自宅のWiFiルーターやポケットWiFiなどの機器には、通信状態を示す扇状のWiFiマークが表示されています。
WiFi通信のトラブルに対処するには、このWiFiマークの種類や意味を知っておくことが大切です。
この記事では、最初にWiFiマークの種類と意味を確認したうえで、WiFiマークに「×」や「!」がついた時の原因と対処法を解説します。
WiFiマークとは、WiFiルーターやポケットWiFiの接続・通信状態を表す、扇状のマークのことです。
WiFiマークが表示されていれば「正しくWiFi接続できていて、通信にも問題がない」ことを表します。
WiFiマークの扇の数は、増えたり減ったりすることがあります。この増減は、機器が受信するWiFi電波の強さを表すものです。
扇がフルサイズで表示されていれば、機器に十分な電波が届き、正常に接続できていることを意味します。
一方で、扇が1つか2つの状態が続く場合は、スムーズな通信ができていないと考えられます。
自宅や飲食店などで扇が小さくなり、その状態での通信に不便さを感じる場合は、WiFiマークをチェックしながら、電波状態のよい場所に移動してみましょう。
WiFiマークの扇の隣に表示される、上向き・下向きの「矢印」または「三角マーク」は、下記のようにデータの送受信状況を表します。
なお、端末のバックグラウンドでアプリの更新やデータの送受信が行われている場合、スマホなどを使っている方が意図しないタイミングで矢印や三角マークが表示されることがあります。
スマホやタブレット端末の機種によっては、WiFiマークの隣に「4」「5」「6」などの数字が表示されることがあります。この数字は下記のように、無線LANの規格(WiFiの規格バージョン)を意味するものです。
2024年2月時点では、上記のなかで「6」の最大通信速度が最も速い規格です。
WiFiに未接続の時には、「扇マークが非表示」または「×」マーク、接続はしているが通信状態に問題がある時には「!」マークが表示されます。
以降の章では、「×」マークと「!」マークが表示される原因と対処法などを詳しく解説します。
なお、WiFi接続に関するトラブルはさまざまな原因が考えられます。原因や対策法についてより知識を深めて備えておきましょう。
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WiFiの調子が悪い時の原因や対処法は、下記の記事で詳しく解説しています。
WiFiマークに「×」がつく原因と対処法を解説します。
WiFiマークに「×」がつく場合は、「WiFi接続が認識できない状態」です。基本的には、下記のような機器・端末側の問題であると考えられます。
WiFiマークに「×」がついた場合の対処方法は、下記のとおりです。すぐに実践できるものが多いため、1つずつチェックしながら試してみましょう。
WiFiマークに「×」がついた時には、まず自分のスマホやモバイル端末、ルーターを再起動してみましょう。
端末やルーターに軽微な不具合が生じている場合、再起動で改善することがあります。再起動を行う時には、電源を切って1分ほど経過してから起動し直しましょう。
次は、スマホやモバイル端末側のWiFi設定を、何度かオン・オフしてみます。この対処方法も、基本的な考え方は再起動と同じです。
オン・オフの切り替え操作は、それぞれ5秒程度待ってから行います。
再起動や接続設定で改善されない時は、スマホやモバイル端末側で、WiFiのIDとパスワードを入力し直してみましょう。
iPhoneの場合、入力したパスワードが間違っていると「○○(WiFiルーター名)用のパスワードが違います」というメッセージが表示されます。
このメッセージは、下記の原因でも表示されることがあるため、後述する「!」マークへの対処方法も参考にすることをおススメします。
「×」マークは、ルーターやポケットWiFi側のUSIMが認識できない時にも表示されることがあります。
WiFi接続をできない状態が続く場合は、念のためUSIMカードをさし直してみましょう。
なお、USIMカードの金属部分は非常にデリケートです。取り外しの際には、指紋などをつけないよう注意が必要です。
上記の対処方法を試しても「×」マークが消えない場合、WiFiルーター・モデム・ケーブルなどの機器に不具合や故障が生じている可能性が考えられます。
WiFi接続ができないモバイル端末の近くに、家族・友人のスマホやノートパソコンなどがある場合は、それらの端末がWiFi接続できているかチェックしてみましょう。
ほかのモバイル端末がWiFiにつながっていれば、自分の端末に問題があると判断できます。
自宅や同じ施設のWiFiにすべてのモバイル端末がつながらない場合は、ルーター側の不具合・故障が疑われます。その場合には、トラブルシューティングを試すことをおススメします。
それでも復旧しない時は、ルーターの交換・修理を依頼しましょう。
続いて、WiFiマークに「!」がつく原因と対処法を解説します。
WiFiマークに「!」がつくのは、WiFiの通信状態に何らかの問題が発生している時です。具体的には、下記の原因が考えられます。
WiFiマークに「!」がついた場合の対処方法を解説します。
WiFiマークに「!」がついた時は、まず自分のスマホやモバイル端末、ルーターを再起動してみましょう。
軽微なバグや電波干渉などが原因の場合は、再起動によって正常につながるようになります。再起動は、電源を切って1分ほど経過してから行います。
WiFiマークに「!」がついた時は、スマホやパソコンからネットワーク設定を一度リセットすることもおススメです。ネットワークエラーが原因の場合は、この方法で改善します。
ただし、再接続時にはパスワードが必要になるため、リセット前にSSIDごとのパスワードをメモしておくことが大切です。
また、WiFiには「2.4GHz」と「5GHz」の2つの周波数帯があり、電波干渉の影響で通信状態に問題が生じることもあります。
この場合は、現在接続している周波数から別の周波数に切り替えることで、症状が改善する可能性があります。
公共施設や飲食店などで、多くの方が同じWiFiに同時にアクセスしていると、通信状態が不安定になることがあります。
このような場合にも、まずは端末の再起動を試します。再起動しても問題が改善しない時には、WiFiがつながるところに移動するか、時間をおいてから再度アクセスしてみましょう。
今回は、扇状のWiFiマークの種類や意味について解説しました。WiFi通信できない時に表示される「×」と「!」には、大きく分けて下記の違いがあります。
「×」と「!」のマークは、WiFiルーターやポケットWiFi、モバイル端末の不具合などが原因で表示されることもあります。
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