WiFiは、パソコンやスマホ、テレビなどさまざまな機器を無線でネットに接続できる便利な仕組みです。マンションにWiFiを導入すれば、電波が届く範囲で動画視聴やSNSを快適に楽しめます。
この記事では、マンションで使えるWiFiの種類や特徴、選び方や利用開始の手順を解説します。
マンションで使えるWiFiの種類には、光回線やCATV回線などの固定回線にWiFiルーターをつなぐ方法や、ホームルーター・モバイルルーターを利用する方法などが挙げられます。そのほか、スマホのテザリングを活用する方法も選択肢です。
それぞれの特徴を把握して、ご自身の利用スタイルに適したWiFiを選びましょう。
光回線は、光ファイバーを利用してネットに接続する回線です。近年は、最大通信速度が1Gbpsや5Gbps、10Gbpsの光回線が提供されています。光回線にWiFiルーターを接続すれば、マンションでもWiFiが利用可能です。
光回線は、通信速度が速く安定しているメリットがあります。一方、導入には基本的に工事が必要で、回線の契約とは別にWiFiルーターを準備するなどの手間がかかる点はデメリットです。
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光回線の種類やメリット・デメリットについては、下記記事で詳しく解説しています。
CATV回線は、既存のケーブルテレビネットワークを活用した回線です。光回線と同様に固定回線であり、WiFiルーターを接続するとマンションでWiFiが利用できます。
CATV回線が既に導入されているマンションでは、比較的すぐにネットを利用開始できる点がメリットです。
ただし、同軸ケーブルを利用するCATV回線では、最大通信速度が上り100Mbps、下り300Mbps程度になります。光回線やほかの回線と比較すると、最大通信速度が遅い傾向がある点はデメリットです。
ホームルーターは、スマホと同じモバイル回線を利用して通信する、据え置き型のWiFiルーターです。5Gの普及(2023年度末で人口カバー率98.1%※1※2)に伴い、高速・多接続・低遅延が特徴の5G環境で利用できるホームルーターも増えてきました。
ホームルーターは、マンションでも工事不要で、コンセントにさすだけでWiFiを利用可能です。ただし、エリアやホームルーターを置く場所によっては通信状況が不安定になることがあります。
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ホームルーターの仕組みやメリット・デメリットについては、下記記事で詳しく解説しています。
モバイルルーターは、ホームルーターと同様にモバイル回線を利用してネットに接続します。小型で軽量化が図られており、バッテリーが搭載されているため、移動しながらの利用が可能です。
モバイルルーターを使えば、マンションの自室だけでなく、外出先や移動中にもWiFiを利用できます。持ち運びができて便利な反面、ホームルーターより電波の届く範囲が狭く、同時に接続できる端末の台数が少ない点はデメリットです。
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モバイルルーターの仕組みやメリット・デメリットについては、下記記事で詳しく解説しています。
テザリングは、スマホのデータ通信を利用してパソコンやゲーム機などの端末をネットに接続する機能です。WiFiとBluetooth、USBの3つの接続方法があり、WiFiルーターの代わりとして利用できる場合もあります。
スマホのテザリング機能を利用すれば、WiFiルーターを準備しなくても、パソコンやゲーム機などの端末をネットに接続できます。
ただし、テザリングを利用するとスマホのデータ通信量が増加します。契約している料金プランのデータ上限に達すると、通信速度が制限される可能性があるため、利用時は注意が必要です。
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テザリングの接続方法や利用方法については、下記記事で詳しく解説しています。
マンションで使えるWiFiは、物件情報に記載された内容で大まかな部分を把握できます。
たとえば、「インターネット非対応」の物件は、基本的に開通工事や通信会社との契約がなされていません。ご自身で回線事業者やプロバイダと契約し、必要に応じて工事の依頼を行います。
「インターネット完備」と「インターネット対応」の物件は、マンションに何らかの回線が導入されている状況です。ただし、WiFiを利用するまでの手続きは異なります。
「インターネット完備」の物件は、回線の開通工事やプロバイダ契約がすでに済んでいる物件です。入居後すぐにネットに接続できます。面倒な手続きがない反面、マンションが契約した回線やプロバイダに限られる点がデメリットです。
「インターネット対応」の物件は、建物の共用部分まで回線が開通している物件です。WiFiを利用するためには、プロバイダとの契約や回線工事が必要になります。
前述のように、マンションで使用できるWiFiには、光回線やCATV回線、ホームルーター、モバイルルーターなどがあり、利用スタイルに合わせて選ぶことが大切です。どのWiFiを選べばいいか迷う場合は、下記の基準を参考にしてみてください。
WiFiをよく使う場所は、マンションのWiFiを選ぶうえで重要なポイントです。
たとえば、WiFiを自宅メインで使う場合は、光回線+WiFiルーターの利用がおススメです。通信の安定性が比較的高く、多くの端末を同時に接続しやすくなります。工事が難しい場合は、ホームルーターも選択肢のひとつです。
一方、外出先でのWiFi利用が多い場合は、場所を問わず使えるモバイルルーターやスマホのテザリングが便利です。
「インターネット完備」や「インターネット対応」の物件の場合、マンションに備え付けの回線が既に工事・契約済みのため、手続き不要で利用できて便利です。
また、ホームルーターやモバイルルーターは工事不要で導入できるため、インターネット非対応の物件や備え付けの回線に不満がある場合におススメです。
一方、光回線やCATV回線は、マンションに設備が導入されていない場合、工事が必要になります。工事を行う場合は、基本的に大家さんや管理会社の許可を求められるため、事前に確認しましょう。
月々の費用が気になる方は、月額料金や割引制度を比較して選びましょう。工事費やWiFiルーターのレンタル費用、オプションもあわせて検討すると、実質的な負担額を把握しやすくなります。
なお、通信会社のなかにはスマホとのセット割を提供するところもあるので、割引制度や期間限定の特典なども確認し、ご自身に合ったWiFiを選びましょう。
WiFiを利用するまでの流れは、マンションの設備環境や選択するWiFiによって異なります。ここでは、UQ WiMAXのホームルーターやモバイルルーターを利用するケースを例に、利用開始までの主な流れを紹介します。
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UQ WiMAXオンラインショップは、24時間Webサイトでのお申し込みを受け付けています。送料は当社負担、商品到着後はその日からWiFiの利用が可能です。
マンションで使うWiFiには、光回線やホームルーター、モバイルルーターなどの選択肢があります。物件の設備状況にかかわらず、すぐにWiFiを使いたい方には、UQ WiMAXがおススメです。
UQ WiMAXでは、工事不要でインターネット接続サービスを利用できます。ホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」、モバイルルーターの「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」を提供しており、WiFiの利用スタイルに合わせて選択できる点も特徴です。
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
また、WiMAX +5Gルーターと、UQ mobileが提供する「トクトクプラン2」に加入したスマホをセットで契約すると、「自宅セット割」の適用が可能で、スマホのご利用料金が1,100円/月割引されます。(「コミコミプランバリュー」は対象外です。)
マンションで使うWiFiをご検討中の方は、ぜひUQ WiMAXをご検討ください。