iPhone 16は、2024年9月に発売された最新世代のiPhoneです。一方、iPhone 15は、iPhone 16シリーズの1世代前のモデルで、Appleや各所で値下げも実施されています。
今からiPhoneを買うならiPhone 16とiPhone 15のどちらを購入すべきなのか、迷っている方もいるかもしれません。
本記事では、iPhone 16とiPhone 15の違いをスペックごとに比較して紹介します。家電専門家のたろっささんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した方:
家電ライター たろっさ
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの家電ライター。学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。
個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテストなどで表彰された経験も。家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物すべてに精通。家電で分からないことはなく、現在は家電ライターの業務を通して「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力。家電量販店時代に培った知識を活かし、IT通信の事情にも精通している。
まずは、iPhone 16とiPhone 15の主な違いを見ておきましょう。iPhone 16で進化したポイントは、主に下記が挙げられます。
それぞれiPhone 16とiPhone 15のスペックを詳しく比較して紹介します。
iPhone 16とiPhone 15の主要スペックの比較表は、下記のとおりです。
項目 | iPhone 16 | iPhone 15 |
---|---|---|
発売日 | 2024年9月20日 | 2023年9月22日 |
サイズ | 71.6×147.6×7.80mm | 71.6×147.6×7.80mm |
重量 | 170g | 171g |
SoC | A18(6コアCPU・5コアGPU・16コアNeural Engine) | A16 Bionic(6コアCPU・5コアGPU・16コアNeural Engine) |
カメラ | 48MPメイン+12MP超広角 | 48MPメイン+12MP超広角 |
ディスプレイ | 6.1インチ OLED(2,556×1,179px) | 6.1インチ OLED(2,556×1,179px) |
バッテリー | ビデオ再生最大22時間 | ビデオ再生最大20時間 |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB | 128GB/256GB/512GB |
カラー | ブラック/ホワイト/ピンク/ティール/ウルトラマリン | ブラック/ブルー/グリーン/イエロー/ピンク |
各種スペックについて、iPhone 16とiPhone 15の違いを紹介します。
iPhone 16とiPhone 15はともにメインレンズ+超広角レンズのデュアルレンズカメラです。カメラの配置は、iPhone 16では縦に、iPhone 15では斜めにレンズが並んでいます。
iPhone 16 | 48MP Fusion(26mm、ƒ/1.6)+12MP超広角(13mm、ƒ/2.2) (12MPの2倍望遠での撮影時は52mm、ƒ/1.6) |
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iPhone 15 | 48MPメイン(26mm、ƒ/1.6)+12MP超広角(13mm、ƒ/2.4) (12MPの2倍望遠での撮影時は52mm、ƒ/1.6) |
カメラの大きな違いとして、iPhone 16は超広角カメラによる「マクロ撮影」に対応していることが挙げられます。花や植物、アクセサリーや小物、小さな文字など、近距離の被写体にピントを合わせて撮影が可能です。
また、iPhone 16では新たに「カメラコントロール」ボタンが本体側面に搭載されました。ボタンをクリックしてカメラを開く、シャッターを切るなどの操作が可能です。さらに、スワイプでズームなど多様なカメラ操作もボタンから実行できます。
そのほか、iPhone 16では、Apple Vision Proで3次元的な追体験ができる「空間写真・空間ビデオ」の撮影機能にも対応しています。
SoCは、計算処理をする「CPU」や画像処理をする「GPU」など、さまざまな機能をひとつに集めたスマホの頭脳となるチップ部品です。iPhone 16、iPhone 15はそれぞれ下記のSoCを搭載しています。
iPhone 16 | A18(6コアCPU・5コアGPU・16コアNeural Engine) |
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iPhone 15 | A16 Bionic(6コアCPU・5コアGPU・16コアNeural Engine) |
A18チップは、A16 Bionicと比較するとCPUが30%高速化、GPUは最大40%高速化・35%効率化されています。特に最新ゲームをプレイする際などに重要となる処理能力については、iPhone 16のほうが優れています。
どちらも6.1インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載しています。Super Retina XDRディスプレイは、iPhone 11以降で採用されている有機ELディスプレイです。
解像度2,556×1,179ピクセル、最大輝度1,000ニト(標準)、ピーク輝度1,600ニト(HDR)、ピーク輝度2,000ニト(屋外)といったスペックも、iPhone 16とiPhone 15で共通となります。
製品仕様によると、各機種のバッテリーの持続時間は下記です。
iPhone 16 | iPhone 15 | |
---|---|---|
ビデオ再生 | 最大22時間 | 最大20時間 |
ビデオ再生(ストリーミング) | 最大18時間 | 最大16時間 |
オーディオ再生 | 最大80時間 | 最大80時間 |
最大22時間のビデオ再生に対応するなど、バッテリー持ちは製品仕様上、iPhone 16のほうが優れています。
また、MagSafeの充電速度がiPhone 15の最大15Wから、iPhone 16では最大25Wに進化しています。
iPhone 15にはないiPhone 16の新機能として、下記が挙げられます。
iPhone 16は、Apple独自開発の「Apple Intelligence」に対応し、アプリや各種機能でAIによるサポートが受けられます。Apple Intelligenceの主な機能は、下記が挙げられます。
iPhone 15シリーズは、ProモデルがApple Intelligenceに対応する一方で、iPhone 15/15 Plusは非対応です。
iPhone 16の側面には、着信/消音スイッチの代わりに「アクションボタン」が搭載されています。
アクションボタンとは、設定した機能をボタン長押しで呼び出せるもので、普段よく使う機能を即座に使用できるようになります。
iPhone 16シリーズは、iPhoneでは初のWi-Fi 7対応端末です。
Wi-Fi 7は、最新のWiFi規格で、理論値としてはWi-Fi 6/6Eと比較して約4.8倍となる最大46Gbpsの通信速度に対応しています。Wi-Fi 7対応ルーターもすでに販売されていて、今後さらに対応製品の数は増えていく見込みです。
iPhone 16、iPhone 15のカラーバリエーションは、下記です。
iPhone 16 | ブラック、ホワイト、ピンク、ティール、ウルトラマリン |
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iPhone 15 | ブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンク |
iPhone 16は、ブラック・ホワイトの定番カラーに加えて、ピンクやティール(青緑色)、ウルトラマリン(青紫色)などの深みのあるカラーが選べます。iPhone 15はブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンクの5色展開で、淡いカラーリングが特徴です。
ストレージはiPhone 16、iPhone 15ともに、128GB/256GB/512GBの3つが選べます。
たろっささん
iPhoneの今回のアップグレードは性能や機能が順当に進歩しています。とくにSoCの違いは顕著で、状況によっては1.5倍程度の処理能力を発揮する場合もあります。
iPhone16であればApple Intelligenceの利便性も加え、スマホの性能や機能でしばらく困ることは無いでしょう。
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ここからは、iPhone 16、iPhone 15がおススメな方を、それぞれ見ていきましょう。
iPhone 16は、下記のような方におススメです。
Apple Intelligenceをはじめとする最新機能を使いたい方や、最新SoCでより処理性能にこだわりたい方には、iPhone 16がおススメです。
SoCとは、System on Chip(システムオンチップ)の略称で、一枚のチップ上に、複数のシステム機能を集積した半導体製品です。
iPhone 16には高性能なSoC「A18」が搭載されており、カメラ機能の動作やバッテリー持続時間の向上など、全体のパフォーマンス向上が期待できます。そのため、高速なスマホを求める方にはiPhone 16が適しています。
iPhone 15は、下記のような方におススメです。
最新機種にこだわらずに、価格を抑えたい方にはiPhone 15が適しています。iPhone 16発売のタイミングで、Apple公式でiPhone 15は値下げされました。各所でも一世代前のモデルとあって、iPhone 16と比べると安価に入手しやすくなっています。
また、iPhone 15は、iPhone 16と異なり、淡いカラーが選べることが特徴です。iPhone 15のカラーに魅力を感じる方も、候補として検討してみるのがおススメとなります。
たろっささん
iPhone15と16の価格は2025年6月現在で1万円程度しか差がないため、大きく進化したSOCを使えるiPhone16をおすすめしたいところです。
しかし、現時点でiPhone15はほぼ新品のものが安く出回っている点や、各キャリアで大幅な値引きセールを実施する場合もある点を考慮すると、購入時点でのおトク度によってどちらを購入するか選ぶのも1つの考え方でしょう。
iPhone 16とiPhone 15の違いを比較して紹介しました。
最新機能やより高い処理性能を求める方にはiPhone 16、価格を少しでも抑えたい方にはiPhone 15がそれぞれおススメです。ご自身の用途や重視するポイントに合わせて、機種を選びましょう。
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たろっささん
どのiPhoneを選ぶことにも共通していますが、いちばん重要なのは「自分がどのようにiPhoneを使用するか」の明確なイメージです。
最新のSoCでゲームを快適に遊びたい、AIによる日々の生活のヒントを得たい方は最新のiPhone16が好適ですし、乗りかえなどを利用しながらオトクにiPhoneを購入したい方であればiPhone15も選択肢に入るでしょう。
今回の記事を参考に、是非とも自分の使い方に適したiPhoneを選んでみてください。
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