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VPN接続とは?仕組みや必要性、メリット・デメリット、接続方法を解説

VPNとは、ネット利用時のセキュリティ向上に役立つ仕組みです。フリー(free)WiFiを利用する時や社外でリモートワークを行う時などは、事前にVPNの利用を検討すると良いでしょう。

本記事では、VPN接続の仕組みから必要性、メリット・デメリット、導入の流れ、接続方法までまとめて解説します。

  • 記載の情報は2026年3月時点のものです。

VPN接続とは

VPN(Virtual Private Network)とは、ネット上に仮想の専用線を構築する仕組みです。

通常、インターネット回線では複数の利用者のさまざまな情報が、混在して送受信されます。VPNは、トンネリングやカプセル化などの技術によって、あたかも専用線で接続されているかのように通信を行います。そのため、インターネット回線を利用しながらも、安全な通信を実現できる点が特徴です。

また、VPNは、新たに物理的な回線を設置する必要がありません。基本的には、ネットに接続されたルーターなどを使用してVPN接続の構築が可能なため、比較的安価に利用できるほか、接続が容易で利便性が高い点もメリットです。

VPNの仕組み

VPNは、「①トンネリング」「②カプセル化」「③認証」「④暗号化」という4つの技術を用いて、高いセキュリティを実現します。

下記では、各技術の特徴を解説します。

  • 1

    トンネリング

    トンネリングとは、公衆回線上に仮想的な専用線(トンネル)を構築する技術です。

    トンネリングによって安全な通信経路を確立することで、通信内容の漏えいリスクを軽減でき、セキュリティが向上します。

  • 2

    カプセル化

    カプセル化とは、データ(パケット)を別の形式のカプセルで包むことにより、外部から識別できないようにして通信する技術です。

    カプセル化を解除するまで内部のデータは確認できないため、データの安全性が保たれます。

  • 3

    認証

    認証とは、接続時に正当な利用者であるかを確認する仕組みです。

    認証によって利用者を限定できるため、通信の安全性が向上します。通常、認証方法にはパスワードやワンタイムコード、二段階認証などが利用されます。

  • 4

    暗号化

    暗号化とは、通信内容を暗号化することで、第三者に読み取られないようにする技術です。

    暗号化には、SSLやIPsecなどの技術が用いられます。暗号化のプロトコルについては後述するため、あわせてご確認ください。

VPN接続の必要性

VPNは、セキュリティの向上やプライバシー保護の観点から、近年その必要性が高まっています。

たとえば、フリー(free)WiFiはセキュリティ面で脆弱な場合があり、データ漏えいのリスクを否定できません。また、プロバイダや検索サイトは品質の向上を目的として通信内容が記録されており、何らかの原因で情報漏えいが起こる可能性があります。

VPNに接続することで、トンネリングや暗号化によるセキュリティ向上が期待でき、より安全な環境で通信を行うことが可能になります。

VPN接続の種類

VPNは、インターネットVPNやエントリーVPNをはじめとした4つの種類に分類されます。

  • 1

    インターネットVPN

    インターネットVPNは、文字どおりネットを経由して構築されるVPNです。

    ほかのVPNと異なり公衆ネットワークを利用しますが、IPsecやSSLなどを用いた暗号化によって、セキュリティを確保します。

    専用線を利用することなく導入できるため、導入のしやすさやコストの低さ、利用場所の柔軟性の高さなどが特徴です。リモートワークや個人利用にも適しています。

  • 2

    エントリーVPN

    エントリーVPNは、通信会社が提供するFTTH回線(光回線など)を介して構築するVPNです。

    エントリーVPNは通信会社の閉域ネットワークを利用するため、セキュリティ性が高いという特徴があります。すでに敷設されたFTTH回線を利用することで、低コストを実現しやすい点もメリットです。

  • 3

    IP-VPN

    IP-VPNは、通信会社が提供する閉域IPネットワークを介して構築されるVPNです。

    IP-VPNは、一定の品質や通信速度が保証される帯域保証型のケースが多く、高度なセキュリティと安定した通信品質が特徴です。

  • 4

    広域イーサネット

    広域イーサネットは、通信会社が提供する閉域ネットワーク上で、イーサネット技術により広範囲にわたって構築されるVPNです。

    高度なセキュリティ、高い通信品質、イーサネット技術による多様なプロトコルへの対応などの特徴があります。大規模事業者向けで、オフィスビルやデータセンター間での接続に適したVPNです。

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VPNプロトコルの種類

VPNプロトコルとは、「VPNサーバーと安全かつ安定して通信するための、暗号化や接続方法のルール」のことです。

VPNプロトコルには複数の種類があり、それぞれに特徴が異なります。主なVPNプロトコルの種類とその特徴は下記のとおりです。

VPNプロトコルの種類 特徴
L2TP/IPsec
  • L2TP単体では暗号化に対応しておらず、IPsecと併用して高いセキュリティを実現
  • 対応端末が多い
PPTP
  • PPTP単体では暗号化に対応しておらず、MS-CHAPの認証とRC4による暗号化を組み合わせてセキュリティを高めている
  • 対応端末が多い
IKEv2/IPsec
  • セキュリティが高く、通信が速い
  • 自動再接続に優れ、モバイル端末との相性が良い
OpenVPN
  • オープンソースで高セキュリティ・高速
  • カスタマイズ性が高く、多くのVPNサービスで採用されている
SSL-VPN
  • SSL(TLS)による暗号化
  • Webブラウザから手軽に利用でき、リモートアクセス用途向き

VPN接続のメリット

VPN接続は、ネット利用時のセキュリティ強化やプライバシー保護につながる点がメリットです。主なメリットを解説します。

  • 1

    セキュリティの強化を図れる

    VPNは暗号化して通信を行うため、セキュリティの強化が図れます。

    データの漏えいや改ざんのリスクを抑えられるため、カフェや駅のフリー(free)WiFiを利用する場合に適した仕組みです。

  • 2

    プライバシーの保護につながる

    VPNと接続すると、IPアドレスがVPNサーバーのIPアドレスへと置き換えられます。

    ご自身のIPアドレスを隠した状態でネットを利用できるため、ネット上でのプライバシーの保護につながります。

  • 3

    リモートワークでの安全性を高められる

    リモートワークでは、機密性の高い情報の送受信を行う場合や社外から会社のシステムにアクセスする場合があります。

    VPNを利用すると通信を暗号化できるため、リモートワークでの安全性を高められる点がメリットです。

VPN接続のデメリット

セキュリティ強化やプライバシー保護に役立つVPN接続ですが、メリットがある反面デメリットも存在します。VPNを利用する際は、双方を十分に把握することが重要です。

  • 1

    通信速度が遅くなる場合がある

    VPNはデータを暗号化して通信するため、通信速度が遅くなる場合があります。

    また、選択するVPNサーバーとの距離も通信速度に影響する要因です。VPNサーバーとの距離が遠ければ遠いほど、データが移動する距離も長くなり、通信速度の低下につながります。

  • 2

    費用がかかる場合がある

    VPNサービスは、通常、接続に費用がかかります。サービスによって異なりますが、インターネットVPNの場合は500円~2,000円が目安です。

    無料のVPNサービスも提供されていますが、セキュリティ上のリスクや利用制限、通信速度の低下などの問題が発生する可能性があります。

  • 3

    セキュリティリスクが完全になくなるわけではない

    VPN接続はセキュリティ向上に役立ちますが、リスクが完全になくなるわけではありません。

    信頼できるVPNサービスを選ぶことや、利用するソフトウェアを最新の状態にするなどの対策が必要です。

VPNを導入する際の流れ

近年、VPNはさまざまな企業がサービスを提供しており、導入する方法はVPNの種類で異なります。たとえば、スマホで個人向けのVPNを導入する際の大まかな流れは下記のとおりです。

  1. 1

    VPNサービスを選ぶ

  2. 2

    VPNサービスと契約する

  3. 3

    端末にVPN情報を登録する

VPNサービスは、通信速度・セキュリティ・サーバー数・料金・カスタマーサポートなどを基準に選びましょう。

VPNサービスが決まったら、公式サイトにアクセスしてプランを選択し、契約します。端末へのVPN情報の登録については、次の章で詳しく紹介します。

VPNの接続方法

個人向けのVPNサービスは、専用アプリでの接続が一般的です。そのほか、端末の設定アプリを利用して、手動でVPN情報を登録することもできます。どのような方法で接続できるか、手順を確認しましょう。

専用アプリで接続する場合

VPNに専用アプリで接続する手順は下記のとおりです。

  1. 1

    専用アプリをダウンロードする

  2. 2

    認証情報の入力など設定を行う

  3. 3

    VPNサーバーに接続する

専用アプリをダウンロードし、アプリに表示される内容にしたがって操作するとVPNに接続でき、接続ボタンをオフにするとVPNをオフにできます。

接続方法はアプリによって異なるため、VPNに接続できない場合を含む詳細は専用アプリの公式サイトで確認しましょう。

iPhoneの設定で接続する場合

iPhoneには、標準でVPNに接続する機能が搭載されています。設定アプリから手動で接続する流れは下記のとおりです。

  1. 1

    「設定」を開く

  2. 2

    「一般」をタップし、「VPNとデバイス管理」をタップする

  3. 3

    「VPN」「VPN構成を追加」の順にタップする

  4. 4

    VPN情報を入力し、「完了」をタップする

  5. 5

    VPN接続のスイッチをオンにする

Androidの設定で接続する場合

Androidの設定アプリから手動でVPNに接続する際は、下記の手順で操作を行います。

  1. 1

    「設定」を開く

  2. 2

    「ネットワークとインターネット」「VPN」の順にタップする

  3. 3

    追加アイコンをタップする

  4. 4

    VPN情報を入力し、「保存」をタップする

  5. 5

    登録済みのVPNをタップする

  6. 6

    ユーザー名とパスワードを入力して「接続」をタップする

Androidは機種によって操作方法が異なる可能性があります。詳しくはメーカーの公式サイトで確認しましょう。

VPNで安全にスマホを使うならUQモバイルがおススメ!

VPNは、トンネリングや認証機能により、ネット上で安全に通信を行うことができる仕組みです。近年はさまざまなVPNサービスがあり、公共のフリー(free)WiFiを使用する場合やセキュリティを強化したい場合に役立ちます。

また、スマホでVPNを利用する場合には、データ通信量が発生します。通信会社によって料金プランが異なるため、セキュリティ強化とあわせて料金プランの見直しや乗りかえも検討してみましょう。

たとえば、UQモバイルは、データも通話も楽しめる「コミコミプランバリュー」や月間データ利用量にあわせて料金が変動する「トクトクプラン2」があり、利用スタイルに応じて料金プランを選べるためおススメです。

また、「トクトクプラン2」は「自宅セット割」(1,100円/月割引)※1・「au PAY カードお支払い割」(220円/月割引)適用で、データ利用量が5GBまでの場合は1,628円/月※2、5GB超~30GBまでの場合2,728円/月※2でご利用いただけます。(コミコミプランバリューは対象外です。)

料金プランの見直しに、UQモバイルを検討してみてはいかがでしょうか。

  • ※1対象のご自宅のインターネットまたはauでんきなどのご加入が必要です。
    加入例)auひかりホーム・ずっとギガ得プラン(契約期間3年)の場合、基本料金5,610円/月+電話月額利用料770円/月が別途必要です。インターネットサービス解約時に、ご契約期間に応じて契約解除料4,730円が発生する場合があります。
  • ※2通話料(22円/30秒)など別途かかります。

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    • 「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
    • 「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。
  • 表記の金額は特に記載のある場合を除きすべて税込です。

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