ガス代は毎月発生する費用です。ひと月だけなら少しの差であっても長い目で見ると大きな金額になります。
しかし、日ごろ支払っている金額が高いのか・安いのかを判断できたり、平均額を把握したりしている方は少数派ではないでしょうか。
今回はガス代についての基本情報をまとめてみました。都市ガスとプロパンガスの違いやガス代の計算方法・節約方法などをチェックし、節約にチャレンジしてみましょう。
総務省統計局が発表するデータ(2024年)によると、一人暮らしの平均的なガス代は3,056円/月※1です。
ただし、ガス代は季節や地域によって変動するため、自分が支払っている料金と比較する場合は注意する必要があります。
次の表は、2022年~2024年までのガス代を季節ごとにまとめたものです※2。
| ガス代 | |
|---|---|
| 2022年1月~3月期 | 3,892円/月 |
| 2022年4月~6月期 | 3,387円/月 |
| 2022年7月~9月期 | 2,345円/月 |
| 2022年10月~12月期 | 2,777円/月 |
| 2023年1月~3月期 | 4,430円/月 |
| 2023年4月~6月期 | 3,304円/月 |
| 2023年7月~9月期 | 2,140円/月 |
| 2023年10月~12月期 | 2,358円/月 |
| 2024年1月~3月期 | 3,884円/月 |
| 2024年4月~6月期 | 3,068円/月 |
| 2024年7月~9月期 | 2,209円/月 |
| 2024年10月~12月期 | 2,471円/月 |
年度によって補助金の有無や燃料費の高騰などはありますが、基本的に寒くなる冬(1月~3月)が高額で、暑くなる夏(7月~9月)では抑えられる傾向が見られます。
次の表は、2022年~2024年までのガス代を地域ごとにまとめたものです※3。
| 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
|---|---|---|---|
| 北海道・東北地方 | 3,704円/月 | 2,650円/月 | 3,566円/月 |
| 関東地方 | 3,224円/月 | 3,515円/月 | 3,074円/月 |
| 北陸・東海地方 | 3,404円/月 | 3,604円/月 | 2,877円/月 |
| 近畿地方 | 3,395円/月 | 3,564円/月 | 3,076円/月 |
| 中国・四国地方 | 2,899円/月 | 3,251円/月 | 2,790円/月 |
| 九州・沖縄地方 | 3,481円/月 | 3,032円/月 | 2,883円/月 |
| 全国 | 3,331円/月 | 3,359円/月 | 3,056円/月 |
2024年の一人暮らしにおける平均的なガス代(3,056円/月)と比べると、北海道・東北地方は平均よりも高く、関東地方と近畿地方は平均並み、ほかの地域は平均より少ないです。
ほかの年度においても同様の結果が見られることから、平均気温が低く寒さが続く北海道や東北地方では、ガス代が高くなりやすい傾向があります。
ガスは大きく分類すると、都市ガスとプロパンガスに分けられ、次のような違いがあります。
| 都市ガス | プロパンガス | |
|---|---|---|
| 原料 | メタン(天然ガス) | ブタン・プロパン(液化石油ガス) |
| 供給方法 | 地中のガス管を通じて供給する | ガスボンベを各家庭に設置して供給する |
| 利用エリア | 主に都市部や人口密集地域 | 地方や山間部、都市郊外など広範囲に及ぶ |
| 基本料金 | 比較的安い | 比較的高い |
| 使用料金(従量) | 単価が安い | 単価が高い |
| 引越し時の対応 | ガス会社が一括管理 | 個別に業者へ連絡しボンベ交換が必要 |
都市ガスとプロパンガスの大きな違いは、供給方法です。都市ガスは地中にガス管が敷設されているため、補充の必要がありません。
一方、プロパンガスはボンベ式のため、交換や点検の際には業者による訪問が必要です。
供給方法の違いは料金面にも影響しており、プロパンガスは都市ガスよりも基本料金と使用料金(従量料金)が高めに設定されています。一人暮らしの方でガス代が高い場合は、プロパンガスと契約していないか確認しましょう。
次項より、都市ガスとプロパンガスのメリットとデメリットを順番に解説します。
都市ガスとは、主に液化天然ガス(LNG)を原料とし、道路下のガス管を通じて各家庭に供給されるクリーンなエネルギーです。空気より軽いため、ガス漏れが発生した場合でも拡散しやすく、安全性が高いとされています。
| 都市ガス | |
|---|---|
| メリット | 環境にやさしい プロパンガスと比べて料金が安い 空気より軽いためガス漏れしても拡散しやすい |
| デメリット | 災害時の復旧が遅い 初期費用が高額になる場合がある |
一人暮らしにおいて、プロパンガスの約半額で利用できる点が大きなメリットです。加えて、燃焼時の二酸化炭素や窒素酸化物の排出が少なく、環境にやさしい特徴があります。
一方で、地震などの災害時にはガス管の点検が必要となるため、復旧まで時間がかかる傾向があります。さらに、持ち家で導入する際は工事費用が高額になる場合がある点が、デメリットです。
賃貸物件では初期費用の心配は少ないものの、住まいを選ぶ際は供給方式をチェックしておくと安心です。
プロパンガスとは、プロパンやブタンを主成分とする「液化石油ガス(LPG)」で、ガスボンベを使って各家庭へ供給されます。
| プロパンガス | |
|---|---|
| メリット | 火力が強い 災害時の復旧が早い 初期費用が安い |
| デメリット | 都市ガスよりも料金が高い ガス事業者によって料金がことなる 保証金が必要な場合がある |
発熱量が都市ガスの約2.2倍と高く、火力が求められる調理にも向いています。さらに、個別配送方式のため災害時の復旧が早く、初期工事が不要であることも利点です。
一方で、都市ガスに比べて料金が約2倍になるケースが多く、一人暮らしにとっては月々の固定費が重くなりがちです。また、ガス会社によっては契約時に保証金(2カ月~3カ月分)が必要となる場合があります。
利便性や復旧面ではプロパンガスに魅力がありますが、一人暮らしでランニングコストを抑えたい方には、都市ガス物件のほうが向いています。
住む地域やライフスタイルに応じて、どちらのガスが適しているかを比較検討して選ぶことが大切です。
ガス代の計算方法は「基本料金+従量料金(単位料金×ガス使用量)」です。わかりにくい面もあるので、1つずつ解説していきます。
月ごとの使用量によってあらかじめ決められた一定額の料金
ガスは、まったく使わなかったとしても基本料金が発生します。具体例として東京ガスの場合を見てみましょう。1カ月の使用量が0〜20m3であれば759円/件・月、20〜80m3であれば1,056円/件・月となります(2025年7月東京地区等で計算)※4。
使用したガスの量に応じて増えていく料金
従量料金は1m3当たりの使用料である「単位料金」に、その月に使用したガスの総量を掛け合わせて算出します※5。
東京ガスの場合、ひと月に20m3使用すると1m3当たり145.31円かかるため「145.31円×20m3=2906.2円」となり、その月は従量料金が2,906円請求される仕組みです※4。
一人暮らしのガス代が高くなる原因は、主に下記のとおりです。
一人暮らしでガス代が高くなる原因のひとつは、ガスの使い過ぎです。
たとえば、長時間のシャワーや追い焚きの多用、コンロでの自炊頻度が多いといった日常的な行動が、知らず知らずのうちにガス使用量を増やします。
実際、総務省統計局が発表しているデータでも、ガス代の平均額は冬になるほど高額になりやすいです。
また、契約しているガスの種類や料金プランが合っていないことも原因と考えられます。
特に注意したいのが、プロパンガスを契約しているケースです。プロパンガスは都市ガスに比べて料金が高い場合が多く、同じ使い方でも請求額が大きくなる傾向があります。
さらに、プロパンガスは自由料金制のため、ガス会社によって料金が大きく異なる点も注意しましょう。
一人暮らしでガス代が高いと感じたら、使用量の見直しに加えて、ガス会社や料金プランの変更も検討してみるとよいです。
ガス代の節約には多くの方法が試せます。節約方法を11個まとめてみました。今日からでも実践してみましょう。
お湯を流しながら洗い物をすると多くのガスを消費します。洗い物は水に浸け置いてからまとめて洗いましょう。汚れが落ちやすくなり効率的に洗えます。
食器を洗う時のお湯の設定温度を少し下げてみましょう。40度から38度まで下げるだけで年間約1,430円もの節約につながります(冷房使用期間を除く253日間、水温20℃・65Lの水道水で2回/日ほど手洗いをした場合)。
給湯器は熱効率の高い機械です。水からではなく、給湯器から給湯したお湯を火にかけて温めるようにするとガス代の節約につながります。
底や表面が濡れたままフライパンを使用していないでしょうか。水分を蒸発させるためにムダなエネルギーを消費するので止めましょう。
ガスコンロの火が出る穴を「バーナー」と呼びます。料理での油跳ねや吹きこぼれによりバーナーには汚れが詰まりやすいです。
同じガスの使用量でも、汚れが詰まった状態はきれいな状態より火力が弱くなってしまいます。こまめに掃除をし、きれいな状態に保ちましょう。
ガスコンロを使用せずに他の器具を使う方法もあります。IH調理器具や電子レンジを活用すればガス代の節約につながるでしょう。
シャワーは、1分間に12Lものお湯を使います。4人家族がひとり4分ずつシャワーを使うと浴槽1杯分とほぼ同じ量です。そのため人数が多い場合は浴槽にお湯を溜めたほうがコスパはいいかもしれません。
一人暮らしであれば、浴槽にお湯を溜めずシャワーだけで済ませるのもよいでしょう。できる限りシャワーの時間を短くするのも重要です。
追い焚きとは、一度冷めたお風呂の湯を再び温め直す機能のことです。
便利な機能ですが、追い焚きは湯を一定の温度まで加熱するために多くのガスを使用します。そのため、追い焚きの回数が増えるほどガス代が高くなりやすいです。
ガス代を抑えるには、お風呂が沸いたらできるだけ時間を空けずに入浴しましょう。
シャワーヘッドの見直しも、有効な節約方法のひとつです。
たとえば、手元で水やお湯を止められるストップボタン付きのシャワーヘッドなら、シャンプー中や体を洗っている間に無駄な湯を流し続けることを防げるため、水道代と同時にガス代の節約にもつながります。
料金はガス会社によってさまざまです。値段の高いところもあれば安いところもあります。
今回紹介した計算式を元に会社ごとのガス料金を比較して、安い会社に乗りかえると節約できる可能性があるでしょう。工事が不要であれば、プロパンガスから都市ガスに乗りかえるのもおススメです。
オール電化も有効な手段です。今まで電気とガス両方で支払っていた基本料金が電気の分だけになり節約につながります。
もちろん使用する電力量は増えるでしょう。料金の高い電気会社の場合は、逆に光熱費の合計額が上がる可能性があります。電力会社の選び直しも必要になるでしょう。
あわせて読みたい記事
ガス代以外にも一人暮らしでは節約可能な生活費があります。通信費もそのひとつです。通信費の相場や節約方法は下記記事でも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
そもそも一人暮らしにどれくらい費用がかかるのか?という疑問をお持ちの方は下記記事もご覧ください。
ガス代の節約を考える際は、電気料金の見直しも一緒に行うのが効果的です。特に冬場は暖房や給湯のために電気とガスの使用が増えるため、どちらの料金も最適化することで家計への負担を大きく減らすことができます。
もし、ガスの使用を控えて電気をメインにするなら、電力会社を「auでんき」へ切り替えるのもおススメです。
auでんきに切り替えるとPontaポイントが還元されておトクです。初期費用も切り替え費用も0円です。電力会社の送電網は変わらないので電気の品質も変わりません。変わる点は支払い先のみです。
マンション一括受電サービスを導入している集合住宅やオール電化住宅にお住まいの場合などは、auでんきのお申し込みができません。また、季時別プラン・法人契約はお申し込み対象外です。ただし、オール電化住宅にお住まいの場合、一部エリア(関東・関西・中部)ではオール電化プランのお申し込みが可能です。
auでんきはガス(東電ガス for au)とおまとめすることも可能で、auでんきをご利用の場合、「でんき・ガスセット割」※6で毎月ガス代が約3%※7おトクになることに加え、毎月102円割引になります。
また、auでんきとスマホ(対象プラン加入)のご利用で、月々のスマホのご利用料金が割り引かれるサービス「自宅セット割」(最大1,100円/月割引)もご利用いただけます。
さらにUQモバイルでは、au ID※8を取得し、「auでんきポイントで割引」※9にお申し込みいただくと、いつも通り電気を使うだけでPontaポイントが還元されます※10※11。
8,000円未満なら0.5%、8,000円以上なら1%のポイントが還元されるのです。
加えて、30分単位で電気料金がわかる「auでんきアプリ」も節約の強い味方です。auでんきアプリには、下の3つのような役立つ機能が搭載されています。
電気料金が見やすくなれば節電のモチベーションも上がるでしょう。
関東エリアと関西エリア、中部エリア、北海道エリアに住んでいる方は、管轄内のガス会社とauでんきをまとめることで、いつものガス料金をおトクにできます。
ガス代の節約を検討されている方は、auでんきによる節約やUQモバイルの利用もぜひご検討ください。
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