低下することもある
接続 接続先を切り替える必要がない(シームレスに接続先を切り替え) 手動で接続先の切り替えが必要な場合がある
費用 比較的高価 比較的安価

WiFi中継機は、メッシュWiFiよりも価格が安価な傾向で、設定もより簡単なことが多いため、手軽に導入しやすいのがメリットです。手間をかけずにWiFiが届く範囲を広げたい時はWiFi中継機が適しています。

ただし、WiFi中継機は、製品の機能・スペックによっては、中継の際に通信速度が大幅に低下する、中継器への接続のために別のSSID(ネットワーク名)が必要になるなど、デメリットもあります。

価格はより高価になりますが、本格的に家中をカバーするネットワークを構築したい場合は、メッシュWiFiがおススメです。目的にあわせて選択していきましょう。

あわせて読みたい記事

WiFi中継器の基本や設定については、下記の記事でさらに詳しく紹介しています。

大岩さん

メッシュWiFiとは、複数のWiFiルーターやアクセスポイントを網目状に配置して、広範囲にわたって安定したWiFi接続を提供する技術です。メインルーター(親機)と複数のサテライトルーター(子機)で構成されます。これらのルーターが相互に通信し、ネットワーク全体をカバーします。

最適な接続先を自動的に選択するため、接続が途切れにくくなります。

メッシュWi-Fiのメリット

メッシュWiFiのメリットとしては、主に下記の点が挙げられます。

  1. 1

    1つのネットワークで家全体をカバーできる

    メッシュWiFiは、網目状のひとつのネットワークで家中をカバーする仕組みです。家中どこでも同じSSID(ネットワーク名)に接続が可能です。

    接続の際は、利用者自身がどのアクセスポイントに接続するかを意識する必要はなく、自動的に電波の強いアクセスポイントへ接続されます。家のなかで場所を移動した場合も、シームレスに接続先の切り替えが可能です。

  2. 2

    安定したネットワークが利用できる

    メッシュWiFiなら、多くの機器を接続した場合でも、より安定した通信が可能です。

    1台のルーターで家中のWiFiをカバーする場合、多くの機器をWiFiに接続すると、ルーターに負担が集中して接続が不安定になることがあります。中継器を導入して中継されたWiFiの電波に接続する場合も、負荷自体はメインルーターに集中します。

    一方で、メッシュWiFiでは、子機となるサテライトルーターが、親機のメインルーターのいわば分身として機能し、多くの機器がWiFiに接続する状況でも、親機と子機で負担が分散されます。

    家族で同時にスマホやパソコンを接続したり、多数のIoTデバイスをWiFiに接続したりする環境でも、メッシュWiFiなら安定して通信がしやすいといえます。

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    セットアップは簡単にできる

    メッシュWiFiは、機能を有効にして利用場所で電源を入れるだけで動作が可能なものも多く、簡単にセットアップできます。

    また、一部の製品は、専用のアプリを使用することで、さらにスムーズにセットアップやネットワークの管理が可能です。電波の状況を視覚的に確認できるアプリがあるメーカーもあり、電波状況を確認しながら自宅の通信環境の構築も可能です。

    メッシュWiFiの導入の際には、対応製品を組み合わせる方法のほか、必要な機器がセットになっている製品を使用する方法もあります。セットの製品を購入すれば、特別な知識がなくても、より簡単に利用がはじめやすくなります。

メッシュWi-Fiのデメリット

メッシュWiFiのデメリットとしては、主に下記の点が挙げられます。

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    費用がかかる

    メッシュWiFiは対応機器をそろえてネットワークを構築するか、機器がセットになった製品を購入する必要があり、中継器の導入などと比較すると費用は高額になる傾向です。費用を抑えることが最優先の場合は、WiFi中継器の導入も検討したいところです。

    なお、メッシュWiFiの導入となると、新たに機器を一式買い揃える必要があると考えることもあるかもしれませんが、手持ちのルーターでメッシュWiFiへの対応があれば、対応機器の追加購入でメッシュWiFiを構築することも可能です。

    追加購入で対応する場合は、機器が対応するメッシュWiFiの種類に注意しましょう。メッシュWiFiにもいくつか種類があり、ルーターごとに対応するメッシュWiFiの種類は異なります。

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    通信速度事態は向上しない

    メッシュWiFiは、あくまで快適に通信できる範囲を広げられる技術で、通信速度自体を向上させることはできません。

    メッシュWiFiを導入することで、電波が届きにくかった場所で接続が安定して通信できるようになることはありますが、電波が十分届く範囲での通信速度を向上させる効果は期待できないということです。

    また、子機を経由することで、わずかに速度が低下する可能性も少なからずあります。特にワンルームなど家全体をルーター1台でカバーできる場合などは、速度低下の懸念がむしろデメリットになる可能性もあります。

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メッシュWi-Fiがおススメな方

メッシュWiFiは、下記に当てはまる方におススメです。

  • 広い家に住んでいる方
  • 家族みんなで快適にWiFiを使いたい方
  • スマートホーム化をしている方
  • 多くのデバイスを使用する方

広い家に住んでいる方は、メッシュWiFiで家中カバーできるようになれば、今よりもっと快適にWiFiが利用できるようになる可能性があります。

そのほか、「家族で同時にWiFiを使用する時間帯がある」「スマートホーム化をしていて多くのIoT機器を使用している」など、多くのデバイスが接続される環境では、メッシュWiFiが適しています。多数のデバイスが接続した際も、回線混雑が少なく、快適にWiFiが使用できます。

大岩さん

メッシュWiFiのメリットは、広い家やオフィスでも、隅々までWiFiが届き、各ルーターが協力して動作するため、接続が安定しやすいです。デメリットは、通常のルーターよりも高価で、通信速度が向上するわけではない点が挙げられます。

冷蔵庫やテレビ、エアコンなど、自宅がスマート化している場合は、メッシュWiFiの利用がおススメです。

メッシュWi-Fiの導入方法

メッシュWiFiの導入方法の一例としては、次の通りです。

  1. 1

    メッシュWiFi(親機・子機)を購入する

  2. 2

    親機のルーターの設置場所を決めて設置する

  3. 3

    親機のルーターの初期設定をする

  4. 4

    子機のルーターを設置して接続する

メッシュWiFiの親機・子機は、セットで購入する方法のほか、対応ルーターを使用中であれば子機を買い足す方法もあります。状況にあわせて、製品を選択しましょう。

親機・子機は、十分な距離を保って全体をカバーしやすいところに設置します。2階建て以上の場合は、親機や子機を別の階に設置することで全体をカバーしやすくなります。設置場所としては、障害物が少なく、電波が行き届きやすいところを選ぶことも重要です。

親機・子機のルーターの初期設定や接続などのセットアップについては、取扱説明書を確認しながら進めていきましょう。

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通信環境を改善するならUQ WiMAXがおススメ

メッシュWiFiは、複数のアクセスポイントで網目状のネットワークをつくることで、家中をカバーできる技術です。「電波が届かない場所がある」「家中をWiFiでカバーしたい」といった時には、メッシュWiFiが選択肢になります。

ぜひメッシュWiFiの特徴やメリットを知って、通信環境を改善する方法として検討していきましょう。また、通信環境を改善するなら、インターネット回線の見直しも有効です。高速通信に対応する回線を導入しておくと、日々快適に通信がしやすくなります。

インターネット回線自体を見直す場合は、高速通信に対応した「UQ WiMAX」がおススメです。UQ WiMAXでは5G対応のホームルーター・モバイルルーターを提供中です。

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また、同梱しているドックに本体を置くだけで、自宅でより安定してインターネットに接続することができます。

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大岩さん

メッシュWiFiは、広い家に住んでいたり、スマートホーム化したりしているなどで通信を安定させたい場合には、導入メリットがあります。

メッシュWiFiを導入するほどではない場合は、安定した通信ができる回線やWiFiルーターを検討しましょう。

  • 本記事に掲載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。
    • 「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。
    • 「QRコード®」は、株式会社デンソーウェーブの商標または登録商標です。
  • 表記の金額は特に記載のある場合を除きすべて税込です。

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