スマホが熱いのはなぜ?原因と対処法、やってはいけないNG行為も解説

夏場の屋外やゲーム中など、スマホが熱くなることは日常的によくあります。しかし、発熱の原因を正しく理解している方は多くありません。

スマホが熱くなる主な理由は、負荷の高いアプリの使用や充電、高温環境などによって内部で発生した熱を十分に放熱できなくなるためです。熱いまま使い続けると、動作が遅くなったりバッテリーが劣化したりする恐れがあります。また、誤った方法で冷やすと、かえって故障を招く可能性があるため、注意が必要です。

この記事では、スマホが熱くなる原因とすぐできる対処法、やってはいけないNG行為、放置するリスク、発熱を防ぐ日頃の対策について詳しく解説します。

  • ※記載の情報は2026年11月時点のものです。

スマホが熱くなる主な原因

スマホはCPUやバッテリーなどの内部部品が動作中に熱を発しており、その熱を十分に放熱できなくなると本体が熱くなります。原因はさまざまで、それぞれに対応策が異なります。

スマホが熱くなる主な原因を以下で詳しく解説します。

  • 1

    負荷の高いアプリを長時間使用している

    スマホが熱くなる原因のひとつとして、CPUやGPUに大きな負荷をかける使い方が挙げられます。具体的には、以下のような使い方ではスマホが発熱しやすくなります。

    • グラフィックを多用するゲームアプリのプレイ
    • 動画のストリーミング再生・ダウンロード
    • カメラでの長時間の動画撮影
    • 地図アプリなどによる長時間のナビゲーション
    • 複数アプリの同時起動

    これらはいずれも、スマホに高い処理負荷をかける操作です。こうした使い方を長時間続けると、内部の温度が上昇しやすくなります。

  • 2

    充電中・充電しながら使用している

    スマホは充電中にバッテリーが熱を持つため、ある程度の発熱は正常な現象です。しかし、充電しながらスマホを操作する「ながら充電」は、充電による発熱と使用による発熱が重なるため、本体が高温になりやすくなります。

    特に、充電中にゲームや動画視聴など負荷の高いアプリを使用すると、さらに発熱しやすくなります。スマホが熱くなりやすいと感じる場合は、この使い方が原因のひとつである可能性があります。

  • 3

    高温の環境で使用・放置している

    スマホの多くは、周囲温度が高い環境では放熱が追いつかず、本体が熱くなりやすい傾向があります。たとえばiPhoneの場合、動作に適した周囲温度は0℃〜35℃とされており、それを超える環境での使用や放置は発熱の原因になります。

    特に以下のような状況は熱がこもりやすく、注意が必要です。

    • 夏場の車内への放置
    • 直射日光の当たる場所での使用
    • 布団やポケットの中など熱がこもる場所への放置
    • 放熱しにくい厚手のケースの使用
  • 4

    バッテリーが劣化している

    スマホのバッテリー(リチウムイオン電池)は、充放電を繰り返すことで徐々に劣化し、劣化が進むと発熱しやすくなります。

    バッテリーが膨張している場合は、発煙・発火の恐れがあるため、使用を中止し、交換や買い替えを検討しましょう。

    なお、不要になったスマホやバッテリーを一般ごみとして廃棄すると、火災の原因となるため非常に危険です。処分する際は、携帯電話ショップや家電量販店の回収サービスを利用するか、各自治体のルールに従って適切に処分してください。

    バッテリーの劣化はスマホの発熱原因として見落とされがちですが、安全に使い続けるためには定期的な状態確認が重要です。

    あわせて読みたい記事

    バッテリー交換の具体的な目安や確認方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

  • 5

    アプリ・OSの不具合やウイルス感染が起きている

    アプリやOSの不具合によって内部で過剰な処理が行われ、それが発熱の原因となるケースがあります。この場合は、アプリやスマホ本体を再起動したり、アプリをアップデートしたりすることで改善する可能性があります。

    また、まれにウイルスや悪意のあるアプリが原因で発熱するケースもあります。悪意のあるプログラムがバックグラウンドで不正に動作し続けることで、CPUに継続的な負荷がかかり、発熱につながることがあります。

    身に覚えのない再起動やデータ通信量の増加などがある場合は、ウイルスや不正なアプリの影響も考えられます。セキュリティアプリで確認するとともに、不審なアプリの削除やOSの更新も行いましょう。

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スマホが熱い時にすぐできる対処法

スマホが熱くなった時は、発熱の原因をできるだけ早く取り除き、自然に温度を下げることが基本です。

以下では、今すぐ実践できる具体的な対処法を項目ごとに解説します。

  • 1

    使用中のアプリを終了する

    バックグラウンドで複数のアプリが動き続けていると、スマホに大きな負荷がかかり、発熱の原因となります。

    不要なアプリを終了すると処理負荷が軽減され、発熱が改善する場合があります。不要なアプリを終了し、スマホをしばらく休ませましょう。

    操作方法は機種によって異なるため、必要に応じてメーカー公式サイトを確認してください。

  • 2

    充電を中断する

    充電中にスマホが熱くなった場合は、まず充電ケーブルを抜き、本体の温度が下がるまで待ちましょう。熱を持ったまま充電を続けると、バッテリーへの負担がさらに大きくなる可能性があるため、一度充電を止めることが重要です。

    iPhoneでは、iOS 16以降、本体が高温になると充電が自動的に保留され、画面に「充電保留中」と表示される場合があります。この状態になった場合は、涼しい場所へ移して温度が下がるのを待てば、充電は自動的に再開されるため、慌てて操作する必要はありません。

    ただし、温度が下がった後も充電できない場合は、熱以外の原因が考えられます。ケーブルや充電器の不具合、充電ポートの汚れ、端末側の設定など、熱以外の要因も確認してみましょう。

    あわせて読みたい記事

    充電できない場合の対処法については、以下の記事でも詳しく解説しています。

  • 3

    ケースを外して風通しの良い場所に置く

    スマホが熱くなっている時は、ケースやカバーが放熱を妨げている場合があります。

    ただし、冷蔵庫や保冷剤などで急激に冷やすと、結露や部品の故障につながる恐れがあります。風通しの良い場所で自然に冷ますようにしましょう。

  • 4

    電源を切って温度が下がるのを待つ

    電源を切ることで部品への電力供給が停止し、新たな発熱を抑えられます。発熱が続く場合は電源を切り、本体の温度が十分に下がってから使用を再開することがポイントです。

    また、自動的に電源が切れた場合は、すぐに再起動せず、本体の温度が十分に下がったことを確認してから再起動しましょう。

スマホが熱い時にやってはいけないNG行為

スマホが熱くなると、早く冷やしたいという気持ちから、誤った方法で冷やしてしまいがちです。しかし、間違った方法で冷却すると、かえって故障の原因になる恐れがあるため注意が必要です。

以下では、やってはいけないNG行為を詳しく解説します。

  • 冷蔵庫・保冷剤・水などで急激に冷やす

    熱くなったスマホを冷やそうとして、冷蔵庫や保冷剤を使う方は少なくありません。しかし、急激に冷やすと内部で結露が発生し、深刻な故障につながる恐れがあります。

    以下のような冷やし方は、絶対に避けましょう。

    • 冷蔵庫や冷凍庫に入れる
    • 保冷剤や氷を直接当てる
    • 水をかける・水につける

    注意したいのは、防水対応のスマホであっても、内部の結露は防げないという点です。防水性能はあくまで外部からの水の侵入を防ぐものであり、温度差によって内部で発生する結露を防ぐことはできません。

    スマホが熱くなった時は、急激な冷却に頼らず、自然に温度が下がるのを待つことが大切です。

  • 熱いまま使用や充電を続ける

    スマホが熱い状態のまま使用や充電を続けることは、バッテリーの劣化や故障につながる恐れがあります。スマホに搭載されているリチウムイオン電池は高温に弱く、異常な高温状態が続くと、発煙・発火事故につながる恐れがあるため注意が必要です。

    リチウムイオン電池を搭載した製品の事故は気温が上昇する6〜8月に多い傾向があります。本体が異常なほど熱くなっていたり、バッテリーが膨張していたりするなど、少しでも異常を感じた場合は、すぐに使用を中止しましょう。

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スマホが熱いまま放置するリスク

スマホは本体を保護するため、高温になると自動的に機能を制限する仕組みを持っています。具体的には、高温状態では充電が停止したり、画面の明るさが自動的に下がったり、動作が遅くなったりすることがあります。

長時間放置すると、バッテリーの劣化や故障を招き、最悪の場合は発火につながる恐れがあります。

また、高温の状態が長く続くとバッテリーの劣化が早まり、電池の減りが早くなる原因にもなります。発火などの重大な事故につながる恐れもあるため、熱いままにするのは非常に危険です。異常な発熱に気づいたら、放置せず速やかに対処しましょう。

何もしていないのにスマホが熱い時に考えられること

スマホを操作していないにもかかわらず本体が熱くなっている場合は、バックグラウンドで動作しているアプリや、バッテリーの劣化、悪意のあるアプリやウイルスなどが原因として考えられます。

スマホが熱くなる原因は複数あるため、ひとつの要因だけで判断せず、使用状況や本体の状態をあわせて確認することが大切です。

再起動やアプリ・OSの更新を試しても改善しない場合は、バッテリーの劣化や本体の故障の可能性があります。メーカーや購入した販売店へ相談しましょう。

スマホの発熱を防ぐ日頃の対策

スマホの発熱を防ぐためには、日常的な使い方を少し見直すことが大切です。以下に、今日から実践できる具体的な対策を紹介します。

  • 充電しながらの使用(ながら充電)を控える
  • 夏場の車内や直射日光の当たる場所に放置しない
  • 通気性・放熱性の良いケースを選ぶ
  • OSやアプリを最新の状態に保つ
  • 画面の明るさを適切に設定する
  • 不要なアプリや異常に動作しているアプリを終了する

これらの対策を習慣化することで、発熱のリスクを抑えやすくなります。特にながら充電や高温環境での使用・放置は発熱の大きな原因となるため、意識して避けることが重要です。

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この記事では、スマホの発熱原因や対処法について紹介しました。動画視聴やゲームなどでスマホを長時間利用する方ほど、端末が熱くなる場面も増えます。

動画視聴やゲームなどでデータ通信を多く利用する方は、熱対策だけでなく、自分の利用スタイルに合った料金プランを選ぶことも大切です。

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