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2016年6月28日
UQコミュニケーションズ株式会社
第27回電波功績賞「総務大臣賞」の受賞について
UQコミュニケーションズ株式会社(以下、UQ)、サムスン電子ジャパン株式会社、エリクソン・ジャパン株式会社、NECプラットフォームズ株式会社およびGCT Semiconductor, Inc.の5社は、2016年6月27日、一般社団法人電波産業会より、第27回電波功績賞(注1)「総務大臣賞」を受賞いたしましたので、お知らせいたします。
本受賞は、UQがWiMAX2+サービスで採用しているWiMAX Release 2.1AE(注2)方式において、従来の2×2MIMO方式を4×4MIMO方式化(注3)することにより2倍の周波数利用効率を実現し、伝送レートを従来の下り最大110Mbpsから最大220Mbpsへと高速化を図り、これを全国にサービス展開したことで、電波の有効利用に大きく貢献したことが高く評価されたものです。
モバイルサービスにおいて世界初(注4)の4x4MIMO方式を実現するためには、無線基地局装置・アンテナだけでなく、端末・端末チップ等の開発において高い技術ハードルを乗り越える必要がありました。UQは、本プロジェクトのリーダーとして今回受賞の革新的な各ベンダーの多大な協力を得るとともに、各社の技術開発を牽引し、世界に先駆けて4×4MIMO方式の商用サービスを実現したことから、関係各社連名での受賞に至ったものです。
「電波功績賞」は電波の有効利用に関して特別の功績をあげた個人または団体に対して贈られる賞で、UQが受賞するのは、2009年の「モバイルWiMAX通信システムの実用化」、2014年の「世界初のWiMAX Release 2.1の実用化」で受賞して以来、3回目の受賞となります。UQは今後も周波数利用効率を高める技術を積極的に導入し、周波数の有効活用に寄与していきたいと考えています。
UQは、日頃よりご愛顧いただいているお客様、ならびに、WiMAXサービスの普及・発展にご協力いただいておりますMVNO様、デバイスメーカー様、チップベンダー様、基地局ベンダー様をはじめとしたパートナー企業様へ深く感謝申し上げるとともに、今後もより多くのお客様にインターネットを快適にご利用いただけるよう、サービスの充実およびエリアの拡大に努め、モバイルインターネットで社会と世界の発展に貢献してまいります。
(注1)電波の有効利用の普及を推進するため、電波の有効利用に関して特別の功績をあげた個人または団体を表彰する制度。
(注2) WiMAX Release2.1 AE(Additional Elements)規格は、UQが採用しているWiMAX Release1.0規格を含むこれまでのWiMAX規格との親和性確保と高速化、更にはTD-LTE方式との互換性確保によるエコシステム構築を目指した規格。
(注3) Multiple Input Multiple Outputの略。データの送信側(基地局)と受信側(ルーター)のそれぞれに4本のアンテナを搭載し、WiMAX 2+エリアでの通信時に、複数のデータを同時に送受信することで、下り最大220Mbpsの高速通信を実現する技術。
(注4) 2015年3月時点。モバイルWi-Fiルーターにおいて(UQコミュニケーションズ調べ)。
1.電波功績賞「総務大臣賞」
題名 | 世界初の4×4MIMO WiMAX R2.1AE 全国サービス展開 |
受賞者 |
UQコミュニケーションズ株式会社 4×4MIMO開発チーム |
内容 |
広帯域移動無線アクセス分野において、WiMAX Release 2.1AEの4x4MIMO化を実現するため、端末チップ、無線基地局装置、アンテナ等を開発し、2x2MIMOに比べ最大で2倍の周波数利用効率向上を実現し、下り伝送レートの高速化を図り、これを全国にサービス展開し、電波の有効利用に大きく貢献しました。 |
2.世界初の4x4MIMO技術の商用化を実現
※2015年3月時点。モバイルWi-Fiルーターにおいて(UQコミュニケーションズ調べ)。
3.授賞式の模様
以 上
※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
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